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山でレンジャー!
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登山靴は下りで最大の威力を発揮した。ほとんど滑ることがない。足元の安全が確保されているので月詠はスケッチに専念できた。山頂は背後に遠ざかって代わりに人の声が近くなる。
「自衛隊の駐屯地がないところでレンジャーね」
足を進めながら月詠の赤い目が警戒の色を強めていく。
眼下にピンクの霧のようなものを認めた瞬間、頭のリボン代わりの赤いバンダナを手早く外して鼻と口を覆うような形で結び直した。
「この妙な霧が騒動の原因なら取り除けばいい」
月詠はスケッチブックを開いた。真っ新な画用紙に羽を広げた大ぶりの蝶を素早く描き出す。完成した絵は身体の前面に出して盾のように構えた。その姿でじりじりと霧に詰め寄っていった。
絵に霧が触れた瞬間、強烈な吸い込みが始まった。ろっこんの絵空事は視認した物が絵に触れることで発動する。
無慈悲な吸引を月詠は冷静な目で見ていた。
「霧だけに、切りがない」
無表情に近い顔でスケッチブックを閉じて小脇に抱えた。そこに羽衣が元気よく飛び出してきた。道の端に寄っていた月詠を目にして声を上げる。
「こんなところに強盗さん! 山だから山賊さんかも!」
「両手を上げろ。腋の下をくすぐってやる」
月詠の声を耳にすると、羽衣は笑顔で抱き付いてきた。
「声でわかるよー。月詠ちゃんでしょ。なんでこんなところで山賊さんやってるの?」
月詠は黙って両方の手の指を小刻みに動かした。羽衣は自分を両腕で抱き締めて距離を取った。
「見てるだけで、くすぐったくなっちゃう!」
「お前ら、何してんだ……」
藤寿が前のめりの姿で現れた。両側には澄佳と松生が疲れた表情で威勢の良い言葉を連発した。
「まだまだ、いけるっしょや!」
「寝不足できついけど、なんだか楽しくなってきたわ!」
月詠は横歩きで、それとなく三人の背後を窺った。藤寿の両手が二人の背中を支えていた。
「両手に花はいいけど、少し大変そうだね」
「力を貸してくれてもいいんだぜ!」
「そうだね。私も少しだけ訓練に付き合うか」
月詠はスケッチブックを開いた。個々の人物の特徴を画用紙に的確に描いていく。鮮やかな手付きに、すごいね、と周囲から声が上がった。
その中、藤寿は顎から汗を滴らせて苦笑した。
「それが訓練なのか」
「絵を描く訓練もあるのだよ、自衛隊にはね」
「そうなのか! 泣ける話だぜ!」
レンジャー、と周囲が笑顔で声を合わせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
動物・自然
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月19日
参加申し込みの期限
2014年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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