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●桐五を巡るエトセトラ・その2
五十嵐先生と桐島先生が走ってくる。
体育館側から先回りした空音が大きく手を振っている。
「先生たちー! 体育館倉庫が安全だよーっ!」
これは『ふじこ先生×桐五の拘束監禁にゃんにゃんin体育館倉庫』という妄想を実現しようという空音による巧みな誘導であったが、先生方にそんなことを察する余裕はなかった。というか、発想が突飛すぎて、仮に冷静であったとしても空音の企みには気づけなかったろう。
「ひとまずあそこに隠れよう!」と桐島先生。
「はい」と五十嵐先生。
先生方は空音に先導され、行き先を体育館倉庫に定める。
そこに自転車に乗った
八神 修
が現れた。
なにやら騒ぎが起こっているようだと聞きつけた修は、新聞部の血が騒ぐのを抑えきれず、事態を記録し分析するためにハンディビデオカメラをひっつかんで自転車で事件現場を探していたのだ。
ちなみになぜ自転車かというと、走るとバテるからであった。
修は走る二人に自転車で並走すると、冷静にビデオカメラを構えながら質問した。
「これは何かのトレーニングですか?」
「愛の逃避行だ!」と桐島先生。
「アイ?」
修は自転車を漕ぎながら首を傾げた。
修の脳の中で、「桐島先生×五十嵐先生=愛」の数式が咄嗟に出てこなかったのである。
五十嵐先生は化学教諭だ。「I」……というと元素記号ではヨウ素だが……。
いや、桐島先生は数学教諭。「i」……すなわち虚数のことか?
などとあれこれ考えた挙句、ようやく「アイ=愛」であることに思い至り。
「ああ! 愛!」
そこは合点が行ったが、今度は次の疑問がわき上がる。
「それって桐島先生が五十嵐先生を好きってことなんです?」
「そうだ!」
桐島先生は即答した。ほう、と頷く修の問いかけが、徐々にワイドショーのインタビュアーめいてくる。
「五十嵐先生はそれについてどうお考えです?」
「僕も桐島先生とならどこまでも行けそうです」
「なるほどそれは挙式間近と考えてよいでしょうか?」
「挙式だなんて……僕らは男同士ですし教師という立場もありますからこっそり身内だけで祝えれば……」
修の口車に乗せられて、五十嵐先生がとんでもないことを口走りはじめる。
「桐島せんせー! 五十嵐せんせー! こっちこっち!」
先回りした空音がご丁寧に体育館倉庫の扉を開けて待っている。もちろん無人なのは確認済みだ。
「ありがとう!」
桐島先生と五十嵐先生が倉庫の中に飛び込んだ。
「心配しないで。ここで愛を育むといいよ!」
空音は倉庫の中にそう言葉を投げると、扉を閉め、先生方が出れないようにつっかえ棒をした!
そして固くガッツポーズ。
「よし!」
自転車を止めた修が尋ねる。
「桃原、何が『よし』なんだ?」
「おお修くん、止めないで!」
「いや、まだ何も聞いてないし止めてもいないが……」
「これも愛の為、萌えの為……二人には犠牲になってもらわなきゃなんだよ! ……あ! フジコせんせー!」
桐五カップルを追っていたフジコ先生が現れた!
「あらん……あたしの悪い子ちゃんたちはここ?」
フジコ先生が舌なめずりをする。
ちなみにフジコ先生はこんな感じでも受け持ちの授業を休まなかった。
その代りいつも以上に男子生徒が犠牲になったらしいが……それはさておき。
「はい、せんせー! 桐五はこの中に捕らえてあります!」
空音は踵をピシリと揃え、フジコ先生に敬礼する。
「今開けます! 遠慮なくやっちゃってください! あと協力するからちゅーしたりにゃんにゃんする所、動画撮ってもいいですよね!?」
空音の息が荒くなってくる。空音はフジコ先生の上から下までを舐めるように観察した。
「……ふじこせんせーのサイズってどのぐらいなんだろう……」
「99-66-77だろう」
修が答える。公表されているフジコ先生のスリーサイズが頭に入っていたのだ。
ところが空音はがっかりした顔で修を見た。
「OH……ソレジャナイヨ」
フジコ先生がそんな空音のこめかみをけっこう本気でぐりぐりやった。
「オホホホホ……あたしに『サイズ』なんてないのよ……!!!」
「あたたたたた、スミマセンスミマセン!」
「返事は『イエス、マム』!」
「い、いえす、まむ!」
このやりとりに苦笑していた修だったが、突然ぞくりと背筋に冷たいものを感じて動きを止めた。
いつの間にかフジコ先生の視線が、びっちりばっちり修に注がれている。
「あらよく見ればあなたもカ・ワ・イ・イ」
なんてことだ! フジコ先生は修にターゲットを変更したのだ。
「や、俺、急用が……」
修は冷や汗をかきながらそう言うと、思い切りペダルを踏み込んだ。そのまま全力で離脱を試みる!
「フフフ~ン! 逃がさないわよ!」
フジコ先生がそれを追う!
焦ったのは空音だ。
「あーっ、あたしのスペシャルマーベラスエクストリームな作戦が!」
しかしそのとき新たな光明が差した!
「そーいうことはアタシにお任せですわ~ン!」
そう! フジコちゃんより危険なオカマ、
ミッシェル・ナイスゲイ
だ!
空音は迷った。が、こんな好機を逃すわけにはいかない。この際、ミッシェルでもいい!
空音はカメラとスケッチブックを手に、体育館倉庫の扉を開けた。
「ナイスゲイ、いっくわよ~ン!」
ミッシェルはカタパルトから射出されるニャンダムみたいにハイジャンプし、倉庫に飛び込む。
続こうとした空音の目の前に、ミッシェルの愛読書と思しき2冊の本が落ちた。
いずれもゴツめのヌードな男性がポーズを決めている表紙だ。若干湿ってごわついている。
空音は思わずそれを拾った。
「こ、これは! 伝説の、『さ○』と『薔○族』!」
その道の人には有名な衆道雑誌である。身から出た錆、ならぬ、身から出た「○ぶ」(ミッシェル談)。
空音はページを捲って見ずにはいられない。
「オ、オ、オオ~ウッ……!!!」
空音はぴゅーっと鼻血を吹いた。
「やめろおおおおおおお!!」
倉庫の中からこの世の終わり一歩前みたいな絶叫が聞こえる。
宮祀 智瑜
が涙目で走ってくる。
「これは義弘先生の悲鳴! いやっ、だめええええええええ!!!!」
言った途端に智瑜はこけた。顔からべしゃりと地面に突っ込む。
鼻血を拭いた空音は中の様子を伺いたかった。しかし立ち上がらない智瑜を放っても置けない。
「だ、大丈夫?」
手を取って抱き起す。
「うわああああああ!!!!」
桐島先生が怒涛の勢いで飛び出してきたのはその時だった。
桐島先生のズボンはお尻が無残に破られていた。
ついでにシャツも胸元まで引き裂かれて、あられもない格好になっている。
桐島先生を追って、四つん這いのミッシェルがシャカシャカと這い出してくる。
「うっほほ~ン!」
ミッシェルの後ろでは五十嵐先生が腰を抜かして立てなくなっていた。
ミッシェルが振り返った。五十嵐先生は覚悟を決めた顔をした。ところが。
「……ごめんね~ン。アナタは趣味じゃないの~ン」
よかったね、五十嵐先生! 好みじゃないって!
つまりミッシェルのターゲットは桐島先生ただ一人!
「待って~ン!」
ミッシェルが四つん這いエクソシスト走りで桐島先生を追いかける。
「だめええええ!
先生のお尻は私が守ります!
」
智瑜がそれを追う。
「えっ、それってどういう意味!?」
空音も追いかける。
「ま、待って……!」
よろよろと体育館倉庫から出てきた五十嵐先生も追いかける。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月02日
参加申し込みの期限
2015年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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