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中庭花壇、伝説のバラバーラ
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●桐五を巡るエトセトラ・その1
一方、
御巫 時子
は<鳥の囀り>でスズメより一回り小さく頭の黒いヒガラに変身し、上空から五十嵐先生を探していた。休み時間ごとに探し回りくたくたになっていた時子だったが、
(ようやく見つけました……!)
敷地の一番端、部室棟裏手の木立の中
に、よく見知った五十嵐先生のボサボサ頭を見つけ急降下する。
五十嵐先生と桐島先生はまだ一緒だった。
この二人、午前中の授業を全部サボってしまったのであとで校長先生に怒られてしまうかもしれない。
が、今のふたりにそんなことは些事であった。
時子は五十嵐先生のボサボサ髪にそっと止まった。
「チーチー」
控えめに囀ると五十嵐先生の髪の中からウグイス色した小鳥が顔を出し「チチチ」と答える。これが五十嵐先生のろっこん<バードサンクチュアリ>なのであった。
「チーチーチー(小鳥さん、尚輝先生はいったいどうしてしまったんでしょう……?)」
時子はこの小鳥に相談する。
「チチチ(よくわからないけど、中庭のバラバーラの木が開花してからヘンなんだ)」
「チーチーチチー(花についての伝説は知ってます。男性同士の恋が実るとか……)」
「チチチ!(あの花の香り、おかしいよ! 間違いなく怪現象! 彼らがヘンなのもそのせいさ!)」
「チーチー……(ああ、よかった。あなたもこの状況はお二人の本心ではないと思うのですね。なら元に戻さないと……どうしたら良いでしょう……?)」
ところで、頭の上の小鳥の囀りもロマンスを深めるBGMでしかなかった五十嵐先生と桐島先生は、誰もいない(少なくとも人間は)のをいいことに再び急接近していた。
「やっぱり今日はとても妙です……」
五十嵐先生が桐島先生の肩に寄りかかるように頭を載せる。
ヒガラな時子もこれには動揺を隠せなかった。
「チーチーチ!(ああっ……これはネクスト壁ドンとも呼ばれている
肩ズン
……!)」
少女漫画業界が一体どこに行きたいのかさっぱりわからないが、肩に頭をズンと載せる、これすなわち肩ズンと呼ぶらしい。謎すぎる用語ながらキュンとするのだから悔しいものだ。
桐島先生はそんな五十嵐先生の肩を優しく抱き、人差し指でくいっと顎を持ち上げる。
「五十嵐先生……キス、してもいいか……?」
無言の同意があり、二人の口唇が近づく……。
そのときであった。
「だめええええええっ!!!!」
本気のダッシュで突っ込んで来て二人の間を力いっぱい引き裂いたのは、ボブカットに青いリボンが可愛らしい少女、
宮祀 智瑜
である。
時子は智瑜の頭上を喜ばしげに飛び回る。
「チーチー(智瑜さん、グッジョブです……!)」
智瑜は小鳥に気を回すような余裕はなく、夢中で桐島先生の腕を掴み捲し立てる。
「五十嵐先生が恋のライバル!? わ、私だって義弘先生を好きな気持ちは負けないんですから!」
「何を言うんですか、僕だって……!」
五十嵐先生も反対側の腕を掴む。
まるで大岡裁きのようだが、どちらも譲るつもりなどなさそうだ。
桐島先生のあそこが好きだとかここがカワイイだとかをお互い散々やり合った挙句、智瑜は意を決した。
「このままじゃ埒が明きません! 義弘先生の本当の気持ちが知りたいです!」
智瑜は桐島先生の役に立ちたいと心から願う。
その途端、<想い見る>が発動し、桐島先生が求めているものが垣間見える。
――五十嵐先生が、欲しい――
「え……」
絶句する。
「そん……な……」
がくりと膝をつく智瑜。そして彼女は天に嘆いた!
「おっぱいに興味がない義弘先生なんて義弘先生じゃないです!」
なんだろう。――ものすごく残念な感じだったが、不幸なことにツッコミ不在であった。
智瑜はひらめく。
「そうだ、元に戻すためには物語の定番のアレしかないですよね!」
智瑜は目を閉じ桐島先生ににじり寄った。完全にキスの体勢だ。
「僕の桐島先生とそんなことはさせません!」
こんなワイルドな五十嵐先生見たことないぜ、というくらいの勢いで、五十嵐先生は桐島先生の手を引き駆けだす。バラバーラの影響で、桐島先生は五十嵐先生の味方だった。ふたりが手を取り合って逃げる姿にさらなる衝撃を受けた智瑜だったが、すぐに気を取りなおすと咄嗟に叫ぶ。
「待ってください義弘先生! おっぱいを思い出して!」
部室棟の隣、武道場の周りを索敵中だった
桃原 空音
が「おっぱい」という単語に反応してキョロキョロあたりを見渡す。
「あーっ、桐五! 見つけたのだーッ!」
遠くで月詠のこんな声も。
「アッ、フジコ先生、桐島先生ならあっちです」
状況がヤバい方へ動き始めている。
はらはらと成り行きを見守っていた時子だったが、ヒガラのままではどうしようもない。
なにか策はないかと五十嵐先生のホームである理科室へと飛び帰った。
「ちーちー!(きっと助けに戻ってきます。待っててくださいね……!)」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月02日
参加申し込みの期限
2015年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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