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中庭花壇、伝説のバラバーラ
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●もっとも不幸な少年の話
ここで、本日もっとも不幸な少年の話をせねばなるまい。
彼の名は
御剣 刀
。
漆黒の髪と鋭い眼光の持ち主で、剣士を目指す「フツウの少年(自称)」だ。
彼はこのときまで、まったくフツウの一日を過ごしていた。
普通に登校し、普通に授業を受け、普通に昼休みを迎え、昼食前に武道場で竹刀を振って一汗流した。
そして普通にこう思った。
「ああ、腹減った。学食に行ってメシにしよう」
ところで寝子高の学食は中庭に面して入口がある。武道場を出た刀は当然、中庭を目指した。
本日の中庭がどんなに危険かも知らずに……!
中庭では、三人のオカマーが名乗りを上げた直後から互いにけん制を始めていた。
「ホホホ、この中で一番美味しそうなのは誰かしら」とフジコ先生。
「アラ、先生といえど、あたしの獲物を横取りしたら許さないわよ?」と蛇那伊。
「何言ってるのヨン! み~んなアタシのメインディッシュよ~ン!」とミッシェル。
身を寄せ合って震える可哀想な羊たちをしり目に、オカマーたちに険悪な雰囲気が漂いはじめる。
状況が動かないことに退屈した月詠が口を挟む。
「やれやれ。とりあえずオカマー三人で三角関係になればいいじゃないか?」
「「「それはないわ!」」」
声が揃う。この三匹のけだもの、バラバーラの影響下にあってなお、互いは恋愛対象外なのだ。
似た者同士の絡みは絵面的に美しくない! ということらしい……。
「わかる、わかるよ! やっぱり萌えには美しさも必要なのだっ!」
空音が妙に納得した様子で拳を振り上げる。
このときやって来てしまったのが彼、本日もっとも不幸な少年、刀である。
「あれ、綺麗な薔薇の花が咲いてるな。珍しい……それにこの香りは……?」
三人のオカマーは一斉に刀を見た。
飛んで火に入る夏の虫とはこのことか。
若く引き締まった肉体!
夜闇のように危険そうな瞳!
緩めたネクタイと開けたシャツの襟もとから見え隠れする鎖骨のくぼみ!
じゅる……っ、と涎を啜ったのは誰だったろう。
刀は三人にとって、申し分のない獲物であった!
嗚呼。普段の彼であれば。
手にした木刀で三人に反撃し、逃れることも可能だったかもしれない。
ところが刀はバラバーラの甘い香りに囚われていた。
むずむずと疼くような感覚が背筋を這い上る。
そしてうっかり、最も手近にいた蛇那伊をじっと見つめてしまったのである。
「尾鎌……! くっ、目が離せない……、何だろう胸の内から湧き上がるこの激しい感情は」
「刀ちゃん」
おかしい、と刀は思った。
剣士として感情に振り回されないよう制御する訓練している筈なのに、上手く心を制御できない。
いや、制御する必要があるのか? 刀は自問した。
受け入れてもらえるか分からないけれども、先ずは気持ちを伝えるべきなんじゃないのか?
俺の言葉で、行動で。
刀は蛇那伊を見つめたまま一歩一歩と歩を進めた。蛇那伊も真っ直ぐ刀を見たまま近づいてくる。
手が届くところまで来ると、刀は、オールバックに整えられた蛇那伊の髪を梳こうと手を伸ばした。
「刀ちゃん」
蛇那伊に嫌がっているそぶりはなかった。寧ろ口唇を尖らせている。
刀はその顔を自分の方に引き寄せた。
唇が触れる距離まで近づき、相手にだけ聞こえるように刀は囁く。
「好きだ」
こうして刀の口唇と蛇那伊の口唇が触れ――、
なかった!
「フジコラブハリケーーーーーン!!」
フジコ先生は進路上の人々を弾き飛ばしながら高速回転し、蛇那伊をバーン! と押しのけると、蛇那伊の代わりに刀の口唇を奪いにかかったのだ!
「んふ~~~ん!」
こうして刀の口唇はフジコ先生に奪われ――、
なかった!
「必殺! ナイスゲイ三年殺し!!!」
両手を固く組み、両の人差し指だけピンと突き出したミッシェルがフジコ先生の後ろを取り、下段の構えから激しく突き上げたのである。
フジコ先生は太く切なく啼いた!
「アアン……ッ!!!」
フジコ先生、両手でお尻を抑え、どうっと倒れる。そのまま白目を剥くフジコ先生。
勝者、
ミッシェル・ナイスゲイ
!!!
ミッシェルはダイオウイカの如くべったりがっしり刀に巻きつくと、その口唇に、自分の口唇を押し付けた!
刀も刀でミッシェルの口唇を激しくむさぼり……、
そして、そして……
正気に返った!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月02日
参加申し込みの期限
2015年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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