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中庭花壇、伝説のバラバーラ
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●第一の犠牲者たち:ロベルト君の証言
バラバーラが引き起こした異変による第一の事件は中休みに起きた、と被害に遭った赤毛の少年――2年の
ロベルト・エメリヤノフ
君は語る。ちなみに彼は美しい少年に並々ならぬ情熱を注ぐロシア人である。
(以下、ロベルト君の証言)
――この日僕は美少年成分が足りなくて、僕の心を満たしてくれる美少年を探してうろついてたんだ。
ひとまずは中庭に出てターゲットを……と思って歩いていると、木陰のベンチで灰色の髪の男子が眠たそうな目でずっと本を読んでいて――2組の
倉前 七瀬
だったんだけどね――ものすごいスピードで頁を捲ってた。
ま、彼、僕よりも背が高いし少年というにはトウが立っているから普段ならスルーするところなんだけど、このとき急に薔薇のような香りがしてきてね……その途端だよ!
何故だか突然、彼のことが気になって胸がキュンキュンしてきたんだ!
彼は顔を上げた。
不思議そうにじっと僕を見た。
「あれ? おかしいです……」と彼は言った。「なんだかロベルト見とったら胸が高鳴ります」って。
僕は僕で彼に目が釘付けさ!
「ああ、綺麗だ……」って呟いちゃった。きっと少年時代はもっと可愛かったんだろうってね。
こうなったら
恋はハリケーン
!
行動あるのみさ!
僕は彼に近づいたよ。
「おお……かわいい……かわいいぞ……近くで見ても美しい」
よくわからないけど、その時は本当にそう思ったんだよ!
彼の方でもまんざらでもない様子で僕に手を伸ばしてきたね。
「なんだか無性に触りたいような……変な気持ちです」
僕が彼の髪を撫でると、彼はすこしもじもじした。
そして首を傾げながらも、熱っぽい吐息混じりにこう言ったよ。
「文字よりもドキドキするものがあったなんて……! もしやこれが……恋? 僕がロベルトに……?」
僕は彼の頬に手を這わせた。彼はされるがままだった。彼の緑色の瞳だけが何度も何度も瞬いていた。
僕の胸は高鳴っていた。
目の前のことで頭がいっぱいで、ここが学校だとか今が中休みだとかそういうことは全部吹っ飛んでた。
そのせいだと思うんだけど――。
「あれ、なんだかロベルト大きくなりましたか?」
実際は僕が大きくなったんじゃない。彼が小さくなったんだ。
僕のろっこん<Прекрасный мальчик>(注:エキニャイト翻訳によると『美少年』の意味らしい)が発動して、彼の身体がみるみる縮んで最高に僕好みの美少年になっていたんだよ!
でも彼は気づいていなかった。
「……ああそうかなるほど『恋をすると見方が変わる』とかなんとかさっきまで読んどった本に書いてあったような――恋ってすごかものですね!」
なんて天然なことを言ったかと思うと、緑色した猫みたいな目を強気に瞬かせた。
「それはそれとしてロベルトに触られてばかりなのはなんだか釈然とせんのです」
次の瞬間だよ。
僕は彼に押し倒されてた。
「僕もロベルトに触りたい!」
鼻と鼻が触れ合いそうなくらい顔が近づく。
僕はベンチに押し付けられ呻いたよ。
「あ、あれ……? 体格差ではこっちの方が……」
僕はそのままで彼は少年になってたからね。でもあの時は完全に倉前が攻めモードになっちゃってて。
「ふふ、動揺しとる姿が可愛らしいですね」
彼の灰色の髪が僕の額をくすぐった。もともと色素が薄くて色白の肌なんだろうけど、少年になっていたせいでさらに透き通るようで、まるで絹か白磁のようにきめ細かく滑らか。細かな産毛が陽光にきらきら淡く輪郭を縁取っていて……。
……美しい。本当にそれ以外の言葉が出なかったよ。
「力で負けた、悔しい……でも」
僕の身体から力が抜けていくのがわかった。
こういうのも……アリかな……、なんて思いながら。
視界の端にさっきまで彼がものすごい勢いで読んでいた本が映った。
『青年よ、少年に跪け』――美少年攻めのBLだった。
「誤解なきようゆうときますけどね」と七瀬が口を挟む。
「僕そういうジャンルとかこだわらんのです。BL? 恋愛小説の一種でしょ?」
……うん、いいんだよそれは。
ともかく僕らはそのまま行けるところまで行きそうな雰囲気だったのにさぁ!
まったくこの話は突然が多すぎるんだけど、突然だよ!
ものすごい竜巻が起こったんだ。
黄砂まじりの突風に僕らは互いに身を寄せ合った。
竜巻越しにケラケラと笑う声を聞いた気がした。
バラバーラの花びらが渦を巻いて高く舞い上がったのを見た。
その渦の中から、またまた突然、獲物を狩る狼の如き目つきをした黒い影が飛びかかって来たんだよ!
「ジュテ~ム!」
それは、濃い系マッチョな
尾鎌 蛇那伊
だった!
尾鎌は唇を突出し、竜巻の間隙を縫って高速ダッシュで僕らに突進してきたんだ!
「オカマホーミングキィィィーーーーッス!!」
僕らは避けた。死ぬ気で避けた。っていうかあんなの受けたら死ぬ!
「ちっ、やるわね」
みたいなことを言われたけど、そんな格ゲーのライバルみたいな扱いされても困るよ。
僕はもう心臓ばくばく。金縛りみたいになっちゃったんだけど、ショタな倉前は冷静だった。
「……わー、なんでかようわからんけど流石に逃げたほうがいい気がしますね」
彼はそう言うと咄嗟に僕の腕を掴んで走り出したんだ。
「ショタながら心強かったよ倉前!」
とロベルトは思い出に胸をときめかせる。
「そうですか?」と七瀬は首を傾げたが、ロベルトは熱く力説した。
「
頼りになるショタ……ありだな
、って思ったね」
……ともかく、ロベルトと七瀬は何とかその場を逃れ、屋上に隠れたということらしい。
傍観者、
旅鴉 月詠
はこれだけ聞くと、
「貴重な証言をありがとう。あとは若い二人で楽しんでくれ」
と言って、満足そうに去って行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月02日
参加申し込みの期限
2015年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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