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中庭花壇、伝説のバラバーラ
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●第三の犠牲者たち:武道君の証言
第三の事件が起こったのは望月が去った直後だったと
志波 武道
は言う。彼はバラバーラの影響を受けつつも、冷静に神魂の影響を疑っていたらしい。
(以下、武道君の証言)
――当然おかしいと思ったよ。クラスメイトの男子を見ても、男の先生を見ても妙に胸がトキメクんだから。授業中、ドキドキを紛らわせるために必死にノート取ってた俺だったけど、さすがにぐったりしてさ。
朝、妙に濃い薔薇の香りを嗅いでからだって思い当たって……、
『ま・た・神・魂・か!』
思わずノートに殴り書きしたね。
それでまあ、昼休みに確認しようと中庭に向かったんだけど……その判断は失敗だった!
……あ、もっちーのくだりはもう聞いた? そう? じゃあそのあとから。
もっちーに押し倒された俺は、もっちーが走り去ったあとも気が抜けてしばらく立てずにいた。
すると中庭に
須崎 蒼志
君が姿を見せたんだ。
すらりとした長身の1年生でさ、友だちの後輩なんだけど。
突然立ち止まって、じっとこちらを見つめて来てね。
「……うん」
と頷くや、こちらにずんずん向かって来たんだ。迷いなく、一直線に。
「アァ、マズイ」って思った。
胸が痛かった。
だって蒼志君の目が、すごく据わってたんだもん。
もっちーに押し倒されて蒼志君にも、ってなったら俺困る。だから後ずさりして逃げようとしたんだ。
なのに蒼志君は容赦なく近づいてきて。
「志波先輩……どもっす」
挨拶だと思うんだけど明らかに密接っていう距離まで近づき、蒼志君は物言いたげに顔を寄せてきた。
「あの……」
彼のその声を聞いた途端、俺の中の赤信号がビンビンに灯った。
「あ……ハイ、ゴメン!」
やばい。やばい。この状況はやばすぎる。俺は踵を返し走り出した。
チラリ振り返ると彼は首を傾げている。何故逃げるんだという顔をしている。
次の瞬間、彼はその長い脚を活かし、スタスタと真っ直ぐに追いかけてきて……。
「う、嘘……」
よそ見をしていた俺は逃げ場を失い、校舎の壁に追い詰められていた。
「先輩……」
彼の長い腕がどんっと壁を突く。俺は完全に彼と壁の間に挟まれる。所謂、
壁ドンだ!
「なんで……逃げるんすか」
身長差ってズルいと思う。俺はどうしたって逃げられない。
蒼志君が俺の髪に触れるくらいの距離に口唇を寄せてきた。
口唇はゆっくりと下りてきて、息が、俺の口もとに掛かる。
俺らしくないんだけど……緊張で体が動かないし、口が渇いていつもの軽口もぜんぜん出てこなかった。
「緊張、してるんすか……?」
そう聞かれ、やっと出たのはこれだけ。
「蒼志君、やめ……」
このあとのことは、蒼志君に感謝したいと思う。
こんな弱気な静止だったけど、彼は「すみません……」としおらしく引いてくれた。
そして俺の前に跪くと優しく俺の手を取った。
ヘーゼルナッツの色をした彼の瞳がしっとりと濡れている。
「……大丈夫っすか?」
気のいい大型犬みたいな顔でそう聞かれ、何が大丈夫だか全然わからなかったけど、
「ああ、うん……大丈夫」
思わずそう言ってしまった。
すると彼は俺の手の甲をうやうやしく持ち上げ、そこにやさしいキスをした……!
「蒼志……君?」
「や、だって流石にいきなり首から上は悪い気が……段階を踏むって大……」
彼の瞳が大きく見開かれてゆく。たぶん、俺もだ。
「……」
「……」
俺たちは我に返った。
我に返ったんだ!!!
彼はぎゅっと俺の身体を押し返すと、直立不動の姿勢から直角に頭を下げた。
「……すんませんした……!」
彼はくるりと踵を返した。来た時はあんなに迷いなく一直線だったのに、去って行くときはあっちにふらふら、こっちによろよろ、全然真っ直ぐに歩けてない。花壇やら木やらベンチやらに悉くぶつかったのちに、足を縺れさせて噴水にどぼん!
「そ、蒼志君!?」
ふらふらと噴水から這い出してきた蒼志君は、仔犬みたいにぶるぶると身を揺すって水気を飛ばすと、もう一度だけこちらを見てそれからかあっと赤くなった。そして普段の彼からは考えられない猛ダッシュで走り去ってしまった。
……あれはさすがに可哀想だった。
あのとき俺も茫然としてしまって何も言葉が返せなかったけれど、今だから言おう。
許す。許すよ、蒼志君!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月02日
参加申し込みの期限
2015年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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