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\ オーバータイム!/
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眠れない夜に
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「……はぁ」
外灯の光が等間隔に落ちる道を一人歩いて、昌也は肩を落とす。
「変な奴に会ったとか思われてないかな?」
後を振り返る。どこかの角を曲がって行ったのか、さっきの女子の姿はもう見えない。
いつもならもうちょっと上手く話せるのに。あんな挙動不審になったりしないのに。
夢のせいだ、と昌也はますます肩を落とす。
ゆるゆると夜が遠退く。朝日よりも早く、空気が夜の濃紺から蒼紫へと染められていく。
静かな朝の空気をもう一度溜息に変える。
(せっかくの良い朝に申し訳ない事しちゃったよ……)
ごめんね、と心の中であの女の子に詫びて、
(と、取り敢えず!)
ぎゅっと唇を引き結ぶ。
(海でも見てテンション上げよっと!)
寝子ヶ島海浜公園は、もうすぐそこだ。
蒼白く明けていく道を駆ける。走る足に、海浜公園の先から島に流れ込んできた潮風が絡み付いて離れる。ぶわぶわぶわ、耳の後ろでしょっぱい風が笑う。波の音が近くなる。
潮騒を隣に、足を止める。
「……ん?」
歌が、聞こえた。
一音一音、己の声を確かめるようにトーンを上げていく、――歌と言うよりは、発声練習、だろうか。
腹の底に響くパンチの効いた低音から始まって、空に届くほどに澄んだ高音。最初は声が出るかどうか、そんな怯えに苛まれるようだった声は、明けていく海の色に勇気を得たように、次第に伸びやかな強さを抱いてゆく。
「大丈夫」
砂浜を足で踏みしめ、アリーセは呟く。
大丈夫、歌える。
どの音も問題なく発声できることを確かめ終えて、波の音に耳を澄ませる。
(懐かしくって、恥ずかしい)
昔、あの時の正直な気持ちを綴った詩を、寄せては返す潮騒を自然の伴奏にして、歌う。
砂に描いた 願いを攫う
波は打ち寄せ 海へと還す
心に描いた 想いは残る
友と交した 消せぬ約束
暗い海 波の音 聞きながら 語りあう
離れても 小指見て 想い出す あの言葉
空が海が 繋がるように
絡む指が 想いを繋ぐ
耳を澄まし 風を感じる
目だけ閉じて 心見つめる
恥ずかしくて 笑いだした
アナタの顔が 瞼に浮かぶ
「ずっと一緒だよ」
最後の詩を囁いて、人の気配に気付いた。どきりとして振り返れば、少しの距離を隔て、知らない少年がひとり立っている。
「あ、……」
照れくさそうな声を、二人同時に上げて、
「お、おはようござい、ます……」
瞳を逸らしながらも先に挨拶する昌也に応え、アリーセは淡く微笑む。
「お早うございます」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月28日
参加申し込みの期限
2014年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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