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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
<CI@SP>ふたつのミドリのゆくえ
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ヒトは何処へ往こうとしているのだろう?
物質に満たされて、置き去りにされていく心。
立ちはだかる大きな壁に阻まれて、変わらない、変われない、行き詰まりの道。
膨らんでいくだけの悲しみを抱えて……
ねえ、キミは……ああ、もうこんなコト聞かれても分からないし、そもそも聞こえないか……。
それでもいいさ。
待っているから、いつかキミが紡ぎ上げた歌が、無念に沈んだ想いたちを解放してくれる時を。
けれどキミは、『彼ら』にとっても希望になり得るかな?
……分からないか、キミだけじゃない、 にも、誰にもね。
すべてを救う希望の歌になれるか、
すべてを す になってしまうのか。
――まだ、何も決まっちゃいない。
●ちいさな翼 ~帰還~●
19時少し前。
切り離された世界から元の寝子島へと戻ってきた面々は、再び三浦邸に集まっていた。
人形たちとの交戦が激しかった2階部分は、本来の状態との中間の状態に修正されてもそこそこ荒れているようだったけれど、元々被害の少なかったリビングはなつめが少し片付けたらしく結構綺麗だ。
「……という感じなんです」
皆が緑の小鳥を帰す段取りを進めている間に、
白浜 渚
は
なつめ
と
真由美
にキャットアイランドやダイブについて説明した。
とはいえ、こと『不思議なこと』に関して、なつめはあまり呑み込めていないようだ。
それは黒子と一緒に戻って来た
日暮 咲希
も同じようなもので、むしろ幼稚園児の真由美の方が理解しているような節がある。
これが、もれいびとひとの差なのだろう。
「……もれいびって、キャットアイランドにダイブ出来んのか」
逆に、
吉祥寺 黒子
のようにもれいびであってもあの仮想世界の秘密に気付いていない者もいる訳で。
エメラルドのような色合いの記録媒体状になった小鳥をキャットアイランドに連れていく役割は、相談の結果
大天使 天吏
が担う。
「このスペックなら、複数のクライアントを開いて同時ログインしても大丈夫だろう。……といっても、安定した接続の為には二窓程度にしておいた方が良いな」
シグレ・ナイトウォーカー
は、天吏が三浦邸のパソコンを利用してダイブした後、同じパソコンを使って後を追う事にした。
恵御納 夏朝
は自分の携帯からダイブする為に、シグレからレクチャーを受けている。
「なるほど、ダイブした後は回線速度は関係なく動けるんだね」
後は通信や電池切れに気を付ければ大丈夫そうだ。
「夏朝ちゃん……いってらっしゃい」
「うん」
ぽやんと笑む
遠野 まほろ
に、夏朝は頷く。
パソコンやキャットアイランドの事に詳しくなかったり、ダイブの経験がない者を始め半数程はここでディスプレイに映る様子を見守る事にした。
(ちゃんと無事帰れるといいんだけど……)
切り分けられた世界で人と人形の為に奮闘していた
小山内 海
も、
御剣 刀
と一緒に成功を祈る。
「大丈夫、『俺は幸運だ』から、俺が見てる限り失敗なんてある訳ねぇさ」
黒子は刺青の入った舌を出し、真由美に笑った。
……その反動を知る者はないが、後が怖い。
「あ……スマホからだと複数ログイン出来ませんし……」
現実側との連絡用にシグレの携帯をフリーにしておく必要性を考えると、渚が考えていた真由美もダイブさせる為のクライアントが足りない。
「真由美ちゃんは念の為、ここで見守りましょうね」
優しく声を掛ける
レティシア・ル・テリエ
に、真由美はコクリと頷く。
「でも、小鳥さんが無事で本当によかったですね」
「ん……」
彼女が頭を撫でると、真由美はされるがままもう一度小さく頷いた。
(もしも妹がいたら、こんな感じなのかしら……)
感動で目頭を熱くしていたレティシアも、なんだか和む。
「……小鳥、否野生の生き物を元の場所に帰す時の約束」
しかし、不意に聞こえた淡とした声に、意識が向けられる。
言葉を紡いだのは天吏だ。
ただし、周りを気にしているような素振りはなく、彼女は只々掌の上の小鳥だったものを見詰めていた。
「忘れること。それが、お互いのため」
和やかだった場に、静けさが幅を利かせようとする。
「おい、それはないんじゃないか?」
「……」
黒子が皆の当惑を代弁するように言うも、どこ吹く風だ。
「まあ、マヌカノイドは元々ユーザーがユーザーの為に生み出したものだ。野生の動物とはまた違う、人に寄り添う存在だよ」
流石に初心者にレクチャーする事が多いだけあってか、シグレの言葉は心細げだった真由美をほっとさせたようだった。
天吏はキャットアイランドにログインすると、
Mystique
が待つ今は人気のないフォーラムまで移動して新しい小鳥の器となるオブジェクトを受け取った。
小鳥だった記録媒体をダイブして持ち込んだ後の挙動が不明な為、なるべく間を置かずに器に収めようという意向だ。
その間に、後からシグレ以外も彼女たちのアバターがいる場所へ移動しておく。
普段は提供しているスクリプトの動作確認くらいでしか用のない天吏のアバターだったが、こんな形で役に立つとは。
「小鳥……帰してくるわね」
小鳥に対する想いを密かに躍らせながら、天吏は真由美に告げた。
真由美が小さく頷くのも待たずに、ディスプレイの向こうの世界を強く念じる。
スマホなどを手にした面々も、その姿が緑の光に変わって画面に吸い込まれていく。
「えっ……」
「あ、あら、皆さんは?」
説明を受けていても、やっぱり咲希やなつめは驚いてきょろきょろした。
「へ~! これがダイブってヤツか……!」
「本当にこの中に入れちゃうのね……すごい」
目の前の現象に驚いた黒子が傍らを見遣ると、咲希も思わず画面を間近で観察してしまう。
「俺、今度やってみようかな……?」
という彼女に、咲希はちょっと羨ましげだ。
「入れるのって、もれいびさんたちだけなんだよね? 後で感想聞かせてね」
「おう!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
前回シナリオ
<CI@SP>Evergreen≒Deciduous
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月25日
参加申し込みの期限
2014年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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