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【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
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【13】
すこし時間が遡る。
椿 美咲紀
は今日の身体測定のために朝食を抜いてきていた。
乙女には負けられない戦い(体重測定)があるのだ。
ささやかな抵抗ではあるが、午後の測定の時間まで我慢我慢。
「うぅ~、でもお腹が減ってクラクラするぅ~」
乗り切ったらケーキ、乗り切ったらクレープ……。
ブツブツ呟きながら廊下をふらつきながら歩いていると、後ろから地響きが聞こえてきた!
椿が振り返ると、目の前には般若の形相で突っ込んでくる播磨がいた!
「きゃあ!」
そのまま弾き飛ばされる椿。
(猪!? 今の猪かしら!?)
播磨の容姿ならその表現も当てはまってしまうのが悲しいところ。
走り去る播磨の背を確認した椿は、「あ、女子生徒さんだったのね!」と納得、心の中で頭を下げた。
「いやぁ、びっくりしちゃった、ってあれ? 声が掠れてる……」
食べてないから栄養不足で風邪引いちゃったかなぁ。
そんな呑気に構える椿。
だが、声以外にも異常を感じ始めた。
まず制服がキツい。急にブラウスがピッチピチになっていた。
更に、スカートの中に違和感が。
「……嘘ー!? これから身体測定なのに……!」
椿、どうやら月に一度の『女の子の日』が急に来たと錯覚したようだ。
「アレが不順になるのも、ご飯食べてないからよね……」
椿が道具一式揃えて女子トイレへ入ると、そこには世紀末覇王な筋肉男が狼狽していたのだった……。
「おぅ! 違うのでぇーす! おっきな女の人にぶつかったらこんな姿になっちゃったのですよーっ!」
覇王、もとい不破は口をあんぐり開ける椿へ必死に弁明し始めた。
「私ー、今はこんな姿ですが、れっきとした女の子なのでぇーすよー!」
これに椿、ぽん、と両手を叩いて納得。
「……そっか、心は女の子ってことね! 大丈夫! 誰にも言わないわ! 安心してね!」
「ち、違うのでぇーす!!」
不破の言葉が全く届かない椿は、そのまま個室へ。
……そして数秒後には真っ青になって飛び出してきた!
「わ、私、実は男の子だったの……?」
個室で自分の♂を見た椿は、他の生徒とはどこか違う捉え方をしていた。
「今まで、自分が女の子と私は勘違いしていたのね……。ってことは男の娘?」
鏡を見てみれば、体付きが若干骨っぽくなってるだけで、そんなに容姿は変わっていなかった。
「うん、男の娘って言い張ればいいよね! 可愛い男の娘だったら正義だもん!」
こうして、ろっこんの存在など知らない彼女は、あさってのベクトルで自身を納得させることに成功した。
「あ、そうだ! 私、男の娘だから、今すぐ保健室で身体測定しなくっちゃ!」
鷲尾先生に正直に告白すれば大丈夫だよね、と頷きながら、不破の手を取って廊下へ向かう。
「な、なんですかぁ~?」
手を引っ張られる不破が立ち止まる。
「なんで手を引っ張るのですか~?」
「なんでって、一緒に身体測定受けるの! 心が女でも、ちゃんとカラダが男なら午前中に受けないと駄目じゃん!」
「ちょ、ちょっと止まってくださーい! トイレに行かせてくださーい!」
椿の手を振り払い、いそいそと個室へ入る不破。
……数秒後、不破の悲鳴がこだました。
「豚の赤ちゃんがぶら下がってますよぉー!!」
恵御納 夏朝
は悲鳴やら怒号などが轟く校舎から抜け出し、中庭の陽だまりでぼーっとしていた。
身体は男のままだけど、今はこうして何も考えずにいたいと思い、ここへやってきたのだ。
しばらくすると自然と陽だまりを求めて、猫がやってきた。
見渡す限りの猫、猫、猫。
猫大好きな恵御納、聖域の完成に内心テンションうなぎのぼりだ。
そこへ、ひらひらと一枚のメモが飛んできた。
拾ってみると、メモには鍵盤の絵が描いてあった。
恵御納はおもむろにそこへ指を乗せてみる。
すると、ぽーん♪と心地いい音色が響くではないか!
これは
市橋 誉
のろっこん『奏でるもの』である。
播磨追走時に投げ付けたメモが、風に乗ってここまで来ていたのだ。
気分が良くなった恵御納は、たどたどしくも『ねこふんじゃった』を演奏。
周りの猫もその音色に合わせて、にゃーにゃー鳴き始めた。
こうして、恵御納は騒動が収まるまで和やかなひと時を過ごすのであった。
高梨 彩葉
と
高梨 煉
は兄妹である。
彩葉が兄の煉のお弁当を2年の教室まで届けに行っていた。
「もうー、お兄ちゃんったら、私のお弁当と間違えて持ってっちゃうんだもん!」
「あれ、本当だ!? ごめん、彩葉。わざわざ届けに来てくれてありがとう」
「今度から気を付けてよねー?」
はっはっはっは!
そんな仲睦まじい兄妹を、播磨という巨弾戦車が駆け抜けていった!
「うわっ! お、お弁当がー!」
ぶつかった衝撃で兄妹の弁当が宙に投げ出される!
「任せろっ!」
煉、お弁当2つを空中でキャッチ!
見事、着地成功!
「ありがとう、お兄ちゃ……、って誰ー!?」
「やだなぁ、彩葉。自分の兄の顔も忘れ、って誰だお前!?」
お互いを指差す高梨兄妹。
彩葉は身長が一気に伸びて180cmほどに。ウルフカットの前髪ボサボサ。
仕方がないのでヘアピンで右分けにした。
煉は背が縮み、ゆるふわウェーブの長髪、パッと見で胸がでかい女子生徒に。
つまり、兄と妹の容姿がほぼ入れ替わったことになる。
「「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!?」」
思わず太陽に向かって吠える勢いで絶叫する2人!
窓ガラスに映る自分の容姿に、再度絶叫!
「うわぁ! お兄ちゃんみたいになっちゃった! 声がこんなに低いよ?」
「うわー、彩葉みたいに胸がデカくなった。制服が苦しい……」
高梨兄妹、狼狽するのもすぐに落ち着き考える。
そしてすぐに行動に移った。
「彩葉、一度教室戻るんだ。これは恐らく、あの女生徒のろっこんだね。俺はあの女子生徒を追うよ」
「分かったよ! 私も何か分かったら連絡するね!」
さすがこの辺は兄妹ならではのコンビネーションである。
「その前に……、制服交換しないか?」
「賛成!」
近場のトイレでお互い着替えると、完全に元の高梨兄妹のままであった。
煉はスカートを翻し、播磨を追いかけ始めた。
彩葉は煉に間違われないようにするため、1年の教室へ戻ることにする。
「……困った……な……」
志波 拓郎
はその場に蹲って動けずにいた。
さっき、播磨とぶつかった際に足を挫いたのだ。
身体測定の準備で着替えを、と思って移動していた矢先の出来事だった。
更に、播磨にぶつかった効果で女体化していた。
アスリート体型なベリーショートヘアで細身の女の子、といえば想像し易いだろう。
(なんでこうなった……? なんか視界が低いし、体軽いし、腕も足もほっそりしてるし、男の面影ゼロだ……)
はぁ……と深い溜息を吐く拓郎。仕方がないので、足を引き釣りながら保健室へ向かおうとする。
だが、女子の身体は拓郎が思っている以上に歩行の勝手が違ったようだ。
バランスや筋肉量が災いし、そして何より足の激痛が歩行を苛む。
(どうしよう……?)
心の中で呟く拓郎。
どうしていいのか分からず、ただ茫然自失としていると、見覚えある人物が通り掛かった。
「あれ? どっかで見たことあるって思ったら、しばっち!? でも、その姿……!?」
「あ……、彩葉さんの……お兄……さん……」
「違う違う! 彩葉だよ! おっきな女の人にぶつかったら、私、男になっちゃった! しばっちももしかして、おっきな女の人にぶつからなかった?」
捲し立てる彩葉の口調に、拓郎は目を丸くする。
「その……話し方……。彩葉さん、だね……。うん……。確かに……おっきな、女の人に……ぶつかって……、足、挫いた……」
拓郎の言葉に、今度は彩葉が目を丸くした。
「ちょっと!? 足を捻ったって一大事じゃん! 部活動どーするの!?」
拓郎は陸上部所属。
足を挫いて走れなくなるのは、選手として致命傷である。
「すぐ保健室へ行こう! しばっちをここで置いていけないよ!」
「でも……、痛くて、歩け……ない……」
「えぇ……? どうしよう……?」
彩葉、腕を組んで必死に考え始める。
そして、パッと目を見開いた!
「恥ずかしいけど……、しばっち。ちょっとごめんね!」
急に彩葉、拓郎の身体の下に両腕を滑らせ、そのまま拓郎の身体を仰向けのまま持ち上げた!
「え、ええ……!? お姫様……だっこ……!?」
拓郎、唐突なお姫様抱っこに思わず赤面!
だが、恥ずかしいのは彩葉も同じのようだ。
「ちょっと我慢しててね? 私も周りの視線が気になるけど、ちゃんと保健室へ連れて行くから!」
「う……うん……、よろ、しく……」
拓郎は羞恥に耐えるように、身体を小さく縮こませてしまう。
そんな姿に、「可愛いなぁ!」と思ってしまう彩葉であった。
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焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
88人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月26日
参加申し込みの期限
2013年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月02日 11時00分
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