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シーサイドタウン二丁目『オカマバー・ネコ』
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●サンドイッチは卵
開店前に磨いたシンクは、今でもくっきりと
御剣 刀
の顔を映し込む。
そのようすに満足して、刀はつまみを作っていく。
この店のメニューにはつまみ盛り合わせやつまみセットなど中身がお任せのものがある。
刀が作っているのはそういったものだった。
(乾き物が多くなりやすいし温かい食べ物があると喜んでもらえるかも)
あと匂いが強いのはダメだよな。
刀は頷いてから、皮を向き終えたジャガイモをサイコロ状に切っていく。
それからそれを炒めて、ベーコンと塩を加えて――最後に黒胡椒をふりかける。
「よし」
そこにマスタードを添えれば完成だ。
他にもアボカドのバター醤油炒めや冷奴の肉みそのせなど、居酒屋風の食べやすいメニューを準備していく。
最後に何種類かのサンドイッチを準備して、刀は振り返った。
「盛り付けは頼む」
「任せて下さい!」
料理の腕もさることながら、
宮祀 智瑜
は盛り付けもうまかった。
マニュアル通りに、同じ手順でしているはずにも関わらずだ。
(相変わらず器用だな)
手際よく某先生の破れた服を縫い合わせている姿を思い出して、刀はくすりと笑う。
「これお願いします!」
「……わかった」
あとは智瑜に任せて、刀は溜まってきた生ごみを裏口に持っていくことにした。
「ん?」
扉を開けて、刀は首をひねる。
裏口に置いてあるのはよくある青いポリバケツ。そこに入りきらないゴミ袋は、裸で外に出してあったのだが――
「一個足りない……」
店に来た時、掃除をした時にはゴミ箱は二つあったはずだった。けれど今はひとつしかない。
誰かが動かしたのだろうかとあたりを見渡すが……やはり見つかる気配もなかった。
「どこに行ったんだ?」
刀は店のまわりをぐるりと歩いてみることにした。
そうして探し始め――すぐにそれは見つかった。
電柱の下に鎮座していたのだ。
なんでと思いながらゴミ箱を持ち帰ろうと近づくと、三毛猫がみゃーみゃーと鳴いて刀を威嚇し始めた。
(ね、猫にまで怖がられるのか)
普段から目付きの悪さを気にしている刀は、内心ちょっぴり傷ついていた。
けれど猫は鳴き止むようすもなく、毛を逆立てている。
「って、誰だ?」
猫に気を取られて、気がつくのが遅れてしまった。
が、たしかにゴミ箱の後ろに誰かがいる。
逃げられる前に一気に間合いを詰め、覗き込む。
そこには見慣れた顔があった。
「後木、お前こんな所で何やってんだ?」
「か、刀ちゃん。こんばんはなのだ」
後木 真央
は、珍しく気まずそうに、誤魔化すように笑みを浮かべる。
そしてタイミングよく鳴る、彼女の腹の虫。
「……ちょっと待ってろ」
刀はバックヤードから作りたてのサンドイッチを持ってきて、真央の鼻先に突き出した。
「そんな所にずっといたら腹減るだろう? ほらこれ俺の奢りだ食えよ」
「あ、ありがとうなのだ!」
目にいっぱいの涙をためて、真央はサンドイッチにむしゃぶりつく。
「ゴミ箱、あとでちゃんと戻しとくんだぞ」
「わかったのだ!」
そうして刀は真央を見逃すのだった。
刀がバックヤードに戻ると、時計の針がちょうど一二を過ぎようとしていた。
そのタイミングでナルミがバックヤードにやってくる。
着物を隙なく着こなして、いかにも『ママ』のナルミ。
その彼女はふたりを見比べるように眺めてから視線を刀に定めて、にこりと微笑んだ。
「刀ちゃんは、大学生だったわね」
「は、はい」
「じゃ、零時までよろしくね」
「はい!」
それからナルミは智瑜に視線を移す。
「智瑜ちゃんは……」
「あ、あの……」
不安そうに智瑜がわずかに俯く。
「今日はもうちょっとだけ働いてもらってもいいかしら?」
本来ならば許されないこと。
けれどここに咎める人間はいない。
「はい!」
智瑜が元気いっぱい頷くと、ナルミは踵を返しホールに戻っていった。
その背が見えなくなったところで、智瑜が思い出したように口を開く。
「ちょっとお客さんが増えてきたみたいですし……多めに作っておきましょうか」
「……だな」
午後九時。オカマバーは今からが忙しい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月22日
参加申し込みの期限
2014年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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