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シーサイドタウン二丁目『オカマバー・ネコ』
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●付き合い
日向 透
は不機嫌だった。
同僚に強引に連れられてオカマバーに来店したのだが、当の同僚たちは透をそっちのけにして楽しんでいるのだ。
「そ、そんなに触らないでくださいよぉ」とくすぐったそうにゆかり(
大江山 結月
)が身をよじると、「君って本当に男の娘? 信じられないなぁ~」というように。
男だろうが女だろうが他人がイチャイチャしている(ゆかりが嫌がっているかどうかなどこの際どうだっていい)のを見るほど不愉快なものはない。
(自分から誘ったのであれば接待するのが大人の対応だと思いますが、彼らはいったいなんでしょうか。理由はないけど一緒にトイレに付いてきて欲しいと強請る女学生のような心理でも働いただけなのでしょうか)
「本当に可愛らしいですね」
しかしそんな苛立ちを欠片ほども見せずに、透は微笑んでいた。
それもこれも職場関係の円滑のため。
「アタシも可愛いかなぁ?」
明らかなお笑い要員の白豚親爺が、舌っ足らずな口調で透に擦り寄ってくる。
「ええ、はい。大変良くお似合いですね」
透は爽やかな笑顔を浮かべて、豚似の親爺の手を取った。フリをして、そっと相手との距離を取る。
そうして身の安全を確保して、透はつまみを酒で流し込んでいた。
「その靴」
そんな風に手持ち無沙汰にしていると隣の席に掛けていた
沓冠 梢太朗
が発情した犬なみに息を荒くして近寄ってきた。
「どうかしましたか?」
あくまでも冷静ににこやかに対応する。一見王子様スマイルのそれにオネエたちが歓声を上げた。
けれど梢太朗はそんな反応をするでもなく小首を傾げる。
「いや、猫の毛がついてるなと思いまして」
お好きなんですね。
邪気のない純粋な笑顔。
作り物の笑顔の自分と並んでいると思うとすこしだけイヤになるようなそんな笑顔だった。
「ん? 僕の顔に何か?」
透が黙っているのを不審に思ったのか、梢太朗は挙動不審になる。
彼の装いも相まって、実に怪しい男だった。
灰色のボブカットに紺色の瞳はカラーコンタクトだろう、不自然なほど青かった。
そして真っ黒なスーツを着ているのだ。怪しいという意味では十分だろう。
しかしまだある。どう見ても、中学生のコスプレにしか見えないのだ。
「いや、」
そのことを指摘しようにも、あまりにも堂々としている梢太朗に一瞬だけたじろいだ。
「あ、29歳なんでお酒は大丈夫です。ウイスキーと冷酒くださいー」
まさか自分とさほど変わらない年齢だなんて。
透は失笑したくなるのを押さえて、「お若いですね。羨ましい」と当り障りのない言葉を吐き出した。
それから新たに注がれた酒をぐっと煽る。
「お酒強いですねー」
梢太朗は会話が途切れそうになってもすぐさま次の話題を見つけてくる。
「強いのでなかなか酔わないんですよね」
「やっぱり。私なんて実は、ご飯を食べられるお店を見つけようとしたらここに着いちゃったんです」
それは時に自分を笑いのタネにして、会話のきっかけにして……
「キャバクラですかね、なんて思ってたんですけど、なるほどオカマバーでしたか」
今更気がついたとでも言うように梢太朗は頷いた。
しかしどれもこれも『素』でやっているように透には見える。
「アラ!」
「でもみなさんとてもお美しくて判りませんでしたよ」
透の毒気のある褒め言葉とは180度違う、素直な賞賛。
「ハイヒールが似合ってますね」だの「その足首は女性としか思えません」だの、よくそんなことに気がつくなというようなことばかり並べ立てている。
(まぁその分楽できるのでありがたいのですが)
透の空になったグラスに、ゆかりが酒を注ぐ。
「あ、あの方の足は……うーん、こざっぱりした靴と、あの筋肉の付き方。
もしかして日頃から動いている……ダンススクールの講師か、教師かもしれない、」
しかしそうこう考え込んでいる間に、また梢太朗は自分の世界に入り込んでしまった。
ぶっちゃけそんなこと微塵も、ミジンコほども興味ありませんよと心の中でツッコミを入れてから、透はグラスを傾けた。
(大したものです)
幼子よりも純粋な男のその素顔はいったいどんなものなのか。
刹那、歪んだ興味を覚えるが、すぐにその思考は『どうやってここの支払いを同僚に押し付けるか』ということに変わっていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月22日
参加申し込みの期限
2014年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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