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『somnium』のチャイナな一日。
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前に来たのは粘土細工を作った時だったっけと、思い返しながら
八神 修
は『somnium』の少しレトロなドアを押し開けた。あの時も楽しかったけれども、今日は今日で何やら変わった企画があると聞いて、少し楽しみやって来たのだ。
中に入ると賑やかなざわめきが、どこか心地よく耳をくすぐる。それを聞きながらきょろ、と視線を巡らせた修は、フロアにいるチャイナ服姿の店員が友人の
弘明寺 能美子
だと気付いて、軽く目を見開いた。
今日の彼女は髪の毛を頭の上で二つお団子にしてまとめていて、いつものおろし髪とは雰囲気がかなり違う。身に着けているのも前述の通りのチャイナ服――と言ってもチャイナドレスではなく、ごくシンプルなカンフー服で。
ふうん、と修は感心の声を上げた。
「似合ってるじゃないか、弘明寺」
「……ッ、な、何よ」
当たり前でしょ、と言わんばかりの口調でけれども少しうろたえながら、能美子はそんな修をきっと鋭く見つめる。が、彼が抱いている猫に気付くと、その眼差しを緩めて代わりに不審そうな表情を浮かべた。
ああ、とそれに気がついて、修は柔らかな表情を己の腕の中に居るロシアンブルーの仔猫へと向ける。修の飼い仔猫の中では、一番頭も良くて分別のある仔だ。
「ブルーも連れて来たんだけど、イートインはダメかな」
「――大人しくしてたら良いんじゃないの。桜庭さんのにゃーくんも居るし」
案内するわ、とツンとした口調で言って、能美子はメニューを手に歩き出した。とはいえ内心ではちょっと、チャイナドレスよりはこちらの方が動きやすいしインパクトもあるだろう、と思ってネットで買った服を褒められて、悪い気はしていない。
能美子に窓際が良いとリクエストをして、案内されたのは中々景色も良く、過ごしやすそうな席だった。決まったら呼んで、と置いて行かれたメニューは筆ペン書きで、これもなかなか趣がある。
ふうん、と眺めていた修は、近くの席に水を運んできた伊都子さんに気付いて目を細めた。以前に会った時に傷めていた左腕は、庇う仕草こそ見られるものの、どうやら治って来ているようだ。
それに良かったと思って居たら目が合った。ぺこりと小さく頭を下げると、にっこり笑顔が返って来る。
「いらっしゃい。ゆっくりしていってね、今日は中国茶フェアだから、甜点心がお奨めなのよ」
「こんにちわ。中国の既製品は色々入ってるから買わない事にしているんですが、手作りの物は好きですよ――そうだ、ブルーが食べれるものは何かありますか?」
「シフォンケーキ!」
伊都子さんに仔猫を見せながらそう尋ねると、まぁ、と嬉しそうに目を細めた。それから何か言いかけた、伊都子さんの代わりに偶然通りがかった
桜庭 円
がそう応える。
シフォンケーキ? と円の方に視線を向けた修に、こっくり頷いた彼女があれ、と指差した先に居るのは円の愛猫にゃーくんだ。今は高明さんに貰ったシフォンケーキを、美味しそうに食べている。
じゃあそれを頂けますか、と頼んで修はブルーを膝へと乗せた。ちょっぴりご機嫌な様子のブルーの柔らかな毛を撫でていたら、お友達? と言わんばかりににゃーくんが、とことこ寄って来て様子を窺っている。
そんな様子を近くの席から、へぇ、と
花菱 朱音
はまじまじ眺めた。猫カフェなんかならともかく、一般的な飲食店で動物同伴OKというのは、いくら窓際で周りにはあまり迷惑にならないとはいえ、珍しい。
面白いカフェなのね、と朱音は目の前のお茶へと目を戻した。たまには美味しい楽しい時間を過ごしたい、とやって来てみたのだけれども、正解だったと目を細める。
中国茶というのも何となくいつもとは違う響きで素敵だし、茶器も可愛くて目に楽しい。フェアに合わせて用意したという甜点心も、迷い過ぎて困ってしまう位に種類が豊富だし、漢字ばかりのメニューは何だか呪文でも見ているようで面白いし。
知らず、そんな事を考えてしまう朱音の横を通り過ぎ、元気良く店内を動き回って、許可をもらった場所をあちらこちらデジカメで撮影していた
後木 真央
は、気付かぬ間に顔を見せていた友人の姿に気付き、あ、と声を上げた。
「刀ちゃん! いらっしゃいませなのだ。お茶系点心好評なのだ!」
「ああ、みたいだな。色々もらってる」
そんな真央に軽くカップを持ち上げながら、
御剣 刀
はそう少し笑う。まずは烏龍茶からと、注文してちょうど運ばれて来た所だった。
一緒に頼んだ甜点心は、まずは胡麻団子や桃饅頭といったオーソドックスなもの。他にも色々と珍しいメニューがあるようだから、甘いものを中心に食べて行こうと思う――中国茶を飲む機会、というのは少ないものだしこの機会に、他のお茶も試してみたい。
そんな刀のテーブルをちらりと見て、そういえば、と
夢宮 瑠奈
はテーブルの上に置いたスマホをちらりと見た。
(桃まんのストラップとか、置いてないかな? 見た目も可愛いし)
最近機種変をしたのだけれども、どうにも大きくて可愛さに欠けるのが、実のところ悩みだったりする。可愛いストラップかイヤホンジャックでも付ければ、少しは可愛く見えるのじゃないだろうか。
桃まんがなければお奨めでも良いしね、と雑貨コーナーの方をちらり、見た。とはいえ今はもう少し、ここでお茶と甜点心をのんびり楽しんで行こうかな、と思う。
幸い、店はそこそこ混み合っているものの、恐ろしく忙しい、という風ではない。中華料理が人気のファミレスでバイトもしている事だし、よほど忙しければ手伝っても良いかなと思っているけれども、そうでないならこうして甜点心を見たり、食べたりするのも勉強だ。
そんな口実を胸の中に用意して、実のところ、瑠奈はかれこれ1時間以上は居座っているのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月26日
参加申し込みの期限
2014年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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