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『somnium』のチャイナな一日。
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気付けばすっかりお気に入りになってしまった、『somnium』の扉を
黒依 アリーセ
は
雨寺 凛
と共に潜った。今日は確か、この土日限定で中国茶フェアをしているはずだ。
それを楽しみにやって来た2人は、レジの前に立っていた伊都子さんを見かけて、あ、と声を上げた。
「伊都子さん、こんにちは。お怪我はもう良いんですか?」
「もうすっかり良いのよ。心配して下さってありがとう。お2人はもうすぐ夏休みかしら?」
「えへへー。伊都子さんがお元気そうでなによりですー」
にこにこと笑う伊都子さんに、凛は照れたように嬉しそうに笑う。そんな凛を眩しそうに見て、そういえば、とアリーセは自身のトートバッグを軽く持ち上げた。
そこに小さく揺れるのは、紙ねんどで作られたチョコレートケーキ。ラズベリーとミントの色が、ビターなチョコレート色に映えている。
「この前の紙粘土スイーツ作り、楽しかったです」
「お、アリーセちゃん、あの時の私が作ったケーキつけてくれてるんだ! 嬉しいなぁ♪ 実は私も鞄につけてるんだ!」
アリーセの言葉に、凛も自分の鞄をひょいと持ち上げた。そんな2人に伊都子さんも、にこにこ嬉しそうだ。
そんな3人の会話が終わるのを、
御巫 時子
は横で銀のトレイを胸に抱いて、ちょこんと待っていた。そんな時子に気がついて、あ、と凛が声を上げる。
「時子ちゃん。ここでアルバイトしてたの?」
「いえ……一和さんから話を聞いて、フェアの間だけお手伝いしてるんです」
凛の言葉に、ふる、と時子は首を振った。まだリハビリ中の伊都子さんに無理をさせるわけには行かないし、忙しくなりそうなら高明さんも心配だろうと思って手伝いに来たのだけれども、正解だったと小さく微笑む。
そんな時子は今日は、中国茶フェアに合わせてスリットの入った紺色のチャイナ服姿。せっかくのフェアだから、やはり見た目もそれらしくした方が、来店したお客様にも良いのではないかと思ったのだ。
伊都子さんがおっとりと、そんな時子に微笑んだ。
「じゃあ時子ちゃん、お席にご案内してくれる?」
「はい」
そんな伊都子に頷いて、こっちです、と歩き出した時子達を、
旅鴉 月詠
はテラス席から眺めていた。手元のスケッチブックには、テーブルの上に置かれたジャスミン茶と茶器が、ガラスの中で揺らめく花のように描かれている。
ふむ、と1つ満足げに頷いて、ジャスミン茶に口をつけた。湯の中で咲いた花と、お団子ツインテールにつけたシニヨンキャップの長いリボンが、それに合わせてゆらりと揺れる。
中国茶が入ったと噂に聞いて、どんなものかとやって来てみたのだけれども、今のところは中々良い感じだった。次は杏仁豆腐か胡麻団子でも描いてみようかと、色鉛筆に手を伸ばし。
おや、とその手を少し止めて眺めた先に、居たのは
小山内 海
だった。店の前で佇んで、少し様子を窺っている。
中国茶フェアをやるみたいだと、聞いて興味を惹かれてやって来た海である。とはいえ詳しいわけじゃなくて、色々と種類があるんだったかな? とか、前に能美子が飲ませてくれた工芸茶――それすらもちょっと自信がない――も中国茶の一種なのかな? と言った程度。
とまれ、とにかく行ってみれば何とかなるだろうと、ここまで楽しみにやって来た。覗き込んだ店内では、顔見知りやそうじゃない人達が思い思いに、お茶やスイーツを楽しんでいる。
(せっかくなんだから楽しまないとね)
こくん、と自分に頷いてスケッチブックを抱え直し、海は『somnium』の入り口へと歩き出した。きぃ、と小さく軋む音のするドアは、けれども決して立て付けが悪いわけではなく、心地良い。
ひょこん、と顔を覗かせた店内には、冷房の涼しい空気が満ちていた。そんな店内で
花厳 望春
もまた、ちらちらとイートインの方を伺っている。
(中国茶フェアかー)
新しいヘアピンを探しにやって来てみたら、店の前にあった張り紙でそれを知り、ちょっと気になってしまった。中国茶と言われると、烏龍茶とかかな、というイメージしかないので逆に、どんなのがあるか気になってしまうし。
考えてみたら日ごろ、洋菓子や和菓子はそこそこ食べたり作ったりするけれど、中国のお菓子はあまり触れる機会がない。甜点心という名前だって、今日ここに来なければ知らずに終わったかもしれないくらいだ。
(杏仁豆腐くらいしか知らないかも。あと胡麻団子とかマンゴープリンもか?)
考えれば考えるほど、日ごろ甜点心には縁がない事がしみじみと感じられ、うーん、と唸ってしまう望春である。せっかくフェアに巡り合った事だし、せっかくだから何か食べて行こうか。
そんな事を考えながら、何とはなしに雑貨コーナーへと足を向ける。そうしてちらちらとヘアピンを探していたら、うわぁ、と感心する声が耳に入った。
ん? とついそちらへ視線を向けた先には、涼しげな色合いのブレスレットを見ている女性が居る。その女性、
紅林 柳霞
はけれども、望春の眼差しには気付かないまま、目の前のブレスレットを色々見比べ、ふぅ、と感嘆の息を吐いた。
(やっぱり選ぶ人が違うと品物の系統が違うねぇ……って当たり前だけど)
旧市街でセレクトショップ『ステラ・マリス』を営んでいる柳霞だから、自分の店と同じようなセレクトショップがある、と聞いてどうにも気になってしまった。だから、偵察という訳ではなくて自分自身の勉強にもなるからと、こうしてやって来たのだけれども。
やはりと言うべきなのか、こうして色んな雑貨が並んでいるのを見ると店によって雰囲気というか、『表情』が違うのだとしみじみ思う。例えば柳霞が手にしているとんぼ玉のブレスレットも、見れば夏っぽくて可愛いなぁ、と思うのだけれども、『ステラ・マリス』では置いた事がないものだ。
日ごろ仕入れてるお店も違うんだろうなぁ、と思いながらあれこれ見て回る、柳霞に興味を惹かれて望春は、あの、と声をかけた。
「えっと。あっちにも可愛いの、置いてましたよ」
「え? ――あ、本当だ。このネックレスも可愛いなぁ……って、わぁー、雑貨だけでなくお菓子も置いてあるんだー」
そんな望春の言葉に、ひょいと眼差しを向けて目を輝かせた柳霞はけれども、その向こうにあるイートインに気付いて驚きの声を上げる。どうやら雑貨ばかりが目に入って、そちらに気がつかなかったらしい。
様々な種類のスイーツは如何にも美味しそうで、見ているだけでも目に楽しい。雑貨とスイーツ、両立させるのは意外と大変なのだけれども、それが出来るのは夫婦で経営しているからだろうか。
良いなぁ、素敵だなぁ、としきりに感心する柳霞に、望春はくすりと微笑んだ。姉達とはまた違ったタイプの、けれどもどこか親しみを感じさせる人だと思う。
だから何だか同志を見つけたような気分で、望春はこう声をかけた。
「じゃ、せっかくだし一緒に何か食べてきませんか? 俺もちょうど何か食べようと思ってたんです」
「え、あ、そうだね。せっかくだから何か頂いていこうかなぁ」
そんな望春の誘いに、柳霞はうんうん頷いた。この子のつけてるヘアピンも可愛いなぁ、と思いながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月26日
参加申し込みの期限
2014年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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