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\ オーバータイム!/
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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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\ 哲学者シトラス・ガムダンは言いました、終わらせる事こそが次への始まりだと /
「うぉっマブシ! って、マタクローネカ!! 夏休み来ないなんてノーサンキュー、おにーちゃんがんばるっ!!」
愛しちゃってやまない、弟・拓郎のために!!
そう公言して憚らないのは、
水泳部
の
ブーメランぱんつ
エース、
志波 武道
である。
「クローネって前に、ののこちゃんに悪戯した、あの悪いカラスさんだね。もーなんでこんなことするのー! 夏休みが来なかったら困るよ、したいこといっぱいあるのに!」
あどけない頬を膨らませて、憤慨するのは陸上部の
鴇波 羽衣
。
「もうっ、前が見えないじゃない! それに、椅子が勝手に動いて、危な……っ!」
「おー、ダイジョブ?」
羽衣が拓郎と同じ陸上部である事には、この強烈な光のせいで気付いてないものの、武道は弟のために一緒に事件を解決する仲間として、羽衣を認識する。
「うん、ありがと。とにかく、校長先生の頭にタッチしなきゃね」
羽衣も眩しくてよく見えないために、親しげに話しかけてくる武道が、同じ陸上部の拓郎の兄だとは気付かないままフランクに話をしていた。
「ああ、しかし光源が居場所の手掛かりになるが……直視は厳しいな。よーし、こんな時こそ、この眼鏡! じゃじゃーん☆」
見分けが付きづらいほど、よく似た弟に疎まれるから(そもそも武道の悪ふざけが原因なのだが)という理由で、掛けている伊達眼鏡が、役に立った。
まず目を閉じて、眼鏡にハンカチを軽く巻きつける。
それでも強い光を感じる方角に、めどを付けるのだ。
「ちょっとした、日食眼鏡みたいなもんかな?」
「わー、すごい。あたしも何か持って来れば良かったなぁ……」
「それなら上着をフードみたいに、被るのもいいと思うぜ☆」
「あ、そっか。そうだよね……でも」
朗らかにアドバイスをくれる武道に、羽衣は思案顔。
掛けられる声の位置は、小柄な羽衣よりも明らかに上から聞こえてきて、相手の方が自分より長身であるのは、明白だった。
「あのぅ……良かったらなんだけど……」
「ん? なにかなっ?」
おずおずと羽衣が言うのを、武道はいつものように軽い調子で受け止めた。
「肩、貸して貰えませんかっ!?」
「へ?」
唐突なお願いに、根がマジメな武道は一寸首を傾げたものの、それが羽衣の ろっこん発動条件と知ると、快く応じてくれた。
「なるほど☆ 高いところから飛び降りると、飛行能力を持った布で飛べる能力なんだな。オッケー、おにーちゃんに任せなさい!」
「わあ、本当にいいの!? ……って、おにーちゃんって、ひょっとして先輩? すみませんっ、失礼しました! よろしくお願いしますっ!!」
矢継ぎ早に言葉を並べて小さくなる羽衣を、いいからいいからと気安く宥めると、武道は羽衣を自分の肩に誘導する。
羽衣は慌てて脱いだベストを、肩にマントのように被ると、息を整えた。
「空中なら、邪魔するものはないはず! 羽衣、いきまーす!!」
「ああ、頼んだぜぃ☆ 光はこのまま、真っ直ぐだ」
「ありがとうございます、先輩!」
たあっ! と、武道の肩を蹴ると羽衣は はやる心を落ち着けて、ひたすらに真っ直ぐ飛んだ。
眩しい光の中を、妖精のように真っ直ぐに飛んで……。
ごんっ!!
そのまま、緞帳に激突して落ちた。
「あいたたたぁ~……! そう言えば、クローネが緞帳に何かしてたっけ」
ぶつけたおでこを摩りながら、羽衣は手探りで緞帳に異変がないか、調べ始めた。
「暑いのだ眩しいのだやってられるかなのだ~!」
声を張り上げて抗議するのは、9組の
後木 真央
である。
「これが終わらなければ赤点も通信簿も補習のお知らせもないのだ、でも魅惑の夏休みも来ないのだ~」
家族が決して左団扇とはいかない生活の中から、仕送りをしてくれている事を思えば、真っ赤な通信簿に「落ち着きがありません」と書かれているのや、連なるおさぼり記録を見せるのは忍びない。
だが決して、こんな最悪の結末を望んでいたわけではない。
ぐすぐすベソをかきながら、滑ってきた椅子に足元を掬われて、ひっくり返る。
「ぎゃひん!」
それでも体力だけは、有り余っている元気っ娘。ムクリと立ち上がる。
「真央ちゃんは脳筋なのだ考えるのは得意じゃないのだ、修ちゃ~ん、瓢ちゃ~ん、圭花ちゃ~ん、巴ちゃ~ん……誰か名案ヘルプなのだ~!」
方向すら定めず駆け出して、椅子や人にぶつかっては、まためげずに駆けるを、ひたすらに繰り返す。
「うわ!」
最終的に、真央は
吾妻 優
に盛大に突っ込んで、彼を押しつぶしてしまっていた。
「ぎにゃー! ごめんなさいなのだ真央ちゃんあなたがそこにいるって全然気付かなかったのだ! 怪我はありませんかなのだ」
手探りで優の顔をペタペタと触れて確かめて、真央は平謝り。
「ちょっと待て、大丈夫だから、落ち着けよ!」
「はいなのだ」
恐縮した真央は、ビシっと固まったまま、その場で正座して次の優の言葉を待つ。
「げほっ! いや、そこ俺の腹の上だしっ! ホント、落ち着け!?」
「ファッ!!?」
突っ込まれ、即座に優の上から転がり降りる。
「失礼しましたのだ~ハハァなのだ土下座でも何でもするので寛大なお許しを~なのだお目こぼし希望なのだこの通りなのだ!」
優の足元で、床に額をこすりつけて平伏する真央。
優も見えないものの、そんな彼女の様子に察して、片膝を立てて身を起す。
「いや、いいけどよ。それにしたって、あちぃし、うるせぇし、椅子動いてるし、眩しいし……何なんだよ! ……って、また “神魂” とかってヤツの所為なんだろうがな……今回はどうなってやがるんだ?」
ひとである優には、テオの声は聞こえない。
もれいびではないのに、この空間に送還されてしまったのは、テオのうっかりもあるだろうが、ひとえに彼の巻き込まれ体質によるものだった。
真央はそんな優に、事の経緯を説明する。
独特のテンポと文法を誇る真央の話だが、どうにか優に伝わったようで。
「よくわからねぇが、校長の頭を叩くと元に戻るのか……?」
「そうなのだ、真央ちゃん殺(や)ってやるのだ!」
力一杯主張する真央に、優も後ろ頭を掻いた。
「何とか、やるしかねぇ……か。ったく、メンドくせぇ……」
ともかく、壇上に向かうしかない。
光を少しでも和らげるため、ベストを脱いで日よけにすると、優も言葉通り面倒くさそうに移動を開始した。
ついでに、携帯を取り出して目を凝らし、時刻を確認する。
画面は9時45分を差していた。
「……はぁ、帰って寝てぇ……」
なんて、呟きながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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