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砂掛谷埋蔵金伝説 ~金とロマンと温泉と~
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やや遅れて、千年杉まで到達した2人の姿があった。
「島外から来てる人、けっこういるみたいだね。ゴミ袋がもうパンパン」
桜庭 円
はいっぱいになったゴミ袋を叩いた。
『なんかやなの』
やや力強い字で、
小山内 海
がスケッチブックに感想を漏らす。芸術家として、風景が乱されることは最も許しがたいことだった。
2人はゴミ拾いをしながら宝探しを楽しんでいる。
円の頭上では、
最近
飼い始めた仔猫の「にゃーくん」がちょこんとのっている。首からリードをつなぎ、散歩気取りでここまで来たが、さすがに途中で疲れてしまい、飼い主に甘えている。
『もうちょっと行ったら休んでご飯にしようね』
スケッチブックを円の頭上に持っていきながら、海はにゃーくんを撫でる。
「いやー猫は字わからんだろ……」
そんなやり取りをしていると、後方から声をかけられる。
「よー。やっと追いついたか」
御剣 刀
。手には駅前で購入した寝子饅頭3個分の袋がぶら下がっている。ついでに貸し出しのスコップも持ってきた。
「おっ刀くん。気が利くね」
「その猫はあの時の……随分可愛がっているようだな」
注目を浴びたにゃーくんは、照れくさいのか、自分の前足をせっせと舐めている。居心地はいいようだ。
「寝子タブに問い合わせてみたけど、いい情報は得られなかったよ。やっぱ桜庭の言うとおり、温泉に人を呼び寄せるための仕込みかもしれんな」
「まあ極力このロマンを楽しもうよ3人でさ」
海もうんうんとうなずいた。
3人仲良く北西を行く。
ロープウェイは本数が少ない。ゆえに砂掛谷駅から吐かれる人の群れは、昼前にもなるとおびただしい量となった。
「んー到着ですよーぅ。肩が凝りましたぁ」
不破 ふわり
が大きな胸を揺らして駅から出てくる。車中では痴漢と間違われないよう周りの男性が気を遣っていたが、本人は気にもとめず、電車の揺れるたびいろんな人にぶつかりまくっていた。
「さーここからは遊びまくりますよぉ!」
食べることと温泉に入ることが彼女の最大の目的だ。
さらにその後から出てくるのは
橘 敦志
。
「人も多いしおかしな事件が無いといいけどな……」
3年風紀委員だけあって、この事態を楽観視はできないらしい。
「寝子島名物、寝子饅頭いかがですかー! 美味しいですよー!」
ノリノリで呼び込みをしている
高梨 彩葉
。売り上げも上々らしく、一緒の
奈良橋 博美
と
千子 茶々丸
も売りさばくのに必死だ。
「頑張ってるな彩葉」
「あ、敦志先輩!」
そんな2人のやり取りを、遠巻きから恨めしそうに眺める、春先にはちょっと露出度高めな服装の女性がいる。
紅 一葉
。本人は自覚していないのかもしれないが、敦志のストーカーだ。
亜魚隈 猯利
は、美化委員としてのつとめを全うしていた。
砂掛谷から千年杉方面に散らかったゴミを、くまなく拾ってはゴミ袋へ放り込んでいく。円と海では拾いきれなかった、観光客によるゴミが、まだまだたくさん山を汚していた。
ゴミ袋がいっぱいになったら口を結んで道端に置き「この袋は後で回収します。自分のゴミは自分で持ち帰りましょう」とはり紙を付ける。
「これでよしっと」
動作ひとつひとつが気だるそうだが、猯利はこの作業が一番自分に適していると思った。穴を掘ったりゴミ屑を出すよりも、誰にも迷惑をかけず、そして誰かや何かのためになる。
「発掘する人たちに呼びかけていかないと、私たち2人では手に負えませんね」
同じくして膨らんだゴミ袋を持って、
森 蓮
が言う。先輩後輩の間柄だが、美化の啓発にかけては2人の目指すところは一緒だった。
「俺らでやれる限りのことをやっていこう。お、あそこに穴がある」
山道を少し外れたところに、便乗した誰かが掘ったのだろう、直径1メートルほどの穴ができていた。
ゴミ袋しか持っていない彼らは、軍手で掘り返された土を戻していくしかない。
「寝子島高生の仕業でないとよいのですが」
優しい手つきで、自然を自然のままに還していく蓮。
と、さらに奥のほうから人の声が。
「彼らが掘った当事者でしょうか」
穴を掘りながら、ワイワイと盛り上がっている。一通り終わると、ゴミをそのままにして次の場所へ移っていこうとした。島外の人間のようだ。
「山の景観確保のため、ゴミはきれいに片してください」
蓮が注意しても、彼らは一笑に付してその場を去ろうとする。蓮、深くため息。
「ああいうのには少しお仕置きが必要なんだよ」
猯利、背中に装着していた愛用の釣り竿を手に取る。器用なロッドさばきで、針先にゴミを引っ掛けると、捨て主に向けてキャスティング。ポイントに見事命中した。
「あいつらのゴミは後で回収だ」
「さすがです」
悲鳴と怒号を背にして、2人は山道のゴミ回収へと戻った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月13日
参加申し込みの期限
2013年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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