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さよなら、サンマさ……ん?
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【VS!】
「ふむ。そろそろ、だと思うんだが……」
八神 修
は、会場の片隅に据えられた時計へと目をやり、ぽつりとつぶやきます。
実は彼、寝子島の知名度促進のためにサンマさんのホームページを作成し、日々更新を続けていたりする……のですが。
そこへ聞こえてきた、例のニュース。サンマさん、死す! の報に、彼はまず真っ先に、独自のルートでサンマさん本人へと連絡をつけようと試みたものの。結局、残念ながらそれは、空振りに終わってしまいました。
しかし彼は、脳裏に打ち立てた一つの仮説を元に、このお葬式当日のため、水面下で、影ながらに準備を進めてきたのです。予測される結末は様々、それに応じたパターンを幾つも導き出し。冷静沈着、実に頭のキレる彼のロジックは、一片の抜かりもなし! と自負できる出来栄え。
後は、このお葬式会場において、何らかの変化が現れるのを待つばかり……といった、その、矢先のことでした。
「……始まったか」
に、と笑みを浮かべる修をよそに。にわかに騒がしくなる会場内。
入り口から、人垣をさあっと切り開きながら、何かが、一直線に場内を突っ切ってきまして。
献花台の前へ立つと、くるり、振り向く……その姿!
銀色に輝く鱗! 天へ向かってぴんと立つ勇姿! ぐっ、と握ったガッツポーズに、ニヒルなその笑顔!
現れたのは、まさしく……。
「さっ、さっ……」
「サンマさあああああああああ……ん?」
思わず指差し、目を見開く中沢町長、大きく口を開けて呼びかけたののこちゃんを始め。沸き上がりかけた会場内が、ぴしり、と固まります。
現れたのは、サンマさん……いいえ。サンマさんの着ぐるみ(これはセーフ!)を着込んだ何者か、という、実にややこしい乱入者でありました。
(ふふっ、ののこちゃんったら、あんなに驚いちゃって)
自作のサンマさんスーツを身に纏い、お葬式会場へと駆けつけたのは……内部で密かにほくそ笑む、
エヴァ・ブランシェ
でありました。
会場内はどよめきに包まれ始めますが、乱入したエヴァの動機は、実に単純かつ純粋なものなのです。即ち、
(ののこちゃん……サンマさんが死んじゃったなんて、諦めちゃダメよ。彼を、信じてあげなきゃ……! このサンマさんの勇姿を見て、彼への想いを、今一度思い出すのよっ!)
目を真っ赤にして泣きはらして嘆いていた、ののこちゃん。彼女の深い悲しみを晴らしてあげたい、その一心で、エヴァは夜なべして生地を編み、ダンボールと厚紙を駆使して型を組み立て、ご丁寧にボイスチェンジャーまで仕込んだ上で。満を持して、ここに、姿を現したのでした。
冒険家を自称する両親に鍛えられたサバイバル技術により、ギリースーツまで自作してしまうエヴァのこと。サンマさんスーツの一着や二着はお手の物。ののこちゃんと、そして会場内のサンマさんを愛する全ての人々へ、今、彼女は声を張り上げ、叫ぶのです。
「サンマは滅びぬ! 何度でも蘇るさ!」
「「「だっ……誰だーーーっ!!」」」
……まぁ、完璧な仕上がりというには、ちょっぴり時間が足りなかったというのは、エヴァも認めるところでありまして。どうにも安っぽく出来上がってしまったサンマさんスーツは、どうやら、あっさり見破られてしまった様子。
でも、彼女はへこたれません。何と言いましても、目的は、ののこちゃんを元気付けることにあるのです。
第一、彼女、こういった辛気臭い空気は好きじゃないのです。
何とか会場内を盛り上げようと、何だか、踊りのようなものを踊ってみたり。突然、シャドーボクシングを始めてみたり。彼女なりに、一生懸命、パフォーマンスなど披露してはみるのですが……。
(ううっ、場内の空気が重いわ……! 私では、サンマさんの代わりにはなれないというの……!?)
エヴァの頑張りは、実に涙ぐましく。事情を知る者があれば、皆で口を揃えて、彼女を称えたことでしょう。けれど。
ぽかんと口を開けるののこちゃんに……あ、中沢町長は、ちょっぴり不機嫌そう。サンマさんのニセモノ登場に、いささかご立腹のようです。
(やっぱり……ののこちゃんには、そして寝子島の人々には、あなたが必要なんだわ。帰ってきて、サンマさん……今こそ、あなたの笑顔が、必要なのよ……!)
そんな、誰にも省みられることのない、エヴァの孤独な戦い。しかしそれは、ここに、ある小さなきっかけを投げかけました。
そう。ニセサンマの出現により、図らずも会場内には、一つの共通の想いが生まれつつあったのです。
サンマさん……彼の登場を真に望むという、ファンたちの切なる想いが!
そして、そんな想いが最高潮に達し、会場内のボルテージが臨界点を突破した、その時……!
「ふっ。待ってたぞ!」
修の叫びに、呼応するかのように、今。
献花台の向こうへ颯爽と現れる、その姿!
銀青色の美しい鱗の流れ、力強く握り締めた拳、天を突くような、あの、堂々たる立ち姿!
キラリ、輝く、ニヒルな笑顔!
彼は死んだはず、でも、そんな些細な疑問を粉々に消し飛ばすほどの……この、圧倒的な存在感!
そう! そうなのです! 彼こそが!
「…………待たせたな!!」
「サンマさああああああああああああああああん!!」
まん丸に見開かれた町長の両目! あふれ出すののこちゃんの大粒の涙!
サンマさんが! 寝子島に! 帰ってきたのです!!
爆発しそうなほどに沸き上がる会場内!!
人々は、口を揃えて、その名を叫ぶのです!!
サンマさん! サンマさん!! サンマさん!!!!
……はあはあ。と、いうわけでありまして。
彼、生きてたみたいです! 良かったー!
サンマコールが渦を巻く中、ゆっくりと壇上を降りていく、我らが寝子島観光大使、本物のサンマさん。かけていたサングラスを、チャッ、と外してキザに放り投げると。彼のもとへ、どっと会場内の人々が詰めかけます。
聞きたいことが、いっぱいありました。今まで、どこへ行ってたの? どうして姿を現してくれなかったの?
でも。サンマさんはそんな人々を、すっ、と片手をかざして制止すると。
彼の目の前で対峙する、一つの影。それは、本物登場の陰に隠れ、ちょっぴり霞んでしまった、ニセサンマさんことエヴァの着ぐるみでした。
二人(?)は、固唾を飲む人々の前で、今、真っ直ぐに相対すると……。
ぽかっ、もふっ、ぼすっ! 殴り合いを始めました。
……ええー!? なんでー!?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月12日
参加申し込みの期限
2014年03月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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