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むかしむかしあるところに ~お姫様の願い事~
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【決意】
部屋には、
桜庭 円
と
北原 みゆき
。そして部屋主の王女が残された。
「フィナンが助かるなら……何でもお話をしたいところですが……私にこれ以上出来ることは──」
「あ、あの……っ! 少し情報が集まったら、森に探索に出ようとしている人達がいるんです……っ! 森に潜伏しているという騎士を探しに!
──王女様も一緒なら、心強いです。説得できるって……信じてます」
みゆきの言葉に、目を見開いてからゆっくりと立ち上がる王女。
出入り口のドアに手を当て、呟くように告げる。
「貴方がたも見てきたと思いますが……私は今、軟禁状態にあります。
表面上は私を守る為だと言いますが、この国にフィナンに勝てる騎士がいれば、最初からこのような状態にはならなかった」
凛とした声で王女は告げて、みゆきと円を手招きをする。
厚い布で覆われた窓のカーテンをほんの僅か持ち上げると、地には見張りの兵が数メートルおきに配置されていた。
「………! 凄い数ですね……」
「確かに、これは守られているんじゃない。
だってトラップ一つないんだよね? 無駄な所まで兵士の配置が多すぎる。
これは、お姫様が逃げ出さないようにする為の威圧だよ」
円の声に、王女は静かに頷いた。
「昼間は抜け出す術が私にはありません。夜になれば数が見張り制となるらしい事は確認しましたが……」
「では、手紙だけでも……!
救世主なんて呼ばれている手紙ですからきっと兵達は中を検めないと思うんです。昼間の騎士が正気だったら、きっと反応してくれるはず……っ」
みゆきの言葉に、王女はしばし考えて、小さく一つ頷いた。
「他の……皆さんも見ないと誓って頂けるのでしたら……是非、届けて下さい」
王女はそう言うと、私用の大きな木製の机に向かい便箋と封筒を取り出して文字を綴り始めた。
想い人に宛てるには不自然に思える程、短い文字。書いてある内容は覗き見るのが躊躇われて確認できず。
最後に封蝋で留めて、それはみゆきに渡された。
「どうか、お願いします」
「行って来ます。どうか、きちんと届きますように……」
窓を大きく外側に開けば、下の兵の視線が集中した。
それに大変な不安と恐れを覚えつつ。伝書鳩を放ち、思わず引きつってしまった笑顔で手を振れば“救世主様だー!”と騒ぎになる始末。
「あ……私、それじゃあ森に向かいます。必ず、お話してきますから……!!」
手紙を出し終えて、次に何かをせずにはいられなかったのだろう。
みゆきは、窓を閉めて部屋を歩きながらも急いで出て行った。
残されたのは円と王女のみ……
「貴方も何か……?」
「確信した──貴女の声だ。
助けてって。
ボク達は君に呼び出された」
「………………」
「まだ、話していない事があるよね。
本心を聞かせて」
カーテンで閉じられた、僅かに零れる暖かな光を見つめる王女。
その王女をただ見つめる円。
「国か。
貴女か。
それともあの騎士か。
誰を助けて欲しいのかを。
彼に必要なんだ。
叶わぬ恋ではないという現実を。
彼を救えるのは、救世主なんて都合のいい物じゃない。
姫、貴女の勇気だよ」
円は続ける。
「今日の夜、騎士を皆が迎え撃つそうだよ
騎士の為、そして貴女の為に一緒に行かない?
私は叶わぬ恋を叶える覚悟があると
言う勇気が有るならばね」
最後は、来て欲しいと言う切実な願望だった。
「夜間は確かに見張りが減ります。しかし……私は貴方のその問いに対する解を持ち合わせておりません。
私は、この程度の身であろうとも……将来国の未来を描くかも知れない王女なのですから」
しかしその曖昧な王女の返答とは裏腹に、その瞳は静かに強い光を帯び始めていた。
円はそれに気付いたが、この時点ではその意味を図りかね、これ以上の問答は無理と判断して、ドアの方へ向かい歩き始めた。
そして、ドアノブに手を掛けた瞬間、王女は零すように口にした。
「あのブレスレットの意味は『ブレスレットが壊れ、死が二人を別つとも。必ずや心は、共にあることを誓う』です」
円は、そのままの足で武器庫で頼まれていた一振りの剣を手に入れた。
親友に頼まれていたものであったから、何本もの中から彼の手に馴染みそうな物を探すのには時間が掛かったが、選ぶのに躊躇う事は全く無かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月19日
参加申し込みの期限
2014年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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