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むかしむかしあるところに ~お姫様の願い事~
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【それは鏡の向こうの自分の姿】
灯 斗南
は夜の戦いに向けて、昼は敢えて行動を取らず街の中を何かをするでもなくぶらついていた。
空から落ちた時に、普段の彼ならば「めんどいから」と非協力体勢をとっていた事だろう。
しかし、事情を聞いて協力する事を約束した。
「本の中でぐらい、誰かのために命をかけた人間が報われたっていいはずだ」
そういう、それは己の願いにも似た約束だった。
しかし、風潮はそれでは許してはくれなさそうだと知る。
「あんなに誇り高かった方が……」
「奴がもう何人殺したと思っているんだ!あの7日前の惨劇を忘れたのか!
平和な城下町で、家族を殺された人が何人いると思っているんだ!
救世主様がいらしているんだ。絶対捕まえてもらってギロチンの刑だ!」
寝子島でも、神魂やろっこんの影響のお陰で脅かされる『普通と平和』
それを守る為に、敢えて斗南自身がその能力を使い島を守ろうと真夜中の見貼りを実行している。
しかし、街の人々の話を聞いて思う──『人を守る』という困難の代価はこんなに薄っぺらいものなのか。
今まで、その存在に守られてきたはずの平和。
そして今、街中に溢れる風評。
一歩間違えば自分もこうなるのだろうかという不安に、斗南は僅かに俯き、その心と共に表情を曇らせた。
「灯じゃないか」
気分的に、重い肩に更に重たいものを背負っているところで、斗南は木々に縄を回して縛り付けている
八神 修
の姿を見つけた。
「ん……? 何してるんだ?」
「ああ、これで反対側の網を引くと相手の足を掬う事が出来る。狂騎士が理性を無くしているならこれも十分に足止めになるはずだ」
「……手伝う。一人で出来る範囲を超えているだろう。これ」
斗南が側にしゃがみ込み、側の網を手に取る。
修が困ったように苦笑した。
「網は夜に自分が引いて、進路妨害等のトラップに使うつもりだからな。これは自分でやらなきゃなと思ってさ」
少し諦めた様子で気に網を結びつける修を見ながら、斗南も無言で手伝い始める。
その瞬間──
「ここの装飾屋は無能だらけだな! この一般的女子の体型をした私にトルソーごと投げるのかだと!
あのように重い物など投げられる訳が無かろうがッ!! 投げられる程度の軽さでなければ困る!」
二人が細工を仕込んだ通りの中央から響く、快活とした内容の罵声。
何事かと、二人が聞こえてきた声に注目すると、そこには「この世界の人間は馬鹿ばかりか!?」と、周囲に当り散らして歩く一人の女の子、
双葉 仄
の姿があった。
「双葉、どうかしたのか?」
「む、そこにいるのは」
修と斗南が何をやっているのかを一目見て判断した仄が、そちらの方へと足を向ける。
「なるほど、移動阻害に転倒狙いか。確かに良い案だな」
ふむ、と即座に納得した様子で頷きながら、仄は作業そのものは手伝わずにかがみ込んで見ている。
手を止めない灯の器用な手つきを、しばし興味深そうに見つめていたがはたと我に返ったかのように立ち上がった。
「こうしてはおれん。下々の民に作らせている戦闘用の道具を受け取りに行かねばな」
「あまり無理するんじゃないぞ」
杞憂だと思うが、と僅かに言葉を追加して。心配そうに告げる修に仄は 「なに、下々の面倒を見るのも上に立つもののつとめだからな」
僅かに満足そうに口角を上げて、仄はその場を後にした。
「そろそろ休まないと、本番に支障が出るんじゃないのか?」
「俺は、体力が無いからな。夜に出来ることは、この縄の端を引っ貼って邪魔をするくらいだ。問題ない」
「そうか……。悪い。最後まで手伝えなくて」
「灯が気にする事じゃない。夜に向けてゆっくり休んでくれ」
僅かながらに、申し訳なさを漂わせて斗南が立ち去った後、一頻り、修は酒場から受け取った鳴子と網を設置した。
そして、特別に頼んだ夜目の聞く伝書梟に、
『夜明けには終わります』
と一言、慣れない救世主の名の下に飛ばす。
明日までは待てない。一晩過ごすことは、無意味に狂騎士が人を殺す事。
どこに被害者が出るか全く分からないのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月19日
参加申し込みの期限
2014年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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