this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
むかしむかしあるところに ~お姫様の願い事~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
22
つぎへ >>
【汚名】
「ああ、君達は運が良かったな……俺は今日騎士を除名させられるところだったんだ……」
「あらあら、ずいぶん不穏ねぇ」
「何かあったんですか?」
魔女討伐時に居合わせたという兵士を探し、城の兵舎を訪れていた
尾鎌 蛇那伊
と
新井 米太郎
の二人がやっと一人の兵士を見つけた時。
声を掛けた人間は、ずいぶんと心労の色が見え隠れしていた。
「フィナンを取り押さえられなかったばかりか、夜の街の警護に出しても殺されもせず奴を捕まえられなかったから……。
城のお偉方は今日、救世主が来て、フィナンが討伐される前に、フィナン討伐に精力を尽くしたという証拠を街に残す為、敢えて最後の生き残りである俺を放逐するつもりなんだ……
そして大方『騎士団はこれだけやりました』というのを俺の口から話させる魂胆に違いない……!」
「あらやだ。ずいぶん被害妄想的な考え方ねぇ」
「僕も、これはちょっと……」
「信じてくれ! これは本当──」
騎士がそこまで言い掛けた瞬間、訓練場の雰囲気が一転した。
先程までの落ち着いた気配とは打って変わり、今そこに取り巻くのは──殺気。
「これは……聞かなかったという事にしてあげるわ。これ以上この場で話せば、君この場で殺されるわね」
「ひッ!」
「僕、ここで体力を使うのはちょっと……」
起こりかねない荒事から身を引こうとする米太郎の肩を、後から来た
桜庭 円
がぽんと叩いた。
「ねぇ、何の話っ? ボク、魔女退治の時に生き残ったっていう騎士に話を聞きに──」
「わーわー!!」
「場所を変えましょ。根掘り葉掘り話を聞くにはここは余りにも適してないみたい。
んもう……狂騎士がどんな存在だったか聞きたいだけなのに、どうしてこうなっちゃったのかしら」
かなり離れた郊外までやって来た。
ぽつぽつと話し出す騎士。
「……魔女は彼が来るのが分かっていたようだった。
片腕を槍で縫い付けられて、まだ抗えば命は助かりそうなものだったのに、それでも魔女はフィナンに呪いを掛けたんだ」
「魔女は何て言ったの?」
先を急かす様に、円が告げる。
「魔女は『貴様の様な偽善者は滅ぶべきだ』と告げ、フィナンの付けていた白いブレスレットを掴んで、呪いの言葉を吐いたんだ。
『日の光は煉獄の炎と化してその身を焼くだろう、夜は生きている肉を追って動かなくなるまで、その輝かしい栄光の槍で人を屠り続けるだろう』
その言葉と同時に、フィナンは急に苦しみ始めた」
「白いブレスレット? ブレスレットを付ける騎士って僕のイメージじゃ馴染みがないというか……そういう趣味の騎士様だったんですか?」
首を傾げつつ米太郎は告げる。
「いや、それは何か武功を積んだ折に、エルダ王女から下賜されたのだと、勇ましくも慎ましかった彼が自分から仲間に言い触れていた。
余程嬉しかったのだろうな。大切そうに手を添えていたのを良く覚えているよ」
「という事はお姫様もお揃いの物を持っているんだね……」
何かを思案するようにポツリと零すと、円は考え込んだまま王宮内に向かって歩いていった。
しばし歩いてから、慌てたように振り返る。
「あ! ごめん! ボク、もうしばらく帰らないから、その辺りの情報出来たら先に誰か伝えてくれたら助かるかも…っ!
本当にごめんっ!」
遠くから両手を合わせて謝り倒してその場を立ち去る円。その姿に何かを思い出した様子で米太郎も顔を上げた。
「ん~……僕はそろそろ、戻って休まないと。恐らくろっこんがメインになるだろうから精神的に疲れていると発動した時が……」
「あら。それじゃあ、今の情報伝えるのよろしくねっ。
あたしは、彼にまだ聞きたい事があるから。
──それじゃ、まずは狂騎士の戦い方からなのだけれども……」
後ろを向いて歩きながら、米太郎は腑に落ちない様子で呟いた。
「国じゃなくて、たった一人を好きになるのはいけないことなのかな?」
いくら騎士の誓いでも。いくら決められているのであろうこの世界の騎士の在り方であろうとも。
それはおかしいのではないかと思わずにはいられない。
少なくとも、この様な悲劇を生む位ならば。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
むかしむかしあるところに ~お姫様の願い事~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月19日
参加申し込みの期限
2014年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!