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むかしむかしあるところに ~お姫様の願い事~
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【夕暮れの決意】
エルダ王女の手紙内容は、それまでの情報と合わせて、火急の内容としてとして
志波 高久
の下へと送られた。
そろそろ、高かった日も落ちる頃。
もうろっこんを使うような時間は無い。
「……掲示板を貼り替えておいた。現状集まっている全てだ。最重要事項があるから、各自必ず確認して欲しい」
『そして一般市民の皆さんは絶対に外に出ないこと』
その文言を貼り紙に貼った。口頭よりはまだましであろう。高久は痛い頭を抱えながら、椅子にもたれ掛かる。
案の定、掲示板から仲間以外のどよめきが走り、仲間は真っ青な顔をして駆け寄って来た。
「お姫様が出てくるって……正気だっちゃか!? 護衛とかの情報はどうなってるべ?」
小動物の様な外見でありながら、その思考は一般人よりも遥かに高い回路を持つ
鈴野 海斗
が小走りで高久の側にやってくる。
「分からん。先程、鳩で──来た!」
武具のやり取りの為にと、最初に複数の笛を預かり、まだ城内にいる
火焔 燐
の窓から来た伝書鳩を迎え入れて……高久は顔を青くした。
「……行方、不明」
酒場は、やっと国の危機から自身で起つ存在が現れたと盛り上がっていたが、こちらはそれどころではない。
行方不明ということは単身、狂騎士の目の前に現れる可能性が非常に高く、そこまで守れる保障はこちらにはどこにもないのだ。
「王女の事も気になるが……ここは、まずは拙者達の事を考えるべきだと思うのだが、如何か?
幸い姫は鳴子と松明の存在を知らない。位置把握は前向きに思案すれば可能だと思うでござる」
夏神 零
が装備を完璧にし、馬に乗れるよう工夫されたドレス姿で最後の装備品の確認を行っている。
「……そうだな。もうすぐ夜が来る……」
窓の外を確認しながら、夜に戦いに出る皆に
八神 修
が声を掛けた。
「皆。戦闘中、逃げる形での誘導も意識してくれ。各所に簡易式の網を張れる様にしてある。それで彼を疲労させたい」
その言葉に、先程から、剣の握りをずっと掴んでいた
御剣 刀
が口を開いた。
「狂騎士から足で逃げて、網のフォローが入る前に追いつかれない保障が無い以上、俺はその作戦には反対する。
馬を持つ夏神なら可能だと思うが」
「なら、夏神が適任だな。どうか、頼む」
「あい分かった。可能な限り協力するでござるよ」
待ち焦がれていた城に頼んでいた物資が全て届いた。
海斗は、持ち手を変えて淡々と数本の短斧を腰につけ、その内から一つずつ手に馴染ませていく。
「……これで長弓なんて持ってたらまるでアジャンクールだっちゃね。
騎士殺しなんてしないで済めば万々歳なんだけども」
アジャンクールとは、現代のフランス百年戦争におけるアジンコートの戦いとも呼ばれた、小数が多数を破った作戦による戦闘の地である。
戦況は、人数的には不利。
王女の行方不明など、作戦的にも不利が募る。
だが、戦わなくてはならない。
海斗は、短斧を強く握り締めた。
「うぉっ。何だこの素材重たい! 右手と左手に一つずつだろ、それから、壊された時用に、背中に一つ……と」
傍らでは
風雲児 轟
が予想よりも重たい素材で来たラウンドシールドに手間取っている。
しかし、これで上手く槍さえ捌けさえすれば上半身は安全だ。
「刀くん……」
「………………」
御剣 刀
は無言で何回か剣を振り下ろし重さを確認した。
先に声を掛けていた、
桜庭 円
の声に気づいたのはその後だった。
「ん? どうかしたのか、桜庭」
自分でも、無理に笑顔を作ったのが刀には分かった。
「行くんだね」
「……桜庭。
これは、誰かが、ぶつけなきゃいけないと思う。
綺麗事じゃない、家族を亡くした憎しみや、悲しみ……そうしなきゃ、騎士は救われても、誰が国の人を救うんだ。それは……余りにも理不尽だ」
思いの丈を、呟くように円にだけ告げて、刀は剣を鞘に収めた。
夕暮れの賑やかさに、
常闇 月
はゆっくりと瞼を開けた。
戦闘前の仮眠の為、ベッドでは休まない。
壁に背をつけ床に座って眠っていた月は、ゆっくりと戦場へ向かう足取りで部屋を出て行った。
予想外の情報を含めて、最終的な情報の確認を行った月は取り寄せてもらった武器の中に不備があったことを知った。
「今回は、鋼線は無し……ですか」
「ああ、この世界ではまだ耐久力のあるだけの金属を更に細くするだけの技術そのものが無いらしい」
物資をほぼ一手に取り扱っていた、
志波 高久
は
申し訳無さそうに月に告げた。
「いえ……捕縛が困難となっただけです。ですが、可能な限りのアプローチを行います」
他の武器を受け取った月は、最後に足に馴染ませるように仕込みダガーのブーツを履いたところで──
高らかに鳴子が音を立て、街中に“彼”の存在を知らしめた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月19日
参加申し込みの期限
2014年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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