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<高給&メリット満載>代理出席ウェディング
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【プログラム −2 疑似家族会議】
シーサイドタウンにある
ファミリーレストラン「Persia」
では、7人の老若男女が、ややぎこちなく顔を合わせていた。
「今回は本当にありがとうございます。私たちのために」
座の中央にいる女性、新婦の永作 真里が深々と頭を下げる。
「よろしくお願いします」
密着して座る新郎の宇品 守は、やや気後れ気味に挨拶した。
「こちらこそよろしくお願いします」かしこまって挨拶を返してから、
燕城寺 智慧
は一座の雰囲気を塗り替える笑顔を作る。「一応私たちは家族という体ですから、もう少し団らんとしましょうよ。ね、お兄さん、お義姉さん」
「そうそう、お堅いことは抜きにしようぜ兄さん」
そう言って真っ先にメニューに手を伸ばすのは
御剣 刀
。これも経費として落とせることを聞いていた刀は、腹一杯食べてやろうという魂胆だ。
しかしこの場での最大の目標は打ち合わせ。新郎に最も近しい、家族の“演技”をするメンバーが集結している。智慧は妹役、刀は弟役。
新郎のきょうだいを志願した者がもう1人。妹役の
哀坂 子夜
。弟のお節介で半ば強制参加ではあったが、特殊な任務に少々の興味を持っていた。感情の起伏が乏しい子夜にとって、結婚式は最大の謎の一つ。
(この2人は……愛し合っているから式を挙げるのか……愛し合っているというのはどういうことだろう……そしてそれを祝福する気持ちとは……どういう気持ちなのだろうか)
子夜の影を落としたような表情が一座の温度を下げている節はあるが、彼女自身に悪気はなく、仕事を全うさせたい気持ちは他に負けていない。
(いずれにしろ……任務は遂行させる)
進行はいつの間にか新婦の真理が担っている。
「燕城寺さんと哀坂さんが妹で、御剣くんが弟。それと……」
全員の視線が、1人の少年に集まる。彼は熱心にメモをとっている最中だった。
「あ……僕のことはあまり気にしないでください」
佐藤 英二
。刀から「佐藤も代理出席のバイトするんだろ? 身内だけの打ち合せがあるから、よかったら来いよ。飯がタダで食えるぜ!」という誘いを受けてこの場へやって来た。
「僕は宇品さんの会社でアルバイトしていたことがある体で参列します。事前に少しでも情報を集めておきたいので、今日は参加させてもらいました」
できれば警備の仕事の具体的な内容も把握しておきたい。後で少しだけ聞いてメモっておこう、と決めている。
一座にはもう1人。若者たちが熱心に情報を交わしあっている様を、ウンウンうなずいてながめる好好爺。
「スピーチの最後はやはり一番年上の方が一番絞まるかなと思うのですが。立井さん……いえ、おじいちゃん、どうですか?」
智慧に尋ねられ、
立井 正二
はくしゃっと笑顔を作った。
「ええ、ええ。いいですよ」じっくり2回首肯する。「私でよければ。お2人の前途を祝福する手紙の1枚や2枚、したためてみせましょう」
御年77といえど、記憶力は抜群。交わされる会話を隅々まで頭にしまって、スピーチのための原稿作りに役立てようと決めた。
疑似家族会議は次第に盛り上がっていき、端から見れば本当の家族のように団らんとした会になっていった。子夜は完全に溶け込めないもどかしさを感じていたが、式をより良いものにしたい、という漠然とした気持ちは増している。
「皆さん、本当に本当に、ここまでしてくださってありがとうございます」
真里がまた慇懃に頭を下げた。
「いいんですよ気にしなくて。僕なんかは好きでやってることだし」
英二が答え、正二と智慧も強く同意する。
「俺たちに任せてよ、最高に思い出に残る式にするから」
スパゲティを頬張りながら刀。
「本当に、こんな家族がいたらな」
守がぼそりとつぶやく。記憶喪失者の彼の胸中を完全に知ることは、誰にもできない。
「これから一緒に作っていけばいいのよ」真理が言った。「こんな明るくて楽しい家族、増やしていこうね」
「うん」
そんな2人の姿を見て、ますます熱が入るアルバイターたち。
「うう、健気じゃのぉ」
若者たちの温かい気持ちに触れて、正二爺、目を潤ませる。本番号泣は必須だ。
(祝福……やはり分からない)
子夜だけは気持ちの整理がつかないまま、疑似家族会議は円満に終了した。
結婚式まで、あと2日。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月09日
参加申し込みの期限
2014年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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