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●これもイカ焼き?
「狭い島だし、学校で見たことあるような顔をよく見かけるな」
うさぎ屋の屋台から少し離れたところで、
貞広 護堂
は、知り合いとイカ焼きを焼いていた。
(関西風、と出しておいたほうが良かったかね?)
何人か客が来たが、イカの姿焼きかと思い立ち寄ったが、思っていたのと違うことがわかると帰って行った。
気にしてもしゃあない、と思いながら焼いていると、女の子と一緒に歩いているクラスメイトの
松谷 洋志
、
千鳥 雅人
、
御剣 刀
を見かけた。
(女の子連れか。邪魔しちゃ悪いな)
洋志と雅人はデートと思われるし、刀に至っては、女の子2人(と猫)連れだ。
デートの邪魔をする野暮なことはしたくないので、声をかけず、見て見ぬふり。
(話したことがないのが客として来たら、この機会に話しかけてみるか。食い倒れに注意ってな)
そう思っていた時、仲間から離れた
マリベル・ロイス
が、イカ焼きを確認するようにじーっと見ている。
「いらっしゃい。お嬢ちゃん、イカ焼きはどうだい?」
「イカ焼き? イカ1匹の丸焼きやなくて、ぺたーっとした関西の? だったら買う!」
「お嬢ちゃん、関西から来たのかい?」
「スペイン生まれのスペイン人やけど、育ちは関西やねん。寝子島で関西のイカ焼きを食べられるなんて。ごっつ嬉しい!」
関西のイカ焼きを知っている客、しかも関西育ちのマリベルに好感を抱いた護堂は、サービスとして大きめに焼いた。
焼き立てのイカ焼きを「待ってました!」と目を輝かせて見る。
「関西のイカ焼きは、薄いお好み焼きみたいなものなのね。初めて見たわ」
神薙 焔
が興味深そうに覗き込むと、他の皆も、どんなものか気になり、関西のイカ焼きを見る。
「日本にはいろんなイカ焼きがあるんだね。勉強になったよ」
手紙のやり取りをしている日本人女性に教えてあげよう、と決めた
ヘリオドール・アージュ
。
「美味しそうやなあ。おっちゃん、おおきに」
「オッサン、こう見えても高1なんだよね」
「え? ウチと同じ!?」
同じ寝子高生だが、クラスが違うのでマリベルが知らなくて当然だ。
護堂が同学年であることに驚くが、大柄な体格なので、年相応に見られない。というが、本人は気にしていないご様子。
「美味しそうだから、私もひとつ買っていくよ」
「あたしも買うわ」
ヘリオドールと焔も、イカ焼きを買う。
ホクホク顔のマリベル達が、できたての温かいイカ焼きを手にして帰ってしばらく経った頃。
浴衣姿の小さな女の子が、イカ焼き屋台の前で泣いていた。
(あぁあぁ、迷子か? やめろよ、こんな楽しい日に)
最初は迷惑そうに見ていたが、放っておけなくなり、イカ焼きを作り、できあがったものを差し入れる。
「そこのお嬢ちゃん、誰と一緒に来た? イカ焼きを食え。うめえぞこれ」
「……いいの?」
「遠慮せず食え。ここで待っとけ、兄ちゃんがここ通る知り合いにも訊いてみてやっからな」
「ママ、探してくれるの?」
頷くと、知り合いに「この子を探しているおっかさん見かけたら、関西イカ焼き屋台にいるって伝えてくれ」と言って探しだす。
顔見知りや客達に声をかけまくっていた彼を見た刀が、何事だ? と気になって声をかける。
「貞広じゃないか。屋台の手伝いか?」
「今は、それどころじゃなくてさ。迷子の親探しだ。うちの屋台の前で、母親とはぐれた迷子がいるんだ」
「そいつは大変だ。俺も手伝うよ。桜庭と弘明寺も手伝ってくれ」
皆で探したほうが早い、ということで、
桜庭 円
と
弘明寺 能美子
も親探しを。
(早く見つかって、もっと楽しめるといいやな。せっかくのお祭りだしよ)
刀達の協力もあり、母親はすぐ見つかった。
「もう迷子になるんじゃないぞ、嬢ちゃん」
「おじさん、ありがとう。イカ焼き、美味しかったよ!」
「皆さんには、大変ご迷惑おかけしました。おまけに、ご馳走にまでなったようで……。おいくらですか?」
「別にいいって。オッサンの奢り出し」
お支払いします、という母親の押しに負け、代金を受け取ることに。
護堂達は立ち去る母子の後ろ姿を、見えなくなるまで見送った。
「御剣、これ、迷子探しの礼だ。そこの2人にもな。オッサン特製のイカ焼き、うめえぞ」
「いいのか?」
「黙って受け取れ」
押し付けるように、刀に3人前のイカ焼きを手渡す。
「ありがとう。それじゃ、遠慮なく受け取るよ」
我慢できない、と刀はさっそくイカ焼きを一口。
「うん、これも美味い!」
イカ焼きを食べながら、美味しそうな笑みを浮かべる刀だった。
「初めて食べたけど、美味しいわね、これ」
「うん。美味しい! にゃーくんにもあげるね。イカは食べちゃ駄目だよ」
フーフーと冷まし、円から食べさせてもらった後に嬉しそうに鳴くにゃーくんを見て、可愛いと思う能美子。
「あれ? 刀くんがいない」
2人と1匹がイカ焼きを食べている間、刀は人数分のラムネを買いに行っていた。
「はい、これ。喉、乾いただろう? フタ、開けてやるよ」
中身がこぼれないようにフタを開け、円と能美子に手渡す。
(皆でラムネを飲むの、密かな夢だったのよね)
思い描いていた夢が叶ったので、能美子はとても嬉しかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月12日
参加申し込みの期限
2014年01月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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