七夕の日、寝子島では浴衣を着て楽しむ『七夕ゆかた祭り』が開催される。
この日は、旧市街の参道商店街、寝子島神社の境内にかけ、飲食系、遊戯系の屋台が多く立ち並ぶ。
どの屋台も、本番に向けての仕込みや準備に大忙しだ。
散歩がてら、その様子を興味深そうに見ていた
ヘリオドール・アージュは、どのようなものなのか楽しみで仕方がない。
フランスから寝子島に来たばかりの彼にとって、見るものすべてが珍しい。
「Bonjour! ここで、何をしてるんですか?」
参道商店街で屋台の準備をしている年配の夫婦に、何が行われるのかを聞いた。
この夫婦は、寝子島漁港付近で大衆食堂うみねこを営む魚戸ケンゾウ・ハルコ夫妻だ。
祭りの助っ人として、食堂を臨時休業し、屋台を出店し、縁日を手伝うことになっている。
「Bon……? あんた、どこから来たんだい?」
失礼しました、とハルコに詫び、フランスから来たと答えた。
「フランスから、ここに来たばかりなので、良くわからないんです。教えてくださいませんか?」
「外人さんじゃあ、日本の祭りがよくわからなくても当然だな」
「お祭りですか。どのようなものか、すごく楽しみです!」
瞳を輝かせ、ケンゾウが言う寝子島の祭りを期待する。
「食い物屋台だけでなく、金魚すくい、ヨーヨー釣りといった遊びもあるぞ」
それを聞き、ますます楽しみに。
「寝子島のお祭り、思う存分楽しむと良いよ」
「はい」
ヘリオドールにとって初めての寝子島のお祭り。
どのような屋台、どのような遊びがあるのだろうか。
それを考えると、彼の胸が高鳴った。
縁日シナリオを担当することになりましたカターレです。
寝子島に来たばかりというヘリオドール・アージュさんに、シナリオガイドにご登場していただきました。
『七夕ゆかた祭り』と銘打ってありますが、浴衣を着ていない方も参加できますのでご安心ください。
【開催地】
旧市街。寝子島神社の境内から、参道商店街一帯にかけて。
広範囲ですので、たくさんの屋台が立ち並んでいます。
広いので、参道商店街に休憩所が設けられています。
疲れたら、ここで一休みするのも良いでしょう。
迷子も予想されますので、迷子センターも用意してあります。
時間は天の川鑑賞会の前まで。それまで、ごゆっくりお楽しみください。
【屋台一例】
●飲食
焼き鳥、串焼き、焼きとうもろこし、お好み焼き、やきそば
今川焼(大判焼き)、たい焼き、たこ焼き、イカ焼き
おでん、豚汁
フランクフルト、アメリカンドッグ(フレンチドッグ)、フライドポテト、唐揚げ
●菓子類
綿菓子、リンゴ飴、ベビーカステラ、クレープ、ワッフル、チョコバナナ、ポップコーン
●冷菓
かき氷、ソフトクリーム、アイスキャンディー
●飲料
ジュース、ラムネ、日本酒・ビール(未成年はダメ!)
●遊戯
金魚すくい 、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、コルク射的
●その他
お面販売
箱くじ:景品と同じ番号を引くと景品がもらえる
千本引:景品を括った紐の束から紐を一本引くもの
上記は、あくまでも一例です。
お店の名物料理を出すも良し、お手製のマスコットを販売したり、似顔絵描きをしても構いません。
料理を出す際は、食べ歩きができる配慮をお願いします。
魚戸夫妻は、参道商店街でうみねこ名物「海鮮かき揚げ」の屋台を出します。
●魚戸ケンゾウ(75歳)
大衆食堂『うみねこ』店主。
威勢の良い江戸っ子気質の料理人で気さくな親父。
「おやっさん」と慕われている。
●魚戸ハルコ(71歳)
テキパキ動く、元気なふくよかなおばちゃん。
多くの注文を聞き取ることができる耳を持つ。
ケンゾウの手伝いをすべく参加。
屋台を出店する方は、なるべくコメントページで宣言してください。
【出店の際の注意点】
飲食系を出店する際の調理器具、機材は主催者側で用意しますが、食材は各自持ち込みです。
遊戯系の景品は既製品、手作り、どちらでも可能です。
アクション文字数簡略化のため、寝子島神社境内側は【神】、参道商店街側は【参】と明記してください。
両方に出店することはできませんので、どちらかで出店してください。