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Geheime Maske
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複雑なデザインの仮面をつけた月が、燃えて行く絵を見つめる。心の中の感情も一緒に燃えて行くような感覚に、気持ちがフワリと軽くなる。きっとまた直ぐに元通りになるのだろう。燃えたように錯覚している気持ちは、今も月の中で燻り続けているのだから。
「ふふ、皆の絵から感情の激流が伝わってくるね。……どんなモヤモヤも、灰になっちゃえばみんな同じ。あっけないもんだよ」
こまちが低く呟き、月に目を向ける。
「今の気分はどう? 少しでもすっきりした?」
月はゆっくりと頷くと、胸に手を当てた。決して消えない思い。でも、少しでも目をそらせるのなら、今はこの催し物に感謝しよう。
「そう……なら、良かったね」
微笑んだこまちの横顔は、どこか寂しそうに翳っていた。
「譲君」
不意に呼ばれて、譲は手紙を燃やす手を止めた。若菜は呼びかけただけで先の言葉を紡がず、ジっと譲の顔を見つめると、足元に視線を落とした。
「何でもないよ」
思いつめたような顔は寂しげで、何でもないはずがないと分かっているが、踏み込んで良い事なのか分からずに、譲は鞄の中から一冊の本を取り出すと手渡した。少し古い本は、何度も読んだ後があった。若菜はパラパラとページを捲ると、題名を指でなぞった。
とある星に住む、独りぼっちの王子の話。大切な物は目に見えないと言う言葉が、譲の胸に響く。若菜には、心配してくれる親がいる。それが少し羨ましく、そしてきっと、親の存在で悩む何かもあるのだろう。他人の心は覗けない、他人の境遇を羨ましがっても仕方がない。分かっていても、隣の芝は青く、そして遠く見える。
不安なら、頼って欲しい。辛いなら、言って欲しい。例え何も出来なくても、傍にいることくらいは出来るから。けれどそれを言葉で伝える事は出来なくて、譲はそっと若菜の手を握った。突然の行動に驚いた若菜だったが、照れたようにそらされる顔を見上げ、微笑んだ。
「ありがとう」
譲にしか聞こえない声はか細く、すぐに風に流されて煙と一緒に溶けてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月13日
参加申し込みの期限
2014年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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