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\ オーバータイム!/
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Geheime Maske
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燃やしてしまえば、この想いはなくなってしまう気がする。それが嫌で、冴来はメモ帳を握り締めたまま炎を見つめていた。この想いは、冴来の胸を締め付けるけれども、なかったことになんてしたくない。ずっと一緒にいたい、あの人と一緒にいられない世界なら、要らない。……それはとても我儘で、傲慢な願い。ねぇ、私の思い通りになるなら、あの人の気持ちなんて関係ないの? 私は、私のためだけにあの人を好きなの?
「そんなに躊躇うなら、燃やすべきじゃないと思うよ」
黒いパーカーフードを被り、お面をした男性に声を掛けられ、冴来は持っていた紙を握り締めた。
「きっと、燃やしちゃいけない想いなんだよ」
冴来は目を閉じると、静かに考えた。
ずっと一緒にいられないかもしれない。あの人は、私を好きじゃないかもしれない。だからって、世界がなくなってしまえば良いとは思わない。あの人のいる世界が、愛しいと思えるから。一緒にいられなくても、それでも良い。貴方さえいてくれれば、きっと世界は輝いて見えるから。世界で一番、あの人が好きだから……。
「そうね……。燃やすべきじゃないのかもしれない」
紙をポケットに仕舞うと、冴来は微笑んだ。
「ありがとう、気付かせてくれて」
「力になれたなら、良かった……」
ねむるはそう呟くと、ほんの少しだけ口元を緩めた。
見慣れない古い日記帳を手に、火の前に立つ小淋を黙って見ながら、琴音はその中身が気になっていた。見る資格がないと言う事は分かっていたが、燃やすというからには何かしら小淋にとっては整理したい想いが綴られているのだろう。
「どうしてソレを燃やすの?」
小淋にしか聞こえない小さな声に、彼女が振り返り、スケッチブックに何かを書く。
『過去に捉われないように、未来に進むために、少しでも気持ちに見切りをつけたいんです』
悲しい顔で、日記を手放す。燃えて行く様子を見ながら、小淋の脳裏に様々な思い出が蘇っていく。悲しかったこと、辛かったこと、それでも親友との思い出は輝いていて、そっとリボンに触れる。例え日記がなくなっても、彼女との絆は確かに残っている。
多くは語らない小淋の複雑な横顔を見て、琴音は思わずギュっと抱き締めた。もっと彼女の事を知りたい、もっと彼女と話したい。日記に綴った過去は燃えてしまっても、これからの未来は燃えてしまわないから。
これから小淋が日記に綴る日々が、楽しい事ばかりになるように、そしてそこに自分の名前が記されるように、琴音は立ち上る煙を見ながら、強く願った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月13日
参加申し込みの期限
2014年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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