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Geheime Maske
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寿美礼に真央の事を伝えた後で、武道は人がいないのを確認してから美術室近くのトイレに入ると、髪を後ろに撫で付けた。制服も一番上までボタンを留め、ネクタイもきちんとつける。目元が笑ったような形のヴェネチアンマスクを身に付け、寿美礼と一緒に絵を回収すると、美術室へ向かった。
そこそこ広い美術室には人が沢山いて、各々が自分の好きなように時間を過ごしていた。武道は小さく息を吸い込むと、口角を上げて片手を上げた。
「ドゥーエ参上! ヘローミナサマコンチャー! 絵の回収してきてやったぜーい!」
音夢と話していたロベルトがその声に振り返る。
「あ、そう言えば……悪い、忘れてた」
「だと思ったぜーい」
「え? これ、ロー君が始めたの?」
冥と一緒に絵を描いていた翠子が急に声をあげ、腰元に手を当てるとロベルトの前に立つ。
「もー、ロー君、美術室を勝手に集合の場に使わないようにね? 他に使う人いるんだから。今日はまあ、良いけど、放課後は部活で使うんだし」
「……え……あ、はい……」
急に素に戻った翠子にロベルトが困惑しながらも頭を下げ、その様子にはっと我に返ると慌てて「ってさっき会った知り合いのオネエチャンが言ってたぜ!」と付け加える。
「そうそう、で、そのオネエチャンから焼き菓子貰ったから、皆で食べようぜ! 騒いだら腹も減るだろうしな! お茶と一緒に食べたら絶品だぜ!」
翠子がそう言った時、元気の良い声が美術室に響き渡った。
「真央ちゃん参上なのだ! 寝子高放課後秘密怪盗倶楽部カルネヴァーレ! 真央ちゃんに取材させるのだ~っ!」
数秒前に聞いたような入室の言葉だったが、デジャヴに浸る暇もなく真央が突撃取材を敢行しだす。真央の大きな瞳が武道へと狙いを定め、武道が慌てて持っていたメッセージを後ろに隠す。今のところカルネヴァーレしか見えていない真央がメッセージに興味を持つとは考えられなかったが、念には念を入れておく。自分が集めた分に関しては、誰にも見せるつもりはなかった。
新聞部エース記者真央ちゃんの体当たり取材が始まり、小淋と閑談していた修が腰を上げる。何とか新聞部部長として真央を言いくるめられないかと考えあぐねいていた時、王輝が鞄の中から何かを取り出すと真央に手渡した。
「真央ちゃんは、この人知ってる?」
「知ってるのだ! 黒い美猫が出てる映画に出てた人なのだ!」
「それじゃあ、隣の男の人は? 映画監督なんだけど」
「知ってるのだ! 絶世の三毛美猫が出てる映画を作った人なのだ!」
とっても真央らしい映画の覚え方に苦笑いを浮かべながら、修は写真を見た。テレビで何度か見た事がある女優と映画監督が写っており、その間には幼い二人の子供が立っている。
「これは……御陵先輩、ですか?」
「うん、そう。真ん中にいる小さいのが、僕と妹だよ」
「ふわぁ~! 凄いのだ! 王輝ちゃんセンパイのお父さんとお母さんは、映画監督と女優さんなのだ!?」
「まぁ、母親の方はもう亡くなってて、今は新しいお母さんなんだけどね。その人も女優だよ」
「イケメンの白猫と一緒にCMに出てる人なのだ!」
聞いたことのある名前に、真央の脳裏に白猫が浮かぶ。やっぱり猫基準なんだね。と笑う王輝を前に、修は息を呑んだ。何と言葉をかけて良いのか分からずに固まる修に、王輝が柔らかく微笑む。
「何年も前の話だから、そんな顔しないで。……真央ちゃん、うちに映画に使った資料があるから、見せてあげるよ。猫が映ってる写真も沢山あったはずだよ」
猫大好きな真央の興奮が高まって行く。どうやら真央の興味はペットモデルへと移ったようだった。ほっと安堵したのも束の間、閉門間近を知らせる放送が響いた。
「呼んだ車も到着するだろうし、行こうか」
鞄を肩にかけ、歩き始めた王輝の隣に並ぶと、若菜は微笑みかけた。
「なかなかさ、うまくいかない事って多いよね。私も時々、苦しくなるんだ」
「そうだね……」
寂しそうに呟いた王輝が、ふわりと柔らかく微笑む。何度か見たことのある穏やかな笑顔だったが、どこか作り物めいて見えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月13日
参加申し込みの期限
2014年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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