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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【イトコ同士の七夕祭り】
薄野 五月
は
先日のバイト代
で購入した今年の夏第一弾の大玉スイカを切っていたところ、従兄の
薄野 一月
に祭りに誘われた。
なんでも「短冊吊るしに行こう」と一月がはしゃぐので、言われるがまま五月は九夜山へ連れてかれていた。
「……というわけなの。面白い話じゃない? これはもー是非行かなくちゃって思ってさ!」
一月が話すのは、ねこったーでのトンデモ話。
竹飾りに短冊飾ると空を飛べるという都市伝説だ。
「なるほどー。確かに興味深いねー」
普段は『です・ます』調の丁寧語の五月だが、従兄相手には遠慮は無用らしく至ってフツウの女子高生らしい口調で会話をこなしていた。
「あ、いち兄。ちょっとあれ見てください」
五月が指差す屋台――射的屋の景品に、白くてモコくて憎いあんちくしょうがいたのだ。
それは五月がテンション上がる動物ベスト5に常時ランクインするほどの彼奴だったのだ。
「五月、欲しいのか?」
一月が尋ねると、目を天の川よりもキラッキラに輝かせる五月。
「よっし、おにーさんにまっかせなさい!」
一月は意気揚々と射的屋へ向かった。
「フフッ、スナイパー・ジャニュアリーと言われた射的の腕、見せてあげる!!」
コルクを詰めた銃を精一杯前へ押し出し、引き金を引いた!
――総弾数50発でようやく獲物を仕留めたスナイパー・ジャニュアリー=サン。
「きょ、強敵だったわ……」
最後の方は見かねた五月のアシストで攻略したのは内緒である。
薄くなった財布を見ないようにしながら、彼は五月を見遣った。
「~~~~~~~~ッ♪」
(うわぁ、もこもこ。かわいいですー)
五月、声にならないほど喜んでいる。
ローテンションな彼女がここまで鬼アゲになる姿は、一月にとってレアケースであった。
「そんなに喜んでくれるなら、頑張ったかいがあったわよ」
心地よい疲労感が一月の肩にのしかかってきた。
だが、本番はこれからだ。
「さぁ、竹飾りへ行って、短冊飾ろうか!」
「はいー、飾ろうー飾ろうー」
薄野従兄妹は一路、展望台へと向かう。
五月は竹飾りを目の前にして、思いを馳せていた。
(目を閉じるとパンドラさんとの出会いと殴り合いが浮かんできます。あれは貴重な体験でした。恋愛成就などの噂は私も知っておりますが、
あの戦いは実は殴り合いではなく殴り愛だった
のでしょうか)
「五月? 短冊に願い書きましょ?」
「はいー、ちょっと待って、いち兄」
2人は仲良く短冊に願いをしたため始めた。
『今年こそは桜貝を見つけられますように
薄野 五月
』
『来年の七夕も家族や幼馴染や友達と楽しく馬鹿やって過ごせますように
薄野 一月
』
従兄妹同士は互いの願いを見せ合い、問い掛け合う。
「そもさん、五月。何故、桜貝なの?」
「説破、いち兄。桜貝には恋愛成就のおまじないがあるそうですよ。私も恋に恋する16歳の女の子ですから興味がありますー。いつか誰かとサクラサク。そんなリア充に、私もなりたい」
しみじみと語る五月に「やっぱり女の子だなぁ」と一月は言葉を漏らした。
が、直後に五月に人差し指を指される一月。
「……というのは3分の2くらいは冗談で、桜貝はいち兄に良いお嫁さんが見つかるようにという願掛けです。いち兄はまだ若いですが何だか行き遅れそうで本気で心配だから。私は姪御さんか甥御さんに『五月おばちゃん』と呼ばれて懐かれたいのです」
「ちょ、やめて! まるでおにーさんが一生独身みたいな事思うのやめて! まるでお母さんみたいなこと言わないで! ていうか、五月サン? 俺はそこまで昔の失恋とか引き摺ってないからね?」
「本当に~?」
じーっと見詰めてくる五月の視線を、一月は直視出来なかった。
(いやそりゃ机の奥に高校時代出せなかったラブレターとか眠っているけども。捨てるのも開封するのもじわじわダメージが来るから残っているけども……ッ)
「いち兄、やましいことがあるのですねー」
「五月サン? このことは内密に……!」
内容を言っていないにも関わらず、既に一月の心は折れ掛かってしまってる。
「仕方がないですねー。では私の質問に答えられたらチャラにしてあげるのでー」
「た、助かる! さすが従妹!」
一月はホッと無でをなで下ろす。
「で、質問ってなんなの?」
「いち兄のお願いってなんですー?」
「なんだ、そんなことか」
一月はあっさりと五月に短冊を見せてくれた。
その内容に五月は意外だと言わんばかりに目を細める。
「フツウ……。むしろまともだった」
五月が感心していると、一月は得意げに解説を始めた。
「来年もこうして面白い七夕を皆でわいわいやれたら良いなってさ。そして願わくば可愛い年下の(強調)彼女と並んで『来年もまた一緒に七夕しようね』って書いた短冊とかつけちゃったりしてさー! やだもーあたしったら恥ずかしいっきゃー♪」
「それがいち兄の願いですか。随分と壮大だねー」
従妹に冷静に突っ込まれ、一月は徐々に冷静になっていく。
そして己の願望(よくぼう)丸出ししたことを早くも後悔しだした。
「……ちょっと俺本気で何を口走ってんの……ッ」
両手で顔を覆い、そのまま短冊を竹に吊るす!
「アイキャンフラーイ! フラーイアウェーイ!!」
一月が叫ぶと、綺麗なフォームで空へと舞い上がっていくではないか!
彼の目元から零れる涙が、星屑のようにキレイ、と言っている場合ではない。
「俺は今! 愛しさと切なさと! 99%の羞恥心で飛んでいるんだーきゃー!!」
居た堪れない気持ちを抱きながら、彼は夜空へ消えていった。
「おー、いち兄の言うとおり、本当に飛んだー!」
五月も彼を追うべく短冊を掛けると、えも言えぬ浮遊感が全身に伝わる。
「わーわー。これはなかなかに爽快ですねー」
雲を突き抜けると、遠方に見知った友人の姿が。
「あれは雨寺さんと華菜子さん、それに恵御納さんもいますねー」
おーい、と手を振ると
雨寺 凛
と五月の幼馴染の
畑中 華菜子
、そしてクラスメイトの
恵御納 夏朝
も手を振って応えてくれた。
「あのー、メガネ掛けたオネェっぽい私の従兄を見かけませんでしたかー? 多分泣いてたと思うのですがー」
五月が3人に近付き、一月の行方を尋ねてみれば、一斉に同じ方向を指差してくれた。
「ありがとうございますー」
丁寧にお辞儀をしたあと、従兄を追跡する五月であった。
「いち兄、何してるの……」
五月が追い付くと、ハイテンションで空中遊泳を楽しむ一月がそこにいた。
「いやしかし、居た堪れない気持ちが吹っ飛ぶくらいに楽しいな!」
「そんな恥ずかしかったんだ……」
これには五月が苦笑いしてしまう。
「そうだ、こういうのはどうだ?」
えいっと一月はろっこん『妖精の気まぐれ』で五月との立ち位置を入れ替えた。
「おお、いち兄のろっこん!」
「飛行中に入れ替わったりすると面白そうだ。うん、小説のネタが湧いてきたわよ!」
「いち兄の創作意欲向上に一役買ってあげるー」
五月は気ままに星空を飛ぶ。
それを一月がろっこんで立ち位置を変換させて遊ぶ。
その度に常に持ち歩いているネタ帳にアイデアを書き連ねていく。
しばらく従兄弟は仲良くろっこんで遊び続けていた。
気が付けば、2人は竹の前に戻っていた。
いつ戻ったのか感覚が無いし覚えてもいない。
だが、満天の星空を駆け巡ったあの感覚は本物だと、薄野従兄妹は確信していた。
「それじゃ、帰ろっか」
「そうだねー」
2人はのんびりと下山し、屋台を巡ったあと家路に着いた。
薄野 一月
:脱・無名作家を目指して刺激を受けまくる一方、従妹に将来を心配される
薄野 五月
:従妹、そして自分の恋愛に期待、桜貝見付かりますように
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
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コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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