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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【猫と兎が織り成す星屑の円舞曲】
<警告>このページは致死量を越える恋愛糖度が計測されています<警告>
夜空を燃やすような真紅の髪と瞳を持つ少女は、曇り空を眺めて肩を落とす。
少女――
緋紅朱 赫乃
は折角の七夕なのだから、晴れてほしかったと心の中で不満を漏らした。
「晴れてないのが残念なのか、赫乃?」
声の主は彼女が世界一愛してやまない恋人、
シグレ・ナイトウォーカー
である。
緋紅朱はシグレへ顔を見上げると、ふるふると顔を横に振った。
「へい……き……。噂……本当、なら、きっと、間近で……」
その頬がほんのり赤く染まる。
「ああ、そのために展望台へ来たんだ」
藍鉄色の浴衣に白雪の帯というシンプルなシグレは八重歯を出して微笑んだ。
彼に釣られて緋紅朱も見上げて(身長差40cm!)口元を緩ませた。
彼女の着る黒檀色の生地に真紅の薔薇柄が大きく映えるアレンジ浴衣は袖はフリルで飾られ、スカート状の裾の下にはミニペティコートと裾の形を良くするために丈の短いパニエを着用している。
更に薔薇のワンポイント刺繍が入った色タイツを同系色のガーターベルトで止め、赤黒いブーツをコツコツと鳴らす。
「お願い……、何、書くの……?」
緋紅朱がシグレに尋ねると、赤い薔薇のヘッドドレスが傾けた頭の動きに合わせて揺れた。
だが、シグレは口元に人差し指を添えてウィンクするだけ。
「まだ、明かさない」
竹飾りの前でお互い明かすことを約束し、2人は足早に目的地へ向かうのだった。
竹飾りの前で短冊を手に取った2人は、迷いなく願いを書き始めた。
(シグレさんは何を書いたのかな?)
先程からずっと緋紅朱はシグレの願いが気になる様子。
しかし、身長差が災いして覗き見することができない。
やむなく、自分の願いに集中することにした。
(二人がずっと笑顔でいられるような、幸せな日々を……)
『シグレさんとずっと一緒で、二人で幸せになりますように』
シグレも書けたようで、約束通り緋紅朱に見せてあげた。
『Be happy together.』
「英……語?」
キョトンとする彼女に向かって、「シンプルだろ?」と二ッと八重歯を覗かせて笑い、腰を落としてこつんと彼女の額へ自身の額を合わせるシグレ。
「一緒に幸せになろうって意味さ。星に願わなくても、叶えてみせるけどな」
「もう……、叶っちゃってる、よ……」
くすっと緋紅朱は笑みを漏らす。
「シグレさん……。私……、今、幸せ、だよ……」
「それはいけないな! 緋紅朱にはもっと幸せになってもらいたいから、ここで満足してもらっては困る」
臆面もなく言ってのけるシグレに、緋紅朱は嬉しさと恥ずかしさで思わず彼にハグしてしまう。
時雨は彼女を抱き上げ、互いの短冊を高い場所へ吊るした。
すると、急に2人は地球の重力から解放され、見えない翼で天空へ羽ばたいていく。
「あ、飛んでる……シグレさん……!」
驚いた緋紅朱は、ハグした体勢のまましっかりしがみついたままだ。
一方、シグレは興味深いといった態度で、余裕ある発言をかます。
「ほお、これは面白い。かなりのスピードが出てるようだ。おっと、赫乃、離れるなよ?」
「うん……!」
手を繋いで飛ぶよりも、このままお姫様抱っこで飛んだほうが却って緋紅朱も密着できて安心させられるだろうとシグレは判断する。
ただ、なるべく速度を落とすように心がけ、彼女にも周りの風景を眺めるように勧めた。
「赫乃、よく見てごらん」
恐る恐る緋紅朱は目を開けると、すぐ目の前に天の川が広がっていた。
彼女は思わず手を伸ばし、その星屑を掴もうと試みる。
「シグレさん、……お空が、あんなに、近い、よ」
だが、手を伸ばしても手に入らないことは分かっている。
代わりに、シグレがその手を優しく握ると、抱っこを解除して2人並んでゆっくりと星海を飛び回り始めた。
流れていく星が、自分たちに向かってくる流星群のようで、緋紅朱は暫し言葉を発せずに見蕩れていた。
「まるでピーターパンにでもなった気分だな。さしずめ赫乃はウェンディかティンカーベルか……っと!」
シグレが愛を囁いていたその時である。
一陣の竜巻が2人の目の前を通過していったのだ!
「チィッ、口惜しや。次は外さないよぃ!」
二年連合の目を掻い潜り、いつの間にか浮上していた
骨削 瓢
が2人の目の前に立ち塞がった!
「七夕のお天気は竜巻警報発令中だよぃ。地上じゃ余計な輩が目を光らせて悪さが出来なかったんでねぇ、空で存分に暴れさせてもらうさね!」
目の前のラブラブぶりを見て恋愛フラグを感じた骨削は、自身のろっこん『悋気の独楽』を発動!
掌から竜巻を発生させ、それをぶつけようと今や遅しと構えていた。
「夢は織姫と彦星の間をも邪魔する事、届けあっしの竜巻!」
骨削は短冊に
『カップルは織姫と彦星含めて、全員があっしに吹き飛ばされればいい』
と書いていたのだ。
シグレは再び緋紅朱を抱き上げると、「やれやれだな」と肩をすくめた。
「まったく、無粋な輩だな。こんな夜に星を愛でる余裕もないとは」
皮肉交じりの忠告も、骨削相手では効果が薄いようだ。
「星なんぞ愛でるより、あっしは嫉妬抜きでカップルの邪魔することが趣味でぇす!」
骨削、最大限までパワーを溜めた竜巻を2人に放った!
「ハッ、つくづく手に負えん。……赫乃、少しだけ我慢して貰ってもいいか?」
彼女はこくり、と静かに頷いた。
「あまり怪盗を舐めないほうがいい……!」
襲い掛かる竜巻を急速上昇でシグレは回避!
骨削は「読めてるよぃ!」と第二波、第三波を繰り出すも、シグレはアクロバティックに軽々とすり抜けてしまう。
「くぅッ! なんで当たらないのかねぇ!?」
苛立つ骨削を尻目に、シグレは一目散に『逃げる』!
「さらばだ、これに懲りて地上へ降りるんだな」
シグレのろっこん『怪盗補正』は逃走中限定時で身体能力が上がる能力だ。
つまり、骨削、相手が悪すぎた。
あっという間に遠ざかる2人を悔しそうに見送りながらも、骨削は邪悪な笑みを湛えて呟く。
「まだだ、まだまだだよぃ……。今宵はあっしがカオスを作るのさぁ!! イヒヒヒヒヒ!!」
不気味な笑い声を上げながら、彼は次の獲物を探しに飛んでいった。
ちょうど鈴島上空まで逃げてきた2人は、完全に骨削を撒いたと確認する。
「さて、撒けたかな? お疲れ様だったな、赫乃」
シグレ労わるように彼女の額にキスすると、おもむろに彼女から離れる。
そしてうやうやしく一礼してから手を差し伸べ、こう言った。
「My Dear.折角の夜だ。俺と踊ってくれないか?」
緋紅朱は一瞬たじろいだ。
(社交ダンスはやったことがないけども、きっとシグレさんなら……)
緋紅朱は恐る恐るシグレの手を取ると、にっこり笑ってみせた。
「はい……。いっしょに、おどり、ましょう?」
「――パーフェクトだ」
シグレは慣れた仕草で恋人をリード。
緋紅朱も最初こそたどたどしかったが、彼のリードのおかげかみるみるうちに様になっていく。
星の海で2人はロマンティックにワルツを踊る。
誰にも邪魔されない、鈴島上空の2人だけの舞台。
空を滑れば、動きに合わせて星屑が煌き、ターンをするたびに世界が一巡すると錯覚してしまいそうだ。
彼らの円舞は、神魂の効果が切れるまで続けられた。
しばらくすると、竹の前でぼぅっと立ち尽くすシグレと緋紅朱。
あれは夢だったのか、噂は本当だったのか、よく覚えていない。
だから緋紅朱は、シグレを見上げて尋ねた。
「シグレさん、楽し、かった?」
「勿論、これ以上なくパーフェクトだ」
たとえ夢でも現実でも、恋人と同じ体験ができたのならそれは素晴らしいこと。
緋紅朱は雲の切れ間から見える天の川へ『来年もこうして二人で一緒に来れますように』と祈るのであった。
シグレ・ナイトウォーカー
&
緋紅朱 赫乃
:愛の円舞曲は永遠に止まない
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焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
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コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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