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オウガフェス in SUMMER
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公園のトイレの横に、
恵御納 夏朝
の姿があった。
Tシャツに短パン、運動靴の彼女。ゼッケンは左腕に結んでいる。
彼女は普段通りのぼんやりした目で辺りを見回している。
「たまには鬼ごっこも楽しいよね。賞品も豪華だし……でも最後まで逃げ切れるかな」
運動部でもない、フツウの女子高生としてはちょっぴり不安がある。
「……誰か近付いてくる」
足音に気付いた彼女は、急いで持ってきた布を広げた。安売りされていたリバーシブルの布である。表が茶色、裏が緑色の布だ。
「……これで忍者さんみたいに隠れよう」
トイレの壁に背中をつけて、さっと自分を覆い隠す。
「……………………」
ええと、コンクリートの壁に緑色はどうだろうか。
「あ、間違えた」
ぺたんと芝生にうつぶせになり、今度こそ緑を上にして隠れた。
あらわれたのは真央である。
「よしよし誰もいないのだ」
そう言うと、真央は竹馬でトイレの屋根に上がった。竹馬を回収して、足の部分をずらし、ロープでがっちり縛った。竹馬は長い棒のようになった。
「これで準備OKなのだ。あとはここに隠れるのだ」
しばらくはここで大丈夫だろうと思った矢先、横でどすんと音がした。
真央は目をぱちぱち。そこに立っていたのは、筋骨隆々の乙女系男子、
尾鎌 蛇那伊
。
鎧のような筋肉の上のワイルドな顔面はメイクばっちりだった。
「あら先客? 考えることはみんな同じね、お邪魔するわ」
「な、何者なのだ!?」
「何者とはご挨拶ね。アタシも参加者よ」
蛇那伊は息を整え、むんっと感覚を研ぎすませた。カッと目を見開き、全身をアンテナのようにして辺りの気配を探る。
「ここは状況を見易くていいわ。囲まれる危険性もあるけれど、ま、アタシの身体能力ならどうとでもなるし問題ないわ」
そう言いながら、上着を脱ぎ捨て、胸筋をぴくぴく、ビシィとポーズを決めた。
「のわぁ! 何でハダカなのだ! 目立つし怖いのだ! やめるのだ!」
「あら、じっとしててもつまらないじゃない。こんな時こそ目立たなくっちゃ」
「そういうゲームじゃないのだ!」
「あ、ほら、アタシの肉体美に惹かれて誰か来たわよ」
「だからやめろと言ってるのだー!」
その屋根の下で、夏朝はゴクリと息を飲んだ。
「……ハダカ……?」
見えないけど、気になりすぎる……!
「ふむ。鬼で追い掛け回す方が楽しそうだったが、こうなったら全力で逃げよう」
双葉 仄
はツインテールの髪を振り乱し全速力で走っていた。
後ろから3人の鬼、インラインスケートの円を先頭に、勇、春告が迫ってきている。
仄の目は妖しく光っていた。
「全力で逃げ……そしてボケよう。商品に興味はない」
その隣りに並んで走っているのは、
志波 拓郎
。
かなりの速さで走っているが、いつもと同じく眠そうな顔、全然表情は乱れない。
「三万円商品券……新しい、いいリュックとか買えるな……」
ちらっと後ろの鬼に目をやる。
「正攻法……で逃げ切るのはちょっと厳しいかな? それなら跳躍力を生かすか……建物の中、だめだけど……上は……?」
トイレの壁を前に歩幅を合わせ、
「3、2、1……」
でジャンプ!
一度壁を蹴り、その勢いを味方に付けて、屋根に上がった。
「のわっ!」と真央は驚いて飛び退き、蛇那伊は「あらいい筋肉……」と拓郎の鍛えた太ももに見とれた。
拓郎は「あ……」と言って2人を一瞥し、「邪魔して悪い」と言って、そのまま風のようにトイレの裏側に飛び降り、消えていった。
一方、仄はトイレの前で砂煙を撒き散らしながらザザザーっとブレーキをかけ、後ろを振り返った。
「ちょっと待った!」
その一声で、3人の鬼はピタッと動きを止めた。
「な、なんだよ?」
春告は怪訝な顔を浮かべた。
「お前ら、何人捕まえたんだ?」
「え……?」
3人は顔を見合わせ、
「僕は2人かな……」と円。
「俺は1人だな」と勇。
「俺はまだ……」と言いかけて、春告ははっとした。
「もう捕まえてんなら、ここは俺に譲ってくれよ」
「は?」
「もう鬼になっちまったからな。俺は5位狙いでいく。100本の寝子島サイダーが俺を呼んでいる気がするんだ」
「いやいや、譲るとかじゃないから。自分の力で勝ち取ってこそサイダーも美味いってもんだろ」
「いや、サイダーは人からもらおうが自腹で買おうが美味い」
「――今だ!!」
仄は隙をついて、地面を蹴り、砂を3人に浴びせた。
「うわぁ! 目に砂が!!」
「ぺっぺっぺ! 何すんだよ!」
「ざまぁ! そんじゃあなー!」
悪魔的に笑って、仄は走り去った。
待てこら! と声を揃え、勇と春告は追いかける。
円は追わず、やれやれ……と砂を払って、トイレの屋根に登った。
「……わっ!」
真央は慌てて蛇那伊の後ろに隠れた。蛇那伊は眉を寄せ、円を見た。
「まんまとあの子を追いかけていってくれるかと思ったけど、そうあまくはないわね」
「うん、だってすごい目立ってるし……」
陽光にてらてらと光る彼? の身体を複雑そうに見た。
「やんっ。あんまり見ないでっ」
蛇那伊はそう言って、乳首を隠し、それから身構えた。
――桜庭ちゃんのろっこんは強力……。その時に一番危険な行動が成功する前提で動きを予測しなくっちゃ。
円はボクシングのジャブの要領でタッチを繰り出す。鋭く速いタッチだ。
だが、蛇那伊は大柄な身体からは意外なほどの身のこなしでタッチを避けた。
「!?」
素早く繰り出されるタッチを避けるその動き、まるで全身に目があるようだった。
「この動き……何かやってる……。中国拳法かな……?」
「うふふ、ボクシングにも負けてないでしょ?」
とその時である。2人の間にまったく別の攻撃が飛んできた。真央だ。
2人が好き勝手に暴れるので、彼女は屋根の上をあっちこっち逃げ回っていた。
「や、やめるのだ! 真央ちゃんを巻き込んではならないのだ!」
ぶんぶんと棒にした竹馬を振り回し、真央はうわぁーんと叫んで逃げていった。
「アタシも失礼するわ。桜庭ちゃん」
蛇那伊は練った気を脚に集中。屋根をどんっ! と蹴り、近くの木に飛び移った。そして素早く薮の中に姿を消した。
「う、うーん。素早い……」
円はふぅと一息吐いて、薮を見つめた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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