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オウガフェス in SUMMER
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「商品券……母さんにあげたら親孝行できるな」
……ってそんなことを考えてると、マザコンみたいだな……と
廻 春告
は頭を振った。
「いや別にそういうのじゃなくて、もらえればラッキーぐらいで、そこまで熱心なわけでもなく……やるからにはてっぺん目指せって言われてるだけだから!」
まぁ母に言われたことだが。
「しかしもう夏だな」
日焼け止めを塗り、パーカーを羽織っているが、極力日光は避けたいところだ。
「静かな日陰でお天道様とついでに鬼さんをやりすごすとするかね」
木陰の茂みに身を隠す。
とそこにやってくる足音が聞こえた。
「うおおおおおーーーっ!」
あやめを抱え、竜司は走っていた。
女の子と言っても人一人抱えて走るというのは相当大変だ。体力に自信のある彼も、次第に腕が痺れ、だんだんと歩みが遅くなっていった。
「だ、大丈夫ですか? もうこの辺りで下ろして頂いても……」
「な、なに。あやめちゃんはどんと大船に乗ったつもりでいてくれれば……」
「でも……」
「い、いいから。しっかり捕まってくれ」
男子として、女の子の前ではかっこよくありたい。
あやめがぎゅっと首に手を回したその時、竜司の手に何か触れ慣れないものがあった。男子の身体にはない柔らかな部分を包む、固い布地の感触。
――こ、これは、ぶ、ぶらじゃあ!?
その途端、みるみる力がみなぎってきた。竜司のろっこん『性春パワー』だ。どんな効果なのかは、ろっこん名と状況から察して頂きたい。
うおおおおおーーっと再び走り出し、公園の端までやってきた。
2人は木陰に隠れ、ふぅと一息ついた。
「さてと……ここでうまく鬼の目を誤摩化せればいいんだが……」
そこに、しばらくして下心がやってきた。青から赤に裏返ったゼッケンに、2人は警戒する。
「……匂う。匂うぞ。この男心をくすぐるフレグランス。女子の匂いだ」
荒野をさすらうコヨーテのごとく、下心は草花の香りの中からあやめの匂いを嗅ぎ分けるという離れ業をやってのけた。
「さ、さすがはPECの隊長……」
「わ、私の匂い……?」
くんくんとあやめは自分の匂いを嗅いだ。
下心は鼻をひくひくさせ、こっちに近付いてくる。非常にまずい。まずすぎる。
こうなったら……と竜司は腹をくくった。
「俺が囮になる。あやめちゃんはその間に逃げるんだ」
「そ、それでは竜司さんが……」
「フッ……乙女の前でカッコつけるのが漢ってもんだぜ」
わざと大きな音を立てて、竜司は茂みから飛び出した。
「ちっ。隊長に勘づかれちまうとはな」
「誰かと思えば竜司じゃないか、1人だけか? この辺に女子が隠れてるだろ?」
「女子? さぁ知らねぇな、鼻が鈍ったんじゃないか?」
そう言って、走り出す。
「……あ、こら待て!」
「待てと言われて止まる馬鹿はいないぜ。陸上部なめんなよ!」
彼を追いかけ、下心も走り出した。
「ど、どうしましょう……!」
ぽつねんとひとり残されたあやめ。
どうしようか迷ったが、意を決し、そろそろと茂みから這い出した。
しかし、運が悪かった。
あー酷い目にあった、と服の砂を払いながらこちらに来るのは、勇。彼と鉢合わせてしまったのだ。
「あ……」
「……ってこんなところに!」
慌てて逃げるあやめ。けれども運動には向かない彼女。瞬く間に勇が背後に迫った。
逃げられない! そう思ったその時、春告が勇の前に躍り出た。
「なっ!?」
「個人種目だし、みんなライバルではあるんだが……困った時は助け合いって言われてるからな!」
ちなみにそれも母上殿のお言葉である。やっぱりマザコ……。
「違う!」
「何が違うんだ!」
「げげっ!」
ぱしんっと勇の掌が春告の背中を叩いた。
【廻春告 確保 記録16分35秒】
「……あーあ、捕まっちまったか」
肩をすくめ、春告はため息。
けれども、ま、でも……と言って、辺りを見回した。
あやめの姿はもうない。どうやら無事に逃げ切れたようだ。
「まぁいいか。女の子を守って名誉の戦死なら悪くない」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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