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オウガフェス in SUMMER
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「ちょっとちょっと」
ふと呼び止められ、真央は立ち止まった。
茂みの中から手招きしているのは、先ほど彼女を騒ぎの渦中に巻き込んだ2人の内の女の子じゃないほう、蛇那伊だ。
真央はげっと顔をしかめた。
「な、なんなのだ。真央ちゃんはもう厄介ごとに巻き込まれるのはごめんなのだ」
「そんな顔しなくてもいいじゃないの。仲良くしましょうよ」
「……もう目立ったり、暴れたりしないのだ?」
「しないしない」
「ならよいのだ」
ころっと明るい顔になった。
茂みに近付こうとしたその時、真央の目が道端の一点で止まった。
もふもふのかわいい猫のぬいぐるみが転がっているではないか。
「お猫さまのぬいぐるみなのだ!」
目をきらきらさせ、彼女はぬいぐるみに近付いた。蛇那伊も「あらやだ、かわいい」とぬいぐるみのほうに。
するとぬいぐるみはするすると逃げていく。
「待ってほしいのだ!」
真央と蛇那伊がぬいぐるみを捕まえた途端、
「フィイイイイイッシュ!!」
と茂みから修一郎があらわれた。
一気に釣り竿を振り上げ、ぬいぐるみを掴んだ2人の体勢を崩し、タッチ一閃。ぺしんぺしんと2人を叩いた。
「……はっ、捕まってしまったのだ」
「あら、もうおしまいなの?」
ガックリと肩を落とす2人を横目に、修一郎は回収したぬいぐるみをなでなで……。
「ククク……よくやったぞ、上善寺。貴様の魅力で皆イチコロだ、ハッハッハ!!」
【後木真央 確保 記録25分30秒】
【尾鎌蛇那伊 確保 記録25分31秒】
「はぁはぁ……」
こちらにいるのは、英二とといき。誰も追ってきてないのを確認し、ようやく足を止め、一息吐くことができた。
「……あれ? 桜崎さんは? 背の小さい女の子も……?」
さっきまで一緒に逃げていた2人の姿が見えない。
「みつほちゃんかにゃ?」
うーんと唸りながら、といきは後ろを振り返った。
「はぐれてしまったみたいだにゃー」
「そっか……夢中で逃げたからね」
「まぁまたそのうち会えるにゃよ。それより、あれは何かにゃ?」
「え?」
彼女の指差したのは、道端にぽつんと設けられた台だった。
上にはクーラーボックス、中にはキンキンに冷えたビン牛乳が入っていた。そばの看板にはこう書いてある、『オウガフェスの参加者はご自由にどうぞ』。
「給水所ってことなのかな?」
「ちょうど喉が渇いてたにゃー」
きゅぽんと蓋を抜き、ごきゅごきゅと喉を鳴らして牛乳を飲み干した。
さんざん走って汗を流した身体に、冷えた牛乳は心地よく染み渡った。
「走ったあとの牛乳はまた格別にゃねー」
「だねー、よく冷えてて美味しい……」
「おーう! お前らも無事だったか!!」
そこに、豪気に声をかけてきたのは巌だった。
カランコロンとゲタを鳴らし、彼は2人の肩をばしばし叩いて健闘を称えた。
「……えーと、番長さんも無事でよかったね」
「おう! 随分鬼も増えたようじゃ、こっからは気ィ引き締めて挑まんとならんぞ!」
彼も牛乳をとり、ゴクゴク飲んで、ぷはーっと息を吐いた。
「んーんまいっ! お前らもワイの用意した牛乳は気に入ってくれたかのぅ!」
「“ワイの用意した”……?」
2人は声を揃えて聞き返した。
「ああ、何故か家に大量にあったんじゃ。せっかくだし、みんなに飲んでもらおうと思ってのぅ」
番長の情の厚さに感動するかと思いきや、速攻英二は消費期限を確認した。番長の心遣いには不思議と人を不安にさせる力があった。
「……これ一ヶ月ぐらい消費期限ぶっちぎってるけど」
「……え!?」
といきは目を丸くした。
そして気のせいだろうか、お腹がぐるぐるぐるぅ……と不吉かつ危険な音を上げ始めている。地獄だ。地獄の門が開く音だ。
2人の顔はみるみる真っ青に。何かを食い止めるようにガッとお腹を手で押さえた。
そんな彼らの様子とは裏腹に、巌はケロっとしている。
「なんじゃ牛乳ぐらいで。軟弱な奴らじゃのぅ」
普段からロクなものを食べていない彼に死角はなかった。平然と2本目の牛乳に手を伸ばした。
「あかん! 見つかってもうた……!」
その頃、満帆は円に追いかけられていた。
持久力には自信があるが、スピードは……。なによりインラインスケートの円が相手では不利である。
「……けど、そういう道具の対策は考えてあるんや」
満帆は舗装された道から逸れ、原っぱに突っ込んだ。そう、インラインスケートで芝生の上は走れない。
だが、円は果敢に原っぱに飛び込んできた。
「絶対捕まえるよ……!!」
滑れなくとも走ればいい、とザクザク地面を踏みならし、満帆を追いかける。けれどそれにはやっぱり限界があった。
「わっ!」
地面に足をとられた彼女はすってんころりん、なだらかな斜面になった草の上をごろんごろんと転がった。
そんな彼女に驚き、ひなたぼっこを楽しんでいた近所のおじさんが、うわぁ! と大声を出した。
そしてその声に、キャッチボールをしていた小学生が、え? と気を取られ、明後日の方向に大暴投。
ボールは大きく弧を描き、奇麗な奥さんとお散歩中のワンちゃんを直撃。
「きゃうん!」
とワンちゃんはだばだばと走り出し、ちょうど走っていた満帆の前を横切った。
「うわっ!!」
ビックリした彼女は後ろにひっくり返り尻餅をついた。
この一連の状況の流れ……これは偶然ではない。
円のろっこん『ブレイブハート』、危険を冒せば冒すほど運がよくなる神秘の力。ろっこんによってつむがれた運命が、満帆をとらえたのである。
ちょうどその時、原っぱを転がっていた円が、転がりまくった末に“運良く”体勢を立て直し、跳躍して満帆の前に華麗な着地を決めた。
「ま……マジか……」
「言ったでしょ、捕まえるって」
【直風満帆 確保 記録28分23秒】
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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