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オウガフェス in SUMMER
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響也は茂みの中に隠れていた。
なるべく顔を出さず、耳をすまして状況に気を配っている。
――とぼとぼと歩く足音。警戒心がない。おそらくただの公園の利用客だな……。こっちの足音は……むっ、走った……立ち止まったな。音が消えた。辺りを警戒しているようだ。
そっとその様子を窺う。
木陰に隠れているのは、
常闇 月
だった。
見事に気配を消し、忍者のように身をひそめている。
――優勝賞品はなかなかの高額とのこと。使い道は思い浮かびませんが、どなたかにプレゼントしたら喜んでもらえるでしょうか……?
月は親しい友人の姿を思い浮かべた。
――頑張ってみましょう。
月は木を見上げた。
――本当なら木の上に隠れるべきでしょうが……それでは他の方が不利すぎます。勝つにせよ、正々堂々と行くべきでしょうね。
ただ、残念ながらその木の上には、英二と巴がひそんでいるのであった。
響也はまた別の足音を察知した。
――走ってる。軽快だ。調和のとれたこの歩調は……運動部、それも陸上部だな。体重も軽い、女子か……ん、いや、1人じゃない。その奥に複数の足音が聞こえる……!!
それだけで彼には十分な情報だった。危険を察し、いち早くその場を離れた。
彼と入れ違いにあらわれたのはといきだった。
「うにゃー! 見つかったのにゃ!」
後ろから、咲と彩葉、華蓮、それから竜司を逃がしてしまったらしい下心が追いかけてくる。
「うにゃにゃ……敵に背を向けるばっかりじゃらちがあかないにゃ!」
きらんと目をきらめかせ、急反転、鬼に向かって全力で突っ込んでいった。
「へぇ、こっちに向かってくるとはね。ヤケにでもなったのかしら」
正面のといきに、咲は手を伸ばす……とその瞬間、彼女は身体をひねってその手を避けた。
「なっ! フェイント!?」
「陸上部をなめたらいけないのにゃー」
「捕まえたっ!」
今度は横から彩葉が迫る。
けれどもこちらは、前に行くように見せかけて、後ろに飛び、回避。
そこに突っ込んできた華蓮にもフェイントをかけて横に。
「ちょこまかと!」
「そりゃー! ゲームに夢中になるあまり胸に飛び込むけどゆるされるよねダーイブ!」
まずゆるされない叫びとともに下心は飛んだ。
といきはひらりと躱し、哀れエロの亡者は薮の中に頭からダイブ。ざくざくと刺さる鋭い葉っぱに、ぎゃああああーーっと声を上げた。
「猫のように舞い、猫のように逃げるにゃ!」
そして、といきはちょこちょこと素早く木の上に登った。
「降りてきなさい!」
「それはごめんこうむるのにゃー」
「……むっ! 他にも誰かいますわ!」
華蓮は目ざとく枝葉に隠れる英二と巴を見つけた。
2人はあちゃあと顔を見合わせた。
「見つかっちゃった……」
「この猫娘、あんたのせいでバレちまったじゃないか」
「あははー、ついてないのないのにゃー」
「……ったく」
巴は鬼たちに視線を移した。
「こんな所であたし相手に必死になるより、他の奴を狙った方がいいんじゃないかい?」
「そうにゃそうにゃ」
と、といきものっかった。
「そこの茂みにも1人ひそんでるのにゃー」
「!?」
一斉に、茂みへ視線が向かった。
完全に気配を断っていた月も、上から見たら丸見えである。だが、こんなことで居場所を知られてしまうとは。
急いで茂みから飛び出した、月は邪気のこもった目で巴とといきを一瞥した。
「……この代償、高くつきますよ……」
いらん恨みを買ってしまった気もするが、さておき、逃げる月を追って、彩葉と華蓮が走った。
けれど、咲はその場に残った。木の上の獲物のほうが捕まえ易いと踏んだのもあるが、仲間を売るような連中を捨て置けないと思ったほうが大きかった。
「卑怯者には、直々に咲が指導してあげるわ!」
ガッと幹に手をかけるのを見て、巴は舌打ちした。
ふともう1人残った下心を見ると、彼はだらしない表情で見上げている。
彼の視線はただ一点、巴のスカートの中の白いデルタ地帯に集中していた。
「……何見てんだい……」
「な、ナイスパンツをありがとう、巴ちゃん!」
ずずっとたれる鼻血をすする下心に、巴の額にぴきっと青筋が浮かんだ。
「タダ見をゆるさないよっ! コイツをなんとかしなっ!」
「え? よいよー、上手くいったらおっぱい揉ませてね」
「は!?」
サクッと裏切った彼に、思わず咲は声を上げた。
下心は木を登る彼女の腰にしがみつき、時間を稼ぐ。
「今のうちに逃げるんだ!」
そう言いつつも、咲の柔らかなお尻の感触を堪能することも忘れない。
「破廉恥はゆるさないわっ!」
ドカっと後ろに蹴り上げ、下心のみぞおちに一撃。
「うおっ!!」
と離れたところに、ろっこん『メガエラ・フォース』が発動。
振りかざした拳から放たれたビームが、下心に直撃した。
「ぎゃあああああああああーーーーっ!!!」
「……へっ? な、なにかしらこれ?」
自分のろっこんに気付いていなかった彼女は、拳から飛び出る何かをきょとんとして見つめた。
黒い光線に下心が焼かれている間に、樹上の3人は逃げ出した。
英二はこんなこともあろうかと用意しておいたロープでするすると降り、巴とといきは、ふと木と木の間にかかっているロープを発見した。それは真央が仕掛けておいたロープだ。
「いいものがあるじゃないか」
ロープを渡って隣りの木に。驚いたのは、そっちの木の上で高見の見物を決め込んでいた満帆だった。
「わっ……こっちを巻き込まんといてや!」
静かにしてればやりすごせるかと思ったが、彼女たちのたちの悪い巻き込み力を甘く見積もっていたようだ。
満帆は急いで木を降り、巴とといきも素早く降りるなり、ダッシュでその場を後にした。
「……あれ?」
トイレからからくも逃げることに成功し、仕掛けた木に向かっていた真央は、走ってくる英二と満帆、巴とといきと遭遇した。
「そっちには行かないほうがいいよ」
すれ違い様に言った英二の一言にきょとんとする。
不思議に思って木のほうを見ると、そこには真っ黒な閃光と悲鳴をあげる下心。
状況を把握するのにそう時間は必要としなかった。
「……なるほどなのだ」
彼女は踵を返し、そそくさと逃げ出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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