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オウガフェス in SUMMER
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「それでは皆さんお待たせしました! オウガフェス、スタートです!!」
リッカルド町長はそう言って、空に向けてスターターピストルを撃った。
パァン! と乾いた音が7月の青空に吸い込まれた。
それから一斉に青いゼッケンの“子”たちが走り出す。子に与えられたアドバンテージは3分、この時間でできるだけ有利にゲームを進めたいところだ。
まず真っ先に一団から飛び出したのは、赤茶色の髪の子犬のような女の子、
剣崎 灯子
。
「ふふふ、日頃の鍛錬の成果を発揮する時がきた……! こういう分かりやすいので一番とったらご主人様にも褒めてもらえるよな! それに、商品券もらったらいろいろ買えるし!」
笑顔で元気に芝生の上を走っていく。
こちらにいるのは、愛犬ジョニーを連れた留学生、
メイソン・ブリッジス
。
何故にペット連れ!? と言いたいところだが、ジョニーも立派な持ち込みアイテム。いや、愛犬にアイテムというのはあれだけども。
息荒く公園を駆ける愛犬に目を細め、
「頑張ろうな、ジョニィー。商品券がもらえたら美味しいドッグフードを買ってあげるぞ」
「わんわん!」
そして、こっちには
花風 冴来
。
バイオリンケースを肩に下げて、お稽古に向かうような清楚な装い、およそ鬼ごっこをする格好ではないが……。
「景品も魅力的ではあるけれど、それより鬼ごっこを楽しみたいわ」
彼女はカチャッと胸元からマーカー銃を取り出した。
「こわあい鬼さんが追いかけてくるのだもの。私の様なか弱い女の子は武装しなくては。なんてね」
ニヤリと不敵に笑った。
「商品券30000円分……!」
高額商品に目が眩み……いや、目を光らせたのは
鬼崎 あやめ
だ。
「そ、それだけあれば我が家の一か月分の食費が賄えます! 絶対取らなくては!」
とは言え、アルビノ体質で体力には自信のない彼女。今日も日差しを避けるため、薄手のパーカーを頭からかぶって、肌を守っている。
そこで、助っ人をよんである。
「あやめちゃんの頼みとありゃ、この冴木、ひとはだ脱ごうじゃねぇか」
冴木 竜司
はそう言って、はっはっは、と笑った。
ロリコンなのが玉に傷だが、エロと幼女が近くになければ、これで爽やかな熱血運動系男子。頼りになりそうだ。
「あやめちゃん、賞品をゲット出来たらの話なんだけど……」
「ええ、お料理を教える約束ですよね。それなら私に任せてください」
「おう! よろしく頼むぜ!」
どうして竜司が料理なんて習いたいのかは謎だが、まぁゆくゆくは義理の弟になるかもしれないし、と竜司と仲の良い義妹のつくしちゃんを思い浮かべ「今のうちに仕込んでおくのも悪くないですね」と納得した。
ただ、当の本人は「料理を覚えてまゆ先生に美味しい俺の手料理を振る舞ってやるぜ……!」とか思っていやがるのだが……ま、そこは知らぬが仏というものである。世の中、知らない方がいいいことがたくさんあるのだ。
「あ、竜司ちゃんセンパイ!」
「ん? おおっ後木! てか、部の皆も!」
元気に声をかけたのは、学校の陸上部の仲間たち。
三度のメシより猫が好きな暴走娘の
後木 真央
とハイテンションで猫みたいに気まぐれと言われる
青物 といき
。
それから、小柄な関西弁の女の子と
直風 満帆
と九夜山の麓で育った天然野性少女の
鴇波 羽衣
だ。
「なんだ、お前らも参加してたのか」
「本気の鬼ごっこっちゅうもんを楽しめる聞いてな」
陸上部Tシャツとハーフパンツ姿の満帆は言った。
レースのポンチョ姿の羽衣はじろじろと竜司とあやめを見た。
「先輩は……そっちの子の付き添い?」
「ああ、1年2組の鬼崎あやめちゃんだ」
あやめはぺこりと頭を下げて挨拶した。
「こんにちは。皆さん、竜司くんと同じ部活の人ですか?」
「そうにゃー」
と、といき。
「商品券で新しいウェアとシューズ買うんだにゃー」
「……ん? ところで後木はなにそんなもん抱えてんだ?」
竜司は、真央が抱えている竹馬に目を向けた。竹馬だけじゃなく、肩にはロープも下げている。
「真央ちゃんの秘密兵器なのだ」
ふっふっふ、と笑って、真央は何気なく公園のとある木に視線をやった。
――まさか真央ちゃんが早朝から準備してるとは思うまいなのだ。
立派なその木の、5mほどの高さに枝葉によってひっそりと隠されたロープがあった。固く結ばれたロープは、隣りの木に橋のように渡してある。
――おじぃに教わった結び方なのだ絶対外れないのだ♪
「……ま、なんかよくわかんねーけど」
竜司は先輩らしく後輩に言った。
「今日はお互いライバル同士の恨みっこなしのバトルだが……陸上部の仲間として、皆、頑張って生き残ろうぜ!」
「30000円分の商品券、頑張りがいはありそうだね」
見た目も中身も平凡な、一般市民系男子
佐藤 英二
は早々に子の一団から離れて、木の密集するところにやってきた。
「他の子は潜在的に鬼になる可能性があるから、こっちの手の内は知られないようにしないと……」
誰も見ていないのを確認してから、木をよじのぼり始めた。
「よいしょ……よい……うわっ!」
足を滑らせ、ずるりと落ちる。
「木登りなんて子どもの時以来だからな、ううう……、が、頑張れ、自分!」
生まれたての子鹿のように身を震わせて、幹にしがみつき、ゆっくりと上に上に登る。
全身を隠すにちょうどいいほど枝葉が茂るところで、ようやく落ち着いた。
動きやすい運動靴にしてきたのは正解だったな、と思いながら、鞄から迷彩柄の上着とロープを取り出した。
上着を着込んで、それから、ロープを頑丈そうな枝にしっかりと巻き付ける。
「これでよし。あとは見つからないように……ん?」
見下ろした木の根元に、
桜崎 巴
が現れた。
猫鳴館の魔王とよばれているとかいないとかの、スケバン系女子だ。
野球のバットを肩に担いだ巴は眼光鋭く木を見上げた。
「こいつがちょうどよさそうだね」
そう言うと、バットの柄に紐を結んで木のそばに立てかけた。
すこし離れたところから助走をつけて、忍者の使う壁越えの要領で、バットを足場にしてジャンプ。頭の上にある太い枝にしがみつき、するすると上に登った。
「おや?」
ぎくりとしている英二を見付け、巴は目を細めた。
「なんだ先客かい?」
バットをするすると引き揚げる。それから紐を幹に回して、命綱のように自分の身体を固定した。
――見た目不良っぽい……。ちょ、ちょっと怖いな。
英二はゴクリと息を飲む。
「まぁ仲良くしようじゃないか」
「そ、そうだね……」
「ヴァン。1時間逃げれば勝ちか。トイレすませた。やきそば15人前食べた。これで1時間、全力で動けるシダ」
意気揚々とスタートしたベトナム娘の
シダ 美穂戸
は、青ゼッケンの一団の中に知っている顔を見付けて、シンチャオ(こんにちは)と声をかけた。
「お、巌だ。シンチャオ」
昭和の魂が服を着て歩いているような、絶滅危惧種の番長
鬼河内 巌
は「むぅ?」と振り返った。
トレードマークの長ランにゲタ。ゼッケンは長ランの背中に貼付けてある。
「おう、シダじゃねぇか」
「巌もでるか? 勝ったらカレーか? ギガ盛りか?」
「勝利の美酒は茶色のドロドロと昔から相場は決まっとるけぇの。がっつりギガ盛り食わしてもらうわ、商品券でのぅ」
「つきあおう、シダ。おいしいの、一人で食べるより、友達と食べた方が、ンゴーン、おいしいぞ、おいしい」
「おう。絶対賞品手に入れるんじゃ」
拳を合わせて健闘を祈る。
「……お。きょうや」
シダはもう1人、
篠崎 響也
を見付けた。
「ああシダ。お前も参加してたんだな」
「ヴァン。商品券もらって、シカせんべい、食べる、シダ。シカせんべい、150円だから、200こ買える計算。200こ♪」
「豪勢だな……口の中ぱさぱさになりそうだけど」
「ホンサオダウ。カレーで、喉うるおす。きょうや、なに狙う?」
「俺?」
ふむ、と口元に手を当てた。
「これといって狙ってるものはないな……」
「なんじゃワレ。じゃあなんでこんなとこにおるんじゃ?」
「最近、ヴァイオリンの練習ばっかりで身体がなまってるからな、すこしは身体を動かそうと思って。気分転換にもなりそうだしな」
「うぐ……志の高い奴じゃ」
シダは2人を交互に見た。
「シダ、おいしいの、食べたい」
「?」
「二人とも、シダの敵に、ならないでね」
「へ?」
不安そうに言う彼女に、2人は顔を見合わせた。
「鬼に、なったら、シダ、見逃せ。シカせんべい、少し、わけてやる」
「せんべいは別にいらないな。口の中ぱさぱさになるし……」
と響也は言って、
「けどまぁ共闘するのも悪くない。その時は見逃してやるよ」
「ほんとか!」
「ああ。そん代わり、せんべいじゃなくカレーのほうを奢ってもらうけぇの」
巌も親指をおっ立てて答えた。
「ヴァン。勝てたら、おいしいもの食べよう、みんなで」
「う、うおおおおおおおーーーーっ!!」
その頃、
横嶋 下心
は額にバットを付けて、ぐるぐると回転していた。
遅刻のペナルティのぐるぐるバットである。
「く、くそー! こんなもんで負けてたまるかー!!」
ルールでは10回回ってからのスタートだが、気合いがルールを超越した彼は無駄に50回も回ってから走り出した。
「おえー!」
完全に気持ち悪い。そりゃそうだ。
道を外れ、ふらふらと自分の意志ではない方向に走っていった。そして転んだ。
大丈夫だろうか……。
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梅村象山
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
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