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●カメさんチームによる謎解き
「では、謎解きをはじめよう」
修はそういうと、博美、咲、時子の顔を順に見た。
「まず、この謎解きマップに書かれている文言の謎から解いてみよう」
雲を裂き 亀の視線の先へ 輝きの道を曲がりながら追い 玉手箱へとたどりつけ
「『雲を裂き』、とあるので……」発言したのは時子だ。「私たちは、この旅館の中にある『雲』を探しました……すると、各部屋の襖に雲の絵柄が描かれていることに気づきました……」
だから、と咲が続ける。
「
雲を裂く――つまり、雲の描かれている襖をすべて開けることが、この謎を解く第一の鍵
だと考えたの。そこで、私たちは春夏秋冬すべての部屋の襖を開けたわ。ちなみに、各部屋の庭側の障子はすでに開いていたことを付け加えておくわね」
修は頷きながら聞いている。
「次の、『亀の視線の先へ』に出てくる亀はさ、やっぱりこの亀の置物だよな」
博美は、玄関の水槽脇に鎮座ましましている、巨大な亀の置物の甲羅をペシペシ叩いた。
「こいつは最初っから気になってた。ふつう、こういう置物はお客さんの方を向いているものだろ? 玄関に置くなら尚更さ」
博美が言わんとしていることが、修にもわかった。だからこう続ける。
「なのにこの亀は、窓の外を見ている。
この亀が見ている方向こそが、第二の鍵
。そういうことだな」
「ああ。そして最後は、きっとこれを使うんだろうな」
博美は、受付で謎解きマップと一緒に手渡された懐中電灯を取り出す。
「見てください……ちょうど、カメさんの頭の上に、懐中電灯を置けそうです……」
時子の言葉に全員が頷いたのち、博美が代表して懐中電灯を亀の頭に置いた。
博美が懐中電灯のスイッチを入れる。
一筋の光が一直線に伸びる。
窓の向こう、その光の先は春の庭、浦島太郎像。その手の上のものが、光を受け輝いている。
「行くわよ、みんな」
咲が駆けだした。それを追って時子も。博美が修の肩を叩いた。
「さあ修君。そろそろ灰色の脳細胞も立ち上がるときのようだよ」
「わかってる。
『輝きの道を曲がりながら追い』とは、この懐中電灯の光を追え、ということ
だな。そして――俺の推理が正しければ、光は反射物で反射し、曲がりながら進んでいるはずだ!」
【春の庭】
四人は光を追って春の庭に下りる。
亀の視線の先にあった浦島太郎像の手にはいま、夏の庭の池から引き上げたサンマさん鏡があり、思った通り光を反射している。
「反射した先は春の間ですね……」と時子。
「行きましょう」
咲に従い、一同は進む。
【春の間】
春の間の東側の壁のフックには、夏の間にあった春の絵の掛軸――その裏に仕込まれていた鏡が掛かっていた。
「ここでまた反射するわけだな」と修。「廊下に出るぞ」
そこはお手洗いの前で、元から壁にかかっていた鏡がまた光を反射させている。
【夏の間】
光を追って、四人は夏の間を抜けた。
夏の入道雲が描かれた襖はすでに開かれていて、光の道筋は秋の庭にある乙姫像へと続いている。
【秋の庭】
乙姫像は、はじめとは向きを変え、秋の間の方を向いていた。
手にした芭蕉扇型の鏡が光を反射している。
そこで、カメさんチームは、サンマさんチームの
斑鳩 遙
、
天満 七星
、
伊賀 解理
、
坂内 梨香
と行き会った。
咲は、同じ三年生の梨香の顔を見つけて声をかけた。
「……あら? 坂内さん? 奇遇ね、貴女も来てるなんて。調子はどう?」
「たしか風紀委員の……矢萩さん、だったかしら。お蔭様で、もう少しで解けそうよ」
「お互い玉手箱に辿り着けるといいわね。じゃあまた」
光は、男湯と女湯の間にある鏡でさらに反射し、秋の間を抜け――。
【廊下】
「なるほど」
謎解きマップ上では、水着お姉さんのポスターがあると書かれているその廊下で、修は唸った。
光は、お姉さんの胸元を照らしている。とはいえ、修はそのすばらしい胸の谷間を見ていたわけではない。
――ここが行き止まり? ということはここに玉手箱が? ……いや、そうではないはずだ。
修の灰色の脳細胞がそう告げている。
次に修が気づいたのは、このポスターが、他のポスターに比べてよれて指紋で汚れていることだった。
ポスター上側の画鋲のあとも何重にもなっている。
まるで、何度も貼ったり剥がされたりしたかのように……。
「脱がして……ですか……。もしかして、ポスターを剥がして、ということでしょうか……」
時子はすこし恥じらいながらも、ポスターを剥がしてみた。「……あ。見てください……!」
博美も声を上げる。
「窓だ! 隙間風はここから吹いてきていたわけか」
「ポスターを剥がすと、光の道が続く仕掛けなのね」
いつもはクールな咲ですら、またひとつ謎が解けた快感にその瞳を輝かせる。
光はたしかに窓を突き抜け、その先へと続いていた。
「謎を解いた者は、次の者のためにまたこのポスターを貼りなおしたんだろうな」
先人に倣い、時子と博美がポスターを貼りなおす中、修は謎解きマップに光の道筋を書き込んでいた。
「見てくれ」
「ということは、玉手箱があるのは……!」
●到達者、
桜崎 巴
は待つ
時はすこし遡る。
宝の場所に一番はじめに到達したのは、
後木 真央
とコンビを組んだスケバン少女、
桜崎 巴
だった。
「ま、真央が遊んでる間にあたしは先回り」
というわけだ。
「ここをこんな風にこうすれば、玉手箱に辿り着くんじゃないかい?」
巴は閃いた通りに行動し、その結果、その眼前に玉手箱が登場するに至っていた。
「さて、と。あたしの仕事はひとまずここまでだね。こいつを開けるのは真央のやつに任せよう」
謎を解く過程で玉手箱の中身に予想がついてしまった巴は、自分は開けずに含み笑いをする。
それから元のように玉手箱を隠すと、部屋の隅に胡坐をかいて相棒を待つことにした。
「しかし、真央のやつ遅いねえ。あたしが謎の解き方をすっかり教えてやったってのに……何にあいつは時間掛けてるんだい」
まさか真央が池にダイブしたり、お姉さんに膝枕してもらったりしていようとは知る由もない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月11日
参加申し込みの期限
2013年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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