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松林は夜のラビリンス
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空手部
の練習を終え、
鳳 飛鳥
は私物をまとめて家路についていた。
「ふう、今日の練習疲れたわぁ。最近、暑いもんなぁ」
飛鳥が校門の辺りに差し掛かった時。
「ぶみゃ?」
暗がりから耳慣れた声が鼓膜をくすぐって、飛鳥は目を瞬かせた。
鉄の門扉に体を擦り付けて、喉を鳴らしている毛玉は、飛鳥の愛猫の『ミケ』だ。
実家の京都から連れて来た、むっちりと大きな三毛猫。ハチワレのワガママボディは、
後木 真央
の ろっこんを知っている者ならば、『がおー』を彷彿とさせられただろう。
「ミケさん、迎えに来てくれはったん? 珍しい事もあるねんなぁ」
指を伸ばせば、ミケがしきりに額を擦り付け来て、飛鳥はしばしハードな練習の疲れも忘れて癒された。
「そういえば、ねこったーに迷子が居るとか言うてたねぇ」
ミケを肩に乗せて、飛鳥はよいしょと立ち上がる。
「ちょっと探してみよか」
飛鳥と同じように、練習帰りだった
御剣 刀
も、かいた汗を銭湯で流したい気持ちは さておき、一旦 家に戻ると懐中電灯を手に、クラスメイトの幸が迷子になっているという松林に足を向けた。
「もうこんな時間だからな、女子一人じゃ何かと物騒だ」
途中、刀は立ち寄ったコンビニで幸のために、おにぎりとお茶を買った。
天然ハーレムを形成出来る男は、強くて優しい。
(べ、別に飯田が常に腹ペコだと言う、イメージを持っている訳じゃないよ?)
そして、妙な所でナーバスだった。
握 利平
は松林で、マツタケを探していた。
マ ツ タ ケ を 探 し て い た
、見間違いじゃないのでご安心を。
なにせ
あんな事
や
そんな事
が、平然と起こる寝子島の事。
多分、神魂のせいだ。
「まーつーたーけや~い。くっそぉ、なかなか見つからねえな」
利平が探しているのは、ただのマツタケじゃない。伝説のサマーマツタケ。
暗闇に目を凝らしても、ぶなしめじすら生えている気配がなく、時間だけが悪戯に浪費されていくが、きっと探し方が悪いのだろうと、利平は諦めなかった。
「さすが伝説のマツタケ、そう簡単に見つからないって事だな」
りっぺー、いつまで続ける気だと、読者が心配になったその時。
「ピギャ――ッ!!」
空気読んだ、絶叫。
「ん? 今、ピギャーって聞こえたな。豚か?
そう言えばヨーロッパじゃ、キノコ探すのに豚を使うって誰か言ってたぜ。捕まえて協力してもらうか」
砂を踏みしめて、利平も意気揚々と声のした方へ歩き出す。
「見つけた、あれこそ丸々と太った豚……! って人じゃねえか」
意気消沈、利平は踵を返した。
「あばよ、いま人に用はねえぜ……」
「握!? 奇遇だな、悪いが説明する時間がない。加勢してくれないか?」
聞き覚えのある声――修の声に、利平は立ち止まった。
修達一行は、顔を真っ赤にして泣きじゃくる子供を連れていた。
「ん? 八神か、もしかして……追われてんのか?」
「ああ、誘拐事件だ」
体力づくりの成果が徐々に現れてきているものの、走りにくい砂地で修は息を弾ませていた。
「うお、マジか!? おー、なんか型で押したみたいな悪人が追って来るな」
おにぎりの具(マツタケ)に未練はあるが、知人の頼みなら話は別だ。
「よし、コッチだ少年!」
早速、太っちょの子供の腕を引っ張る利平だったが、真丸はたっぷりとついた肉が重くて、すでに顎は上がり足捌きは頼りない。
松林でマツタケを探す利平とは雲泥の差だが、羨ましいとは思えなかった。
「しかし、お、遅せえ……このままじゃ追い付かれるな」
「真丸、まだ走れるな? 一緒に頑張ろう」
嗚咽を揚げながらも、真丸は素直に頷いた。修は、真丸の頭を撫でる。
「偉いな」
「待ちやがれ~! 待てって言ってんのに、何で逃げるんだよ~?」
ゴロツキは、そこまで迫っている。
「貴方達が、この子を傷つけようとしてるからに決まってるでしょ、バカー!」
幸の ろっこん<不幸体質>が発動し、ゴロツキCが松に肩を激突させた。
けれど多少、勢いを減じた程度に過ぎない。
「よし、ここは俺に任せて先に行け!」
利平は屈みこむと、掌に力一杯、砂を握り締めた。
「握!?」「そんな、利平くん!」
戸惑う仲間に、利平はウィンクを返した。
そして、利平は腕を突き出した。
圧縮された空気が、掌を開くと同時に開放される。
「砂ごと握ってぇぇ……喰らえ、必殺目潰しっぺだ!」
砂を含んだ利平の<にぎりっぺ>が、ゴロツキCの目に炸裂した。
「ぎゃぁぁあああ――!!」
Cは目を押さえ、転げまわっている。AとBにまで被害が及ばなかったのは、三人が『ひと』だからだろう。
「くそっ、威力がイマイチだな。まあ、目潰しにはなった。
ああ、そうそう。悪党、目が痛かったら、海水で洗って来な。あばよ!」
ちゃっと手を振ると、利平は白い歯を見せた。
「あ、そっかー。海が近いもんな。アネゴ、俺、洗ってくるッス」
「いってら~」
ゴロツキA、Bは立ち去るCの背中を見送った。
「……大丈夫か、あいつら」
「少なくとも、つける薬は無さそうだな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月24日
参加申し込みの期限
2014年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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