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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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かえりみち
青山 絢
と
水谷 真優理
は帰途についていた。
ふたりはシーサイドタウンにあるマンションで同居している。あるいは同棲といったほうが相応しいか。
三月ともなると夕方でもずいぶん明るいものだ。
「ずいぶん日が長くなったわね」
「そうだね。ちょっと前までこの時間はもう暗くなっていたのに……」
日の長さに甘えて、というわけでもないが、二人の歩みはゆっくりだ。
「真優理さんの写真、みんな喜んでくれてたみたいで良かったね」
「ん、最初で最後の機会だしね。……あ、絢ちゃんの写真はこれからもバシバシ撮るつもりだけど」
どこにも出せないような露わな写真を撮るつもりなのではあるまいか、なんて、ちょっと心配になって、絢は軽く真優理を睨む。
「真優理さんったら」
だがそんな軽口も、この通学路が最後かもしれないと思うと、寂しさに飲み込まれていった。
「もう滅多なことでは来なくなるんだろうな、この道……」
「寂しい?」
「寂しいと言えば寂しいけど、これが卒業ってことだよね」
そうね、と、真優理は絢の肩を擦った。
名残惜しく歩いてきた最後の帰り道も、自宅マンションで終点だ。
振り返り、高校生活という道に別れを告げる。
「ありがとう。さよなら」
と、にゃあにゃあと猫の鳴き声が聞こえてきた。マンションの中庭の方からだ。
「何かしら」
行ってみて驚いた。中庭に、猫が大集結。いわゆる猫の集会状態だ。
「こんなにたくさん猫が中庭に集まるなんて……」
「でも可愛いわよ、絢ちゃん」
真優理は着物なのに猫たちの渦の中にずんずんと入っていく。
「あ、真優理さん、着替えてから……!」
なんて引き止めかけたけれど、かわいい猫を見るとなんだか無性になでなでしたくなるのも事実で。
「~~~! 撫でちゃえ!」
絢も猫の集会に仲間入り。制服姿のまま猫まみれになってしまう。
「やだ、猫にまみれる絢ちゃんも可愛すぎる! カメラ貸して!」
「ちょ、こんな所撮るつもり?」
素足に猫が絡まり、絢はどこか淫靡なポーズだ。
「当たり前じゃない。どんな絢ちゃんも逃したくないの」
真優理は猫たちの中から探し当てたカメラで、絢を撮る。撮りまくる。
「いやぁぁ……スカートの中入っちゃだめだったら」
「いいわ、最高。猫、なでなでしてあげて」
「こ、こう……きゃあ?」
ぼくもわたしも、というように、撫でられたい猫に押し倒される絢。
幸い中庭には猫たちのほかは二人だけだった。
猫まみれであられもない感じになってしまった絢は、二人だけで良かった、と思わずにはいられなかった。
天から見ていたら、マンションの中庭から大量の光る花びらが立ち上ってゆくのが見えたかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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