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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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寝子島さんぽ
寝子高をあとにした
薄野 五月
は、そのままお散歩と洒落こむことにした。
「今日はあちこちに猫さんがたくさんいらっしゃいますね。
やあ、元気で良い事ですねー、ふっふ」
猫の数がいつもよりも更に多い気がするが、五月はあまり気にしてはいない。
と、つんと不機嫌そうな灰色猫が五月の前を歩いていく。
「おや、あの猫さん堂々としています。見た事がある気がするのですが……お名前何でしたっけ」
思い出せないが、五月は灰色猫に近づいて行った。
「こんにちは、猫さん。今日も良いお天気ですね」
灰色猫は振り返って立ち止まった。五月は彼を撫でてみる。
「君の写真を撮っていいですか?」
灰色猫は、「はぁ?」というように半眼になる。この顔も何故か懐かしい。
「あのですね、スマホとか苦手だったんですが写真はちゃんと覚えたんですよ。ですから、君達と遊んだ記念に一枚お願いします」
そう言って五月は、はた、と瞬き。
「……達? あれ? 私、どうして『達』って言ったんでしょう?」
知るか、というようにそっぽを向く灰色猫。この反応も覚えがある。
「……うん、よく分からないけれど、でも『君達』が良い気がしますね、ふっふ」
その途端、灰色猫はぱっと走り出した。
「あ、まだ写真撮ってないですよー」
灰色猫は公園へと入っていく。
「待ってくださいー」
追いかけていた五月は、子供用のマウンテンバイクに乗った元気いっぱいの女の子に出くわした。髪の色は薄い水色にも見える銀、瞳の色は澄んだ青で、北欧の血を思わせる。女の子はあまり前を見ていなかったようで、五月とぶつかりそうになってしまった。
「おっとー」
「わーっ、ごめんだよ! よそ見してたんだよだよ、こんなことじゃおとーさんに叱られちゃうんだよ」
女の子はマウンテンバイクから降りてぺこぺこと頭を下げた。
が、すぐにぶつかったのが誰か気づき、笑顔になる。
「五月おねーちゃんだよ! こんにちは! いっしょにあそぼう! あそぼう!」
「誰かと思えば、サイクルショップ"CatBiCycle"の玲音さんでしたか」
なかなかに元気いっぱいな女の子は
柚瀬 玲音
。五月と同じく旧市街商店街の住人なので一応、顔と名前くらいは知っている。
玲音はうっかりよそ見の原因を指差した。
「みて、公園! 猫さんいっぱいだよ!」
灰色猫がいる。白い猫が灰色猫に寄り添ってその首筋に鼻先を押し付けている。そばには寝子高の制服を着た少女――見覚えがある気がするのだが名前は思い出せない――がいて、公園に集まってきていた沢山の猫たちをなでなでしている。
その様子を、長髪の青年がスケッチしている。青年はたしか旧市街のアパートに住む人で、
深縹 露草
という名だったはずだ。
「こんにちは。猫さんたちもこんにちは。今日も良いお天気ですね」
五月は彼らに声を掛けた。
「こんにちは」
「こんにちはデス」
少女と青年は挨拶を返してくれた。
「私達もごいっしょしても?」
もちろん、と二人は頷き、玲音と五月を手招きした。玲音と五月は猫たちを撫でた。
「白猫さん可愛いんだよ!」
「灰色猫さんの方は、堂々としていらっしゃる」
猫たちはゴロゴロと喉を鳴らして気持ちよさそうだった。
その様子を露草はにこにことスケッチブックに描きつけていく。
「この光景、懐かしく感じるのデスよ」
「ふっふーどうしてでしょうね、私もです」
「わかる! なんかしゃべるねこがいたような気がして……気のせいかな?」
三人は同時に首をかしげる。三人同じデジャヴを感じるなんてことあるだろうか?
露草はおもむろに紋章のようなものを描き、呪文のようなものを発した。
「『懐かしい彼女達に幸があるよう、光れ!』」
「わあ! なにそれ! 魔法!?」
「いやぁ、夢の中でこんな風に魔法使った気がするのですが、そりゃ光るわけありませんよね」
HAHAHAHAHAHA! と空笑いする露草のそばで、玲音が面白がって「光れ! 光れ!」と小枝を振るって魔法使いごっこをはじめた。そのまま枝を空飛ぶ箒に見立ててびゅーんと走り出す。
「おねーさんもやろっ!」
そう言って、猫を撫でていた制服の少女の手を取れば、彼女も楽しそうにびゅーんと走り出す。
彼女の制服の裾も、ぴょんと跳ねたアホ毛も、玲音に負けず元気にひらひら、楽しそうに揺れている。
「猫のおねーさん! ココおっきい猫いなかったっけ!?」
「んー、どうだったかなあ?」
なんて言いながら走り回る玲音と制服の少女を、五月と露草は猫を撫でたりしながらまったりと眺めていた。
「猫たちは可愛いし、今日はいい日です」
「そうデスね」
そう言えば、と思い出して五月は写真を撮ったが、何故か灰色猫と白猫と制服の少女を上手く撮ることができなかった。
猫たちはゴロゴロと喉を鳴らしている――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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