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【アルクとの~んびり(2)】
ぽかぽか陽気のおさんぽ日和。
志波 武道
はゆったりと星ヶ丘の瀟洒な街並みを歩きます。
この前
はなんといいましょうか、ちょいと無理がたたってへろへろになり、暴走してしまったあげく兄弟にも多大なるゴメイワクをおかけしてしまいまして。まあふたりはそう気にしてはいないでしょうけれど、武道としては恐縮するばかり……なもんで、それからはあまり無理のない範囲で日課をこなし、根を詰めすぎず、つらくなったら水泳をしにプールへ出かけたり。兄弟や友人へ電話をかけて近況報告してみたり。こうして散歩へ出て気分転換したりと、のめり込みやすい自分をおさえながらに日々を過ごしておりました。
おかげで近ごろは気力も充実、体調も心の調子もよく、勉強も鍛錬もかえって効率が上がったくらいです。
「今日はあえてなにもしない日! ってことで気分転換もしっかりとしないとナー」
気分転換をシッカリ、というあたり武道らしいのですけれど、ともかく星ヶ丘のうつくし~く整えられた道を歩いていたところ。
「イヤー春だなぁ……お! アルクじゃん、おひさ~!」
うにゃあ~。こちらもてってこおさんぽ中、白黒猫アルクは武道を見つけると嬉しそうに小走りで寄ってきて、足もとにすりすりと額をこすりつけました。
「わはは、元気だったか~? せっかくだしちょいと思い出でも語り合って、いや待ってコンビニ行ってくる! 猫オヤツ買ってくるから待っててNE~~~☆」
どぎゅん! こうと思ったらすぐさま一直線、なのが武道のよいところ。あっという間に近くのネコンビへ駆け込むと猫用の缶詰やらカリカリやら買い込んで、どぎゅんとふたたびアルクのもとへ。のんびりな白黒猫はどこかへ行ってしまうこともなく、耳のうしろをかいたりくわっとあくびをしたり、ってなものです。
「さーって、どれ食べる? これ? こっち? これねオッケー、今開けるなー。いやーそれにしても、懐かしいなぁ。アルク、君とみんなと、いっしょにいろんな世界を旅したよなぁ……」
さっそくはぐはぐと猫缶に夢中のアルクを撫でながら、今でも記憶に鮮やかな冒険の数々へ思いをはせます。空飛ぶ船で漁に出たり、砂漠で逃避行に巻き込まれたり。地下樹木園で動物たちや樹人たちとふれあったり。崩れゆく図書館では物知りなロボットの最後を見届けました。
そして最後の、
「ん? アルク、お行儀わるいなあ~」
うみい~。お腹いっぱいになって満足したのか、ぐってりくつろぎモードなアルクをひょいと抱き上げて、膝の上へすとん。
「ははは。そうそう、アルクの生まれ故郷へ行って、頼まれたんだよな。あの子に、アルクのこと」
紫色のおかっぱ頭に、きりりと決意に満ちた瞳を思い出して、武道はアルクのおなかをナデナデ。彼とかわした約束は、今でもこうして守られています。
「そして……あの旅も。もうひとりの俺との出会いも」
ウォーカーズ・プロトコル
。そう名付けられた彼らの大活躍を、今でも武道は目の前のできごとのように思い出すことができました。もうひとりの自分。もうひとりの仲間たち。もういっぴきのアルクも!
「今も元気で、旅を続けてるかねえ」
武道も買ってきたニャリッツをあけてぱくり。ぽりぽり。
アルクの胸元の石に保護された世界たちをめぐり、滅びとたたかう彼らの無事を、武道は願ってやみません。枝分かれする未来、その可能性の先に、別の道を選び取ったもうひとりの自分たちが、苦難に打ち勝ち進み続けられるように、と。
(あ。そういえば)
うにゃうにゃ。おヒマを持てあましたアルクをあやしてやりながらに、もうひとりの自分たちの思い出にともなって、ふと浮かんでくる顔がありました。
「少しだけ、見せてもらったんだよな。ウォーカーたちの未来。あの人に」
ふにゃん? 怪訝そうにヒゲをぴくぴくさせたアルクの額をくりくりくり。
「
ぐっさん
も、元気にしてるカナー」
「おー元気元気、おいちゃんはいつだって元気よー。若いモンには負けんからね」
「ははは、たしかにぐっさんってラガーメンみたいな体格してたもんなあ。頑丈そうだもんナー……って」
アルクのふにゃん? は実のところ武道ではなく、いつのまにやら後ろに立って覗き込んだ彼へのものだったのでした。
「よっ! タケっちはどお? 元気してた?」
「ウワーーーッびっくりしたーーー!! ぐっさん!?」
「まーいろいろあったみたいだねぇ、頑張りすぎてツブれたり、ナンか怪異に巻き込まれたり」
に~っと笑う彼はかつて武道に、ぐっさんと名乗りました。本名は分かりません。『神魔』なる存在であるらしいこと、それに過去や未来、現在も、自由にのぞくことができる力を持っていること。知っているのはそれくらい。
とはいえ本質はさておき、気のいいおっちゃんです。あのときも武道の潜在意識下の願いを読み取って、枝分かれしたその先を見せてくれました。
「って、しってるんすか? その、いろいろと」
「言ったでしょ? おいちゃんこー見えて、けっこーすごいんよ。しかしこの猫ちゃんは、なんてえ愛らしさだ! わはは!」
すべてを見とおす、文字どおり神さまのような目を持っているなら、武道の近況を知っていても不思議ではありません。あのとき彼の見せてくれた光景を思い出せば、そう思えます。
であれば、もしや……望めばふたたび、もうひとりの自分のその後を見せてくれるのでしょうか? もしかしてそのために、今ここに彼は姿を見せたのでしょうか?
「……そーでしょ、アルクっていうんですよ。あ、ぐっさんも見てましたっけ」
「いやあ名前まではしらんかったよ。そーかそーか、アルクっちゅうんだねえ」
子どものような顔をしてアルクをふにゃふにとあやすぐっさんを見て、武道は尋ねるのをやめました。きっと彼らは今でも、りりしく勇ましく、したたかに、意気揚々と旅を続けているでしょうから。武道はそう信じておりましたから。
「イチオシの猫スポットがあるんすけど、行ってみません? アルクも連れて! 人なつっこい子ばっかりで、あんなコやこんなコがイッパイでもーくんずほぐれつ☆ ってNE」
「なんだいそりゃあ、たまらんね! いこういこう! 案内頼むよタケっち。がはは!」
ぐっさんも、見たいのかい? なんて聞いたりはしません。ふたりはただ昔からの友だちのように、猫だまりで遊んだり、ひなたぼっこしたりごはんをあげたりして、日が暮れるまで過ごしました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年06月02日
参加申し込みの期限
2024年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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