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再入場用の透明スタンプを押してもらって、にゃんポを出た2人はショッピングモールへと戻ってきた。
今度こそペアリングを買うのだと緊張している柚春を見て、ウォルターはクスクスと笑う。
「カタログも2冊あるんだ。じっくり見比べて、それから店に行っても遅くないよ」
「僕も支払うってこと、忘れてない?」
「大丈夫大丈夫。さっき色々聞いておいたし……お宝の作戦会議に、打って付けの店を見つけたんだ」
まだにゃんポの高揚感が抜けきらないのか、ウォルターは柚春の手を引いてレストランフロアを目指す。
そうして彼が「行こう!」と張り切って入店したのは――随分と、賑やかな店だった。
「Ahoy matey! この船は初めてかい? 知らずに乗り込んで来たのなら、勇気があると歓迎するよ」
入り口には海賊帽を被ったドクロとクロスした剣という、定番のマークが描かれた旗が飾ってあったため、そういう雰囲気のレストランだということは、柚春も入店前に把握していた。
けれどここは、先日訪れた
ジャングルカフェ
のように、内装だけが凝っているレストランではない。
至る所で乾杯の音頭があったり、海賊同士のちょっとした小競り合いがあったりと、店員全てが海賊として振る舞いもてなしてくれるのだ。
「コンセプトレストランってやつみたいだね。映画の中に入ったみたいだ」
ここまでとは思っていなかったらしく、ウォルターは少年のように店内のあちこちに見入っている。
内装は大きな木造船のようで、天井には航海図が貼ってあったり、壁側には木箱や樽が積み上げられていたりする。案内されたテラス席からは、近代的な建物と共にレインボーブリッジが見渡せたけれど、はためく海賊旗や豪快な海賊たちのおかげで、船上にいる気分はちっとも薄れない。
「……夜景も綺麗なんだろうなぁ」
陽光の中で見る景色も素敵だけれど、お台場と言えばやはり海浜公園から臨む夜景だろう。うっとりとした声で柚春が呟くものだから、ウォルターはくすりと笑ってメニューを開いた。
「ここだとロマンチックさには欠けると思うよぉ?」
「楽しい船上パーティはしてそうだけどね」
ようやっと緊張が解けたという笑顔を見せる柚春に、ウォルターもホッとする。
「まあ、少しライトアップを見るくらいなら大丈夫だとは思うけど、遅くまではいられないからね?」
「わかってるよ! 前にさ、
ニャンドの帰り道
で見たとき……凄く綺麗だったから」
勇気を出すと決めた日。2人の関係が確かに変わった日だけれど、夜景を見たときは……まだ片想いだった。
けど、今は違う。
「今日はもっと綺麗に見えるんだろうなって……ワットと見られたら、とっても嬉しいなって!」
運転をしながらだと、ウォルターはゆっくり見られないと思って、柚春はいくつか夜景を見るためのスポットを考えてきたらしい。
海浜公園のベンチで、マジックアワーからゆっくり楽しむのもいいなとか、クルージングにもお得なプランがあるみたいだとか。
楽しそうに話す柚春に相づちを打ちつつ、メニューも決めようかと苦笑して。彼女が賢明に考えてきてくれたデートプランを聞きながら、ウォルターはいつ話を切り出そうかとタイミングを窺っていた。
そうして、色々調べてきたのに肝心なことが抜けてしまってと自嘲した頃を見計らって、ウォルターはふぅっとわざとらしい大きなため息を吐いた。
「さっきもさ、僕の気が変わらないか心配って言ってたけど……そんなことで大丈夫?」
「え?」
「柚春はこれから1年、その気持ちのままでいなきゃいけないんだよ」
大人になったウォルターにしてみれば、1年などあっという間だ。けれど、若い頃の1年というのは、とても長く感じたようにも思う。
「僕が柚春くらいのときは……色々あって、閉じこもっている時間も長かったし、特別長く感じたのかもしれないけど。……それでも、やっぱり柚春と僕くらいの年が離れていると、どうしても体感時間は違うと思う」
若い頃の1年は、特に大切だ。長く感じるようでいても、その一瞬一瞬が未来を掴むための土台になる。だからこそ、ウォルターは『今は』付き合えないと言って、柚春に選択肢を与えてあげようとした。
「僕にはあっという間でも、柚春は――」
「本当っ!? ワットにとって、1年でもあっという間なの?」
けれど柚春は、この手を離す気はないのだと掴みかかるように、ウォルターの言葉に重ねる。
「そうだねぇ、こないだ入学してきた子が、もう卒業か~って思うくらいには」
「なら待てる! 良かった……指輪が仕上がるまでに、ワットの気が変わったらどうしようって考えちゃって」
「あのねぇ……そんなに嫌だったら、そもそも『いいよ』なんて言わないし、車を出してまでこないよ」
欲しいと言ったのは柚春からだけど、選びに行こうと言ったのはウォルターだ。
そんなことも忘れてしまうくらい、柚春を不安にさせていたなんて。先日の再告白もそうだけれど、もっと気にかけてやらないと叱られてしまうな、とウォルターは苦笑する。
――甲斐性をお見せにならないと、どうなっても知りませんよ?
「……メアリの言う通りだねぇ」
「お2人さん、注文は決まったかい? それとも、メニューを見るより宝の地図を見てたのかい?」
随分嬉しそうだねと海賊衣装の店員に言われ、ウォルターはニヤリと笑う。
「この情報は高いよぉ? 何をサービスしてもらおうか」
どうやら楽しみ方がわかってきたらしく、ノリノリで返す彼を見習って、柚春も注文をする。
これが欲しいな、あれも付けて貰わなきゃ割に合わないかな? なんて楽しそうにメニュー選びをする2人を見て、店員は「よほどいいお宝を見つけたんだな」と一緒に喜び、ドリンクが運ばれた際には前祝いだと宴の音頭をとって楽しませてくれたのだった。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月30日
参加申し込みの期限
2024年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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