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睡魔と戦え!
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【
白沢 絢子
、
浅井 幸太
の肩に手製の毛布をそっとかける】
「いくらなんでも居眠りしてるヤツが多過ぎだろ?」
休み時間、
八十八旗 信彦
はいくつもの教室を渡り歩いていた。
GW前なのに、もう中弛みか?
これは寛容な学級委員の信彦さんも見過ごせないな!
手にはマジックペン。学級委員であることをいいことに、あらゆるクラスでイタズラを謀っているのだ。
1年1組は特に居眠り勢が多かった。彼ら一人ひとりの顔に、丁寧に落書きしていく八十八旗。
瑠璃条 ベガ
も居眠りしている一人だった。
ニヤリ。
ほくそ笑むと、八十八旗はマジックペンのキャップを外した。
昨夜のネットゲーム三昧で寝不足だった
屋敷野 梢
は、西門の駐車場にいる。なぜか三つ編みが片方ほどけていた。
さらには前方、包丁を持った不気味な奴がいる。
「あー、なるほど。これは夢ですね!」
屋敷野はポジティブだ。
これは夢ですからー。こ、怖くないですからね?
こ、こっちこないでくださーい、あははー。
……きゃーーっ! 夢でもコワイですってー!
学校敷地内をひたすら逃げる。なんとか逃げ切った北校舎の廊下で、彼女はかつての親友に出くわした。
「あ……や、やっほ!」
今はもう存在しない、病に伏していた親友。見透かしたような目で屋敷野を睨む。
「……相変わらずですね、君は。痩せ我慢やめて心からの笑顔を見せるって約束、まだちょっとかかりそうですね」
屋敷野が取り繕っても、相手はじっと睨んだまま。
「どーせ夢のなかの君は、私の妄想なんでしょーけど……これだけは報告しまーす! 私にも、好きな人ができ……」
「誰か助けてぇっ!」
校舎内に悲鳴が響き渡った。
悲鳴の主は
雨寺 凛
。彼女もまた幻覚を見た一人だった。
「凛、起きなさい」
この声はパパ?
「凛、誕生日おめでとう」
私の誕生日は10月だよ?
「お前が前から欲しがってたギターだよ」
赤いギターは私の……あれ、これって12歳の誕生日の時の……。今の私の「相棒」と出会った日。
でもパパがなんで学校に……って、あれ、いない?
凛は廊下に立っている。
ザクッ。
刃物が何かを切る音。いや、自分の体を切られた音。
振り返ると、包丁を持った睡魔がいた。
切り口に手をあてる。赤い血がねっとりと張り付いた。
私、斬られたの? もしかしてこれ、血?
ちちち、血がっ、血がっ、ととと止まらない!
「誰か助けてぇっ!」
その場に尻餅をつく凛。睡魔は包丁を振り上げ、凛にさらに深い傷を負わせようとする。
「こっちに来ないでっ! いやあああぁっ!」
そばにあった物を手に取り、迫る睡魔に向かって夢中で振り回す。
ヒステリックなその一撃が見事顔面に命中、睡魔は倒れこんだ。
「あ、あれ? 倒れた?」
睡魔を伸した物、それは愛用の赤いギターだった。
「そっか……パパがくれたギターが私を守ってくれたんだ……ありがとう……パパ」
「わーすごいです。あの変な人をやっつけちゃうなんて」
悲鳴を聞いて駆けつけた屋敷野は感心していた。
しかし彼女は気づいた。伸びていた睡魔が意識を取り戻し、起き上がろうとしているのを。凛はギターを抱いたまま気づかない。
「助けないと!」
咄嗟に彼女はろっこんを発動していた。「胡蝶の夢」。
蝶になった屋敷野はなるべく高いところまで飛ぶと、能力を解除。ヒップアタックが睡魔の下腹部に直撃した。
「ふー危ないところでした」
包丁を持った睡魔を倒した凛と屋敷野は、現実へと戻っていった。
瑠璃条 ベガ
は、孤児院で過ごしてきた今までのことを思い起こしていた。
孤児の中で最年長だった彼女は、成長するにつれ皆の世話役を担っていた。
両親は死んだと言われている。きっとそうなんだろうと、彼女も思い込んでいた。
しかしベガの目の前には今、知らない二人の幻影があった。
暖かい二人。ベガの心がざわつく。
「パパ! ママ!」
無意識に叫んでいた。手を伸ばせば伸ばすほど、それは遠くへ、そして影を次第に薄くしていく。
「待って、行かないで! どこにいっちゃうの……私をひとりにしないで!」
消える寸前の両親の目は心配そうだった。ベガが寂しがっているのではないかと、気を遣っているようだった。
そうなのかな?
私は寂しいのかな?
迷っていたとき、体を揺らされた。
ベガは、起きている人間によって、夢の世界から救い出されたのだ。
「ん……ひこ、にゃん?」
そこはいつもの教室。目の前にいるのは
八十八旗 信彦
だった。
「おはよう、ベガっち! 怖い夢でも見てたのかな?」
何かを企んでいるようなカラッとした笑顔。頬を手で覆っている。
「どうして分かるの?」
「そう顔に書いてあるじゃん! どうしたって強い想いってのは、顔に出ちゃうものなのさ。俺の顔にも、ほらっ、この通り!」
頬にあてていた手をどけると、そこには「I want you」の文字が。八十八旗は自分の顔に落書きしていたのだ。
「この俺が傍にいるんだから、もう安心さッ!」
文字を見たベガは、ちょっとの驚きの後、嬉しさで涙を流した。
パパ。ママ。私は寂しくないよ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月29日
参加申し込みの期限
2013年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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