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睡魔と戦え!
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【巨大睡魔との攻防1】
「あ、あれー、私教室に居なかったっけ」
教室で寝ていたはずの
緑野 毬藻仔
は、グランドの端にいた。
呆然とする緑野だったが、視界に
浅井 幸太
をとらえて一安心する。
「あ。浅井先生だぁ……って何あれ。でっかい……」
浅井は巨人に追いかけられていた。必死の形相が離れていても見取ることができる。
巨人が足を上げ、浅井を踏みつけにかかった。
危ない!
このままでは間に合わない。咄嗟に緑野は太陽を見た。ろっこん「光合成」が発動、体内水分を使って身体能力を強化する。
間に合って!
心で念じ、浅井の元へひた走る。速度は野性のチーターにも迫る勢いだ。
どーん!
間一髪。巨人の足が踏み潰す前に、緑野は浅井を抱きかかえたまま地面にダイブしていた。
「浅井先生、大丈夫ですかぁ」
「あ、ああ……」
巨人はすでに次の所作へと移っている。二人いっぺんに踏み潰そうとまた足を上げた。「早く逃げないと……」
が、緑野は体が思うように動かない。ろっこんでの消耗が激しかったようだ。
「大丈夫か緑野!」
「浅井先生だけでも逃げてくださぁい……」
生徒だけ置いていくわけにもいかない。というか
浅井 幸太
、腰が抜けてその場を動けなかった。
万事休す。
が、ここで新たな救世主。
二人の上空を黒い影が過ぎる。常人を逸した跳躍で飛び越えると、影は巨人の足にタックル。バランスを崩した巨人は大きな音を立てて後方へ倒れこんだ。
「二人……とも……今のうちに……」
陸上部の
志波 拓郎
。浅井の熱い昼練に付き合った彼は、授業開始と共につい居眠りし、夢の世界へと放り込まれた。
顧問の浅井を急かすと、起き上がろうとする巨人に立ち向かう。と、すぐ耳元で弾ける音がした。
「……なんだ、爆竹? ……馬鹿兄貴、思い出した……」
苦い思い出も、今や志波にとっては助走の一つ。頬を両手で叩くと巨人に向かって駆け出した。
ろっこん「ハイヤードジャンパー」。走った距離に比例して、ジャンプ距離がのびる。起き上がった巨人の脛あたりを目がけ、再びタックルしにかかった。
校庭にでかいのがいるな。
少し離れたところから、
御剣 刀
は戦況を見届けていた。
とりあえず、ありえない存在が目の前にいるのだから、これは夢だ。どうやったら覚めるんだ? アレを殴り倒せば良いのか?
冷静な分析で、御剣は刀袋から木刀を取り出す。やけにジャンプ力のある奴が巨人の相手をしているが、一人では厳しいだろう。助太刀するしかない。
走り出す御剣、その途中、同じ方向を目指す同胞に出会うのだった。
戌井 創
。彼は校庭に中学時代のバスケ仲間を見出していた。違う高校にいる、いつか戦いたいと思って、分かれたはずの元仲間。
「みんな? なんで?」
自然と駆け出していた。そして御剣と出会うに至る。
「俺は
御剣 刀
、一人より二人だ、良かったら手を組まないか?」
「はい? 手を組む?」
グラウンドに目を戻すと、そこにバスケ仲間の姿はなく、どでかい巨人が独占している。
「わわっ! なにあれー!?」
「たぶん夢だろう」
「ああ、夢なの……」
「とにかく、戦ってる奴がいるから、手伝いに行くぞ」
木刀を持ち直し、御剣は駆け出す。
「お、おう!」
戌井も続いた。
御剣と戌井、巨人との攻防に参戦。
グラウンドに突入するなり、戌井は思う。
試合と一緒だ。
目前に控えるのは、いつだって自分より大きな存在。
小さいなら小さいなりの戦い方がある。ちょこまか動き回って、相手を翻弄すればいい。
そして仲間。信頼する彼らがいるからこそ、戌井はその動きに徹していられる。
「えへへっ、チーム戦だねー、得意だよっ」
志波の横に御剣は着く。
「助太刀しようかい」
タックルでは巨人の動きを封じるのが手一杯。志波は疲れを隠せなかった。
「ああ……よろしく……」
巨人は足元の戌井を踏み潰そうと躍起になっている。そのチャンスを狙って御剣、撃鉄の落ちる様をイメージ、ろっこん「加速」を発動させる。木刀を脛目がけて打ち込む。
着実に巨人へダメージを蓄積させていった。が、巨人の体力は桁外れ、長期戦へと持ち込まれていく。
これより少し前、旅館の若女将
常葉 治
は、自分の体が「完全な女」になっていることを察知していた。
ふと、やりたいことを考える。
温泉、水着……もとの体ではできないこと。
しかし、きっとこれは夢。儚い夢。
私の心は女だと、両親たちに告げた日が蘇る。
「それでは、今日からは若旦那ではなく、若女将としての教育をしなければいけませんね」
母は全てを悟ってくれた。
「お前はお前らしく今のように堂々と生きればいい」
父も後でそう言ってくれた。
私は堂々といきます。
この夢にあるのは私の願った体。けれど、それに甘えることはできません。
私は若女将ですから。いつも堂々としていたいのです。さあ、この夢を終わらせましょう
夢の世界で治は自転車置き場にいた。するべきことは見えている。
グラウンドで巨人の睡魔と戦っている彼らに協力する。倒せばまた元の世界。男の体の自分。
女の体に一顧の憂慮もなく、治はグラウンドへと足を踏み入れた。
巨人の背後から、治のろっこん「咲乱」。グラウンドから幾弁もの花が咲き乱れ、巨人の足元をすくった。
「おお、すげー!」
ちょろまか動いていた戌井はスタミナの限界に近づいていた。治のサポートはまさに救いのオアシスだ。
トドメを決めるチャンス!
御剣が斜めに傾く巨人の足に飛び乗り、加速度に任せて腹から胸を駆け上がる。
「この一撃は必ず決まる! 決めてみせる!」
巨人の喉を目指した。
さらに場面は変わって、こちらは現実世界。午後一番の授業は終わって、休み時間に入っていた。
生物部部室にやって来た
逆巻 天野
は、そこで眠りこけている
屋敷野 梢
を発見した。
「なんだ、寝てるのか」
授業をすっぽかして寝ているのだろうか。二人きりなのを確認し、逆巻は彼女の頭を撫でたり、三つ編みをほどいたり悪戯をする。
それでも起きない屋敷野。そのうち自分も眠たくなって、隣でうとうと。逆巻も夢の世界へ仲間入りを果たした。
逆巻は故郷の雪を見た気がした。
学校に、春の雪。
同時に、親に別れを告げられ寺へ引き取られた日も思い起こされる。
可哀そうな思いは、するのも見るのも、こりごりだ。
逆巻は寝ぼけていただけかもしれない。彼はグラウンドにいた。
何人かに翻弄されている巨人を見て、可哀そうだと思ったのだ。
ろっこん「裏切りテリトリー」。使うのは能力反転。陣内で使われる能力が全て逆転する。
魔方陣の上でなければ発動しない能力が、夢の世界ではイメージが解決した。範囲も増大し、グラウンドにいた者たち全てに適応される。
「え……まじ……?」
志波の「ハイヤードジャンパー」は距離の比例係数が正から負へと転換、ジャンプと同時に後方へ吹き飛ばされる。フェンスに激突し、気を失う。
「体が急に重く……!」
御剣の「加速」は「減速」へ。喉に木刀を突く寸前で速度を失い、落下。全身を叩きつけられる。
「!」
治の「咲乱」も、花たちがしおしおと枯れていった。
グラウンドの巨大睡魔戦、形勢が一挙に傾く。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月29日
参加申し込みの期限
2013年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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