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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
睡魔と戦え!
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【居眠り先発隊、教室に会す!】
周囲で眠っている人に、自分と同じ夢を見せてしまう。そんな他愛もないろっこんであるが、能力の範囲が度を越えてしまうと、とんでもない事態を招くものである。
ただし、春の陽気に負けた精神力の弱いものだけが餌食になる。まず、居眠り常習犯が次々と夢の世界へと放り込まれた。
五十嵐 時雨
は遭難していた。校舎の中で。
「ちくしょう……迷った……」
授業中だったはずが、なぜか図書室にいた。とりあえず教室へ戻ろうと廊下へ出たはいいが、来た道を知らないので帰ることができない。たぶん知っていても帰れない。
方向音痴の彼女にとっては、校舎さえダンジョン。しかもなぜか人っ子一人見当たらない。せっかくアレンジしたギリギリの制服姿も、これではアピールするチャンスがない。
そう思った矢先だった。
何かがいる。
廊下前方に、謎の人物。服には大きく「睡」の一文字。寝子島高校の生徒でないことは明らかだった。手にはオノが握られている。
時雨は静かに踵を返す。気づかれないうちにその場を脱した。
何かがおかしい。しかし何がおかしいのか分からない。とりあえず、ヤツとは戦わざるをえない、そんな気がしていた。
「徒手空拳じゃどうしようもないな……」
手頃な武器を探そうと校舎をうろつく。
中学時代につるんでいた不良仲間と出くわしたのはその最中であった。
「せっかく足を洗ったってのにもー……気まずいぜ……」
なぜ高校校舎にかつての仲間がいるのか。そんな当たり前の疑問も持たず、必死にヤンキーに戻る気はない意思を伝える時雨。
ここが夢の世界だとは、微塵も思わないのだった。
(なぜワシは『あの家の自室』におるのじゃ?)
大田原 いいな
も、夢の中で幻覚を見ていた。
彼女の男性嫌いを形成させた根源が、目の前にいる。
(母は、こ奴がワシの父になると言うた)
腕を引っぱられる。さらに何かを言われた。
大田原は必死に逃げた。
「何が起こったかは思い出したくない! 思い出したくないっ!」
悪い夢なら覚めてくれ。大田原は強く願った。
「いつまで寝てるのよっ!」
ピシャリと頬を張られるような、威勢のよい声で大田原は我に返る。苦しみで歪む表情を緩ませ、目を開くと、寸前に
尾鎌 蛇那伊
がいた。
「お、男……?」
開いたシャツから隆々とした胸筋が覗いている。体のつくりは男らしさ抜群だが、口調や漂う雰囲気は女性のものに近かった。
「こいつら全員、私一人で相手しろっていうの?」
そこは見慣れた教室。机や椅子は置いてなく広々としている。のだが、大田原や尾鎌がいるのとは反対側、教壇や黒板の前に、大小さまざまな生き物がずらりと並んでいた。こぞって「睡」と書かれた服を着ている。
「あなた達も協力しなさいよ!」
あなた達と言われて、横を見る大田原。
愛用の木刀を携えボーっと立っているのは、剣道部所属の
伊藤 佳奈
。大田原同様、事態をいまいち飲み込めておらず、あくびを一つかみ殺した。
「手分けしてやっつけましょう。私はあのガタイのいいコにするわ!」
尾鎌はそう言うと、声色からは想像もできない素早い動きで、相手集団の真ん中にいる、体格の良く似た睡魔へと突っ込んでいく。
「よ、よし! ワシはちっこくてわらわらしているのをやるかのう!」
勢いに乗せられ、大田原も続く。尾鎌のインパクトのおかげで、先ほどの悪夢は吹っ飛んでいた。
「片っ端から潰せば良いのだな、良いのだな?」
懐からロケット花火を取り出し、ニタリ。
「行け、笛花火乱舞!」
鋭い騒音と共に乱れ飛ぶロケット花火。小さな睡魔を撃退するには十分な威力だった。
まだ状況の把握できていない佳奈は、鉄パイプを持った睡魔三体と対峙している。
間違いないこと。それは、この睡魔相手ならばどんなことをしてもいいらしいということ。
「普段使わない技を試すチャンスですねぇ」
間延びした声で言ったやいなや、正眼の構えをとる。
「家伝の技、見せてあげるよ!」
気魄がこもり、口調にも切れが出る。
にじり寄ってくる睡魔たち。師範である祖父にしごかれた日々を思う一方で、佳奈は決して正眼を崩さない。
佳奈と睡魔の間を、ロケット花火の流れ弾がヒューと通過していった。
最も近くにいた一体が鉄パイプを振り下ろす。佳奈は冷静にそれをいなし、落ち着いたまま歩を進め、舞うようにして一回転、睡魔の背を叩いた。迷いなく決まる一刀に音はない。静かな余韻だけ。睡魔は何をされたのかも分からないまま、その場に立ち尽くしている。
続く二体目の攻撃も、勢い任せで狙い澄まされていない。得物を軽く弾くと、下腹部にひと突き。ダメージはワンテンポ遅れてやって来るだろう。
残る三体目はジャンプして迫る。佳奈も跳躍した。相手は隙だらけ。脳天に木刀を直下。鮮やかに決まる。
佳奈が着地するのと同時に、相手も背後で地に着く。と同時に、叩いた三体全てが床へと崩れた。思い描いたままの過程と結果を実感する。夢とは得てしてそういうものだ。
「やった、出来たぁ♪」
喜び跳ねる佳奈だったが、はたと気づいた。自分は今、道着ではなく制服姿。
えっと、誰も見てなかったよね?
尾鎌が佳奈を見てウィンクする。
「あなたやるわねぇ」
まぁ、あの人ならいっかぁ。
そのとき、突然の訪問者現る。
「よっしゃあやっと着いたぜ!」
教室に駆け込んでくる少女。方向音痴の
五十嵐 時雨
だ。手にはバットが握られている。
教室一体の時間がぴたりと止まった。
「あれーここも違った!?」
続いて入室してくるのは、時雨を追いかけていてた睡魔。
「あーもううざったい!」
そう叫ぶと振りかぶって睡魔の横っ面を叩いた。睡魔一撃で撃沈。
「残るはアナタだけね!」
尾鎌は構えを正し、気合を入れなおす。彼は中国拳法の使い手だ。
相手のパンチやキックを、力の流れを読み切って軌道を逸らし、ダメージを最小に抑える。相手が人でないのをいいことに、攻撃は容赦ない。
「良い子は真似しないでね!」
究極の一手。睡魔はコテンパンに打ちのめされる。
教室に巣食った睡魔、全て沈黙。
4人はそれぞれ安堵の笑みをこぼし勝利を分かち合う。いずれ各々のタイミングで、夢の世界から覚め元の生活へと戻る。
「お? あそこにおるのは……」
大田原が窓の外を見る。グラウンドには大きな睡魔がのさばっていた。
「貴様もワシの餌食となれい!」
外に向けて放たれるロケット花火。
それは次なる戦いの幕開けを告げていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月29日
参加申し込みの期限
2013年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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