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寝子島高校
睡魔と戦え!
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【
浅井 幸太
「変な夢だったなあ……って、授業始まってるじゃないか!」】
「ん、ここは……体育館の裏?」
長谷川 凜
は、退屈な授業に飽き飽きしていたら、いつの間にか体育館裏へ放り込まれていた。
(嫌な事を思い出したな……今と昔は違うんだから気にする事はないぜ)
言い聞かす長谷川。小学生時代は、教室に居づらくてよく体育館裏へ来ていた。
嫌な思い出は連鎖し、長谷川の前ににいくつもの幻影を浮かび上がらせた。
父の廃れた背中、貧しいころの生活、再婚、財閥の一員、成り上がり、義母の陰湿ないじめ。
隠れ場所だった体育館裏に、ニヤリと怪しい笑顔を浮かべた義母が出現する。
い、嫌だ……嫌だ……!
義母の幻影を押し退け、長谷川は走り出した。
万条 幸次
は飼い猫の花遊を探していた。
花遊とは中学生のころから生活を共にしている。高校に進学し独り立ちするときも、花遊と一緒に移り住んだ。一人っ子の幸次にとっては弟のような存在だ。
今朝も校門前で別れた。きっと学校内のどこかで居眠りしているだろう。
花遊の居そうな場所をいくつかあたってみたが、一向に見つからない。誰かに聞いてみようにも、人さえ見かけることがなかった。
「なんか変だ……」
そう言って、首をひねったときだった。
「あっ、花遊! ……あれは?」
生徒玄関から、愛しい弟が姿を現した。
そのすぐ後を睡魔がつけている。動きを止めた花遊の背後で、持っていたオノを振り上げた。
「危ない!」
体が勝手に反応していた。睡魔の前を駆け抜け、花遊を抱きかかえる。背中にオノの風圧がかかった。
「逃げよう!」
毎日遅刻ギリギリを自転車で駆けるので、足腰はそこそこ自信があった。
校舎の前をひた走る。
「わあっと!」
男子生徒と正面衝突しそうになる。義母の幻影から逃れていた長谷川だ。
「こっちは危険だ!」
「でも、でもお母様が……!」
錯乱している長谷川。睡魔はすぐそこまで追いついていた。
抗う術はない。このままでは二人と一匹、やられてしまう。
「助けてくれー!」
校舎二階の窓から誰かが飛び出し、宙を滑空する。
空手部の
奈良橋 博美
が、ろっこん「トンビの飛翔」を用いて、睡魔に突撃した。
「俺が相手をする」
オス!
気合を入れ、型をつくって睡魔と対峙する。
口調と勢いは男性そのもの、男子制服を着こなしているが、声は正真正銘の女の子。小柄で子供っぽさが隠せていない。
春の陽気に耐えながら授業を聞いていたはずだが、なぜか誰もいない教室にいた。悲鳴が聞こえたので窓の外を見ると、オノを持った悪者に追いかけられる生徒の姿。数刻後には、窓枠を蹴り滑空していた。
睡魔が体勢を立て直し、オノを横振り。
(隙だらけだ)
奈良橋、さらりとこれをかわす。
「こいつを倒せば、このおかしな状況から脱することができるのか?」
襲われていた二人に声をかけてみるが、同時に首を傾げられる。
「とりあえず、襲いかかる火の粉を払うしかないか」
身長差は30センチほどもあったが、そのハンデをものともしない俊敏さで、奈良橋は睡魔を翻弄した。
基本に忠実に、相手の攻撃を避け、隙の出たところを突く。短絡で読みやすかった。
小粒の反撃であったが、積み重なれば大きなダメージ。ほどなくして睡魔は崩れた。
奈良橋、一礼の後で型を崩す。
「やった!」
花遊の手を振って、幸次は小躍りする。
「俺は……そうだ、ここは義母のいない寝子島だ。楽しい高校なんだ」
次第に冷静さを取り戻す長谷川。
「俺は見つけたんだ。体育館裏よりも安心する場所を」
視界が暗転する。睡魔、そして迷いの過去を打破したと自覚した3人は、現実へと帰っていった。
「ちっ」
屋上でその一部始終を見届けて、舌打ちする者がいる。
睡魔を配下において、この世界を掌握しようと目論む
桜崎 巴
。
背後には、数体の睡魔を付き従えていた。
「もっと優秀な睡魔がいればいいんだがな」
振り返り、睡魔たちを睨む。
「まあ、もうちょっとこの世界を楽しもうじゃないか」
屋上に彼女の笑い声がこだました。
一方、誰にも惜しまれないまま最終回を迎えようとしている熱き男がいた。
ヴォーガー(注:玩具
カルトヴォーグ
で遊ぶ人たち)との戦いの日々に疲れた
二階堂 旭
は、木陰で昼寝しつつ、葛藤していた。
いまさら俺に何が出来るっていうんや。
俺はもう戦えないんや! なぜなら俺にはもう何も…何もないんや
二階堂の精神はもはや、こぼした牛乳を吸い取ったまま誰からも見放され置き捨てられた雑巾のように、ズタボロだった。よく分からないがそういう設定らしい。
「本当にそう思っているのか?」
懐かしい声に呼び覚まされる。
お前らは!
「コータロー! ユウ! リイチ! そして謎の黒マント仮面男!」
競いあったヴォーガー達が、まるで総集編のように勢ぞろいしている。彼らとは良きライバル、そして良き友となり、いつの間にか解説キャラへと成り下がっていた。いるのかいないのかよく分からない回とかもあった。
「二階堂君、僕達は知ってるよ」
「お前は一人なんかじゃない」
「いつでも一緒じゃないか!」
ああ……ああ!
「「「だから戦え! 二階堂旭!」」」
幻影たちが二階堂の心を揺さぶる。自然と落ちる涙。
「へっ……図々しい奴らや、ゆっくり寝かせてもくれねぇ」
やが、マジで目ェ覚めたで!
チャージ1万回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!!!
熱き闘志にチャージゴー!!!
ヴォーグプレイ(ろっこん「ヴォーグ空間」発動)!
いくで! 俺のシャイニング・ドラゴン・エンペラー
「このヴォーグ空間にいる限り俺は負けへんで! 俺には仲間がおるからや!」
……ヴォーガーの戦いの日々は終わらない。
二階堂先生の次回作にご期待ください!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月29日
参加申し込みの期限
2013年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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