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寝子島高校
睡魔と戦え!
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【
桐島 義弘
「今日はやけに寝ている生徒が多いな(メガネがギラリ)」】
北校舎の屋上でさぼっていた
弘明寺 能美子
は、携帯をいじっているうちに眠っていた。
そして今はなぜか、校舎と校舎を挟む中庭に立っている。親に連行されてこの高校に入った弘明寺にとって、学校色が豊かに出ているこの場所はあまり好きではなった。
中学までは繁華街で遊びまくっていたのに、今は小さな島で退屈な毎日。どうしてこうなった。
前触れもなく、目の前に現れる派手な服の女達。
「どうしたの? なんか顔色悪くない?」
かつて一緒になって悪さをやった遊び仲間だった。
「早くクラブ行こうよー、ノジカ」
……うるさい、その名前で私を呼ばないで!
そう強く念じると、わき目も振らず走り出す弘明寺だった。
モデルをやっていた頃の、決して思い出したくない荒れ果てた過去とともに、逃げた。
講堂の屋根では、
テオドロス・バルツァ
以外に二人が眠りについていた。
彼らには小人の睡魔がいくつも群がっている。
「ん~? ……何かドンドン音がするな~……今日って何かのお祭りだっけ~……」
夜榊 水月
は眠い目をこすりながら起き上がる。眼下に校舎とグラウンドが見渡せる。服に「睡」の文字をつけた巨人が暴れていたり、必死に走っている女の子がいる。近くで眠る者や小さな睡魔の存在には気づかない。
「……ん~……皆元気だな~……頑張れ~♪」
声援を送ると、水月はテオの横で再び眠りこける。
「今日はオカルトよりも……ずっとお昼寝のターンだよ~……」
代わってもう一人が目を覚ました。
アガサ・プレラチ
は、小人の睡魔たちの手によって、床に貼り付けられてしまっていた。
「ん……んん?」
これはどういう事でしょうか?
小テストの答案用紙を埋め尽くして睡眠中のはずだったが、なぜか講堂の上にいる。とりあえず起き上がってみた。
「おぉ、非力な私でも簡単に引き千切れますね。軽く感動です」
改めて小人を見る。よく見れば体に「睡」の文字。
「小人さんが居るという事は、ここは夢の中でしょうか?」
眠っている水月には気に留めず、状況考察を始めるアガサ。
とりあえずこの邪魔な小人たちをどうにか処理しなくては。
「そうです、夢なら前みたいに発明する事が……っ!」
夢を夢と自覚する――明晰夢。
「高いお金を出さずに塵一つ残さない掃除機が欲しい。そんな思いから出来上がったのがこちらになります」
明晰夢と分かれば、思いのままに夢を操作できるはず。アガサはそう帰着した。
「掃除機ならオカ研に置いてあるのが超強力ですよ~……ムニャ」
浅い眠りの最中だった水月が、アガサの声を聞いてぼやいた寝言だった。直後、タイミングを計ったようにして、テオがニャアと猫らしい寝言を言った。
水月のろっこん「路地裏は猫の王国」の発動条件がそろってしまった。これにより、水月の寝言から連想される幻覚が、アガサの目の前に出現する。
「おぉ……出来ました」
超強力な掃除機の誕生。自分で編み出したと思い込んでいるアガサだが、その実水月の助けがあったわけだ。
「さて、それではスイッチオン……と」
しかしそこは夢。幻覚だったはずの掃除機がブオオンと動き出し、小人たちを吸い込んでいく。
吸いきれなかった小人も、水月の寝返りのはずみで、空中へ押し出される。
アガサと水月。二人の無意識チームワークで、講堂上の睡魔一掃。
御巫 時子
は鳥を追っていた。
小学校時代、時子は青い鳥を確かに見た。
(私の近くで旋回するとどこかに飛んで消えていった)
幸せを届けてくれるという青い鳥。
夢の世界で、彼女はその青い鳥に再会した。鳥は校内の建物を縫うようにして飛んでいく。まるで時子をどこかへ導くように。
「待って! どこに行くの……?」
講堂の前まで来ると、鳥は上空へと旋回して、広い空へととけ込んでいった。
「あの時と同じ……」
幸せを届ける青い鳥は見えなくなってしまった。
つぶやいたと同時、講堂の屋根にいる一匹の猫を発見する。
お日様を浴びながら、猫の横でまったり眠る。今の私にとってそれが最高の幸せかもしれない。
時子はどうやって猫の元へたどり着こうかと思案した。
私も鳥のように飛べたら。
心の奥底で悔やんだそのとき。
講堂から何かが落ちてきた。
「きゃっ……」
水月が突き落とした小人の睡魔だった。顔面に落ちてくる寸前、手で払いのける。どうやらそれがトドメになったようだ。
「何かしらこれ……」
地面に落ちたそれを見ようとしたが、体が思うように動かない。走った疲れがどっと押し寄せたようだ。
時子の夢旅行はそこで終わった。
起きるといつもの教室だ。寝ていたことは先生に気づかれていない様子。ホッと胸をなでおろす時子。
猫と一緒に寝ることは叶わなかったが、それは現実でやってみればいい。
窓の外を見ながら、幸せのありかを教えてくれた青い鳥に感謝する時子だった。
過去から逃げる
弘明寺 能美子
、一心不乱に校内を走り抜けている。いつの間にか睡魔にも追いかけられているが、本人は全く気づいていない。
ドンッ!
誰かとぶつかった気がした。しかしそれも意に介さず、弘明寺はさらに走り続ける。現実へ戻るにはまだもう少し時間がかかるのだった。
ぶつかった相手は
桜崎 巴
。早い段階で夢の中へ放り込まれた一人だったが、目だった行動を起こさず身を潜めていた。学校の敷地内ではあるが、どうやら現実の場所ではないことまでは把握していた。
ほどなくして、弘明寺を追っていた睡魔も現れる。
(何だい、この木偶の坊は……こんなのがここの支配者かい?)
殴り飛ばしてやろうか、と思ったが、ふと違ったアイデアが浮かぶ。
(ここは奴らを騙くらかして、あたしのしもべにしてやるとするかい)
思い立つと、桜崎の行動は早い。
「あんたが追っていた女は、あっちへ逃げていったぜ! 早く追いかけたらどうだい!」 尻をたたくようにして睡魔を急かす。睡魔は、少し戸惑った様子を見せたが、桜崎に従った。
「あーっはっは、こりゃ愉快だねぇ!」
奴らに必要なのは的確な指導者だ。桜崎がそれを担い、睡魔軍団を作る。こんな愉快なことがあろうか。
不穏な空気の漂い始める夢の世界だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月29日
参加申し込みの期限
2013年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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