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LIQUID -Star Chronicle- 狂乱の炎編
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【サイドクエスト『未知なる探求』カーネフォラ海の大穴】
着実に一歩を進めることもあれば波乱のハプニングに見舞われることもある。己の足跡をたどってきた道へと刻み、残してゆくのが人生ならば、旅はまさしく人生そのものだ。
マシロ(プレイヤー:
白 真白
)の
拾い上げた地図
には、ひとりの男の人生が余すことなく描きこまれている。彼はこの地図に向き合い、見聞きし、時に泣き笑い、感動し、時に恐ろしい目にもあいながら、その全てを込めた。マシロの手のなかで、地図はまばゆく七色に輝いていた。
地図をくまなく埋めるのは目的のひとつでこそあれ、地図そのものに価値を見い出すのはそれを記した者だけだ。彼の地図は美しく思い出の品ではあれど、マシロの胸を満たすものとはなり得ない。マシロにはマシロの埋めるべき地図があるのだ。
「ハルコンさんがなにを見つけたのか。私だって、自分の目で確かめたいもんね」
彼が旅の終着点で目にしたものは、いったいなんだったのだろう。彼はなにをマシロへ託したのだろう。答えを見い出さねばなるまい。
眼前には延々と長く続く回廊があった。終わりは見えないが、そこへたどりついた者があるという事実はマシロの勇気となった。
「よーしっ」
深淵を目指し、歩き出す。
「<先導するは星座の輝き>!!」
三枚のカードが翻り、宙を駆け、マシロの能力を底上げしてくれた。操るカードはランダムな結果を導き出すが、そこへ介入し運命を自らたぐり寄せるのがストーリーテラーの本領だ。
「カードドロー! いいの出ろ~……あっ」
炎の攻撃をもたらすカードを引き、マシロはとっさにその場から飛び退いた。空へと出現した燃え盛る小隕石が降りそそぐ先には、黒ずんだゼリーのような魔物が震えている。オイルスライムだった。
「わあー!?」
着火したオイルスライムは赤熱して膨れ上がり、巨大な爆音とともに炸裂した。あとにはマグマだまりが残り、そこへ集まるオイルスライムたちが次々に誘爆していく。
「あ、危ないあぶない……こんなところにも出るんだもんなあ」
発布されたワールドクエストによれば、リキッド大陸の全域に黒く燃える水を吹き出す噴出孔が開き、オイルスライムが出現しているとのことだ。マシロも承知してはいたが、地の底を進むこの探索行においても遭遇するとは思っていなかった。
加えて、敵はオイルスライムのみではない。
「プレシオドラゴンにエラスモドラゴン、モサドラゴン? 恐竜タイプのモンスターかあ、強そう」
回廊は水竜の住みかとなっていた。水のない空間でその遊泳力は発揮されまいが、凶悪そうな爪や牙は冒険者にとってじゅうぶんに脅威だ。しかし退けねば、先へは進めそうにない。
「しょーがない! まとめて相手しちゃうよっ」
星団の加護宿るカード、<アルカナアステリズム>を繰る。
とびかかるエラスモドラゴンを光壁が阻み、反撃の雷球がスパークしてドラゴンをまとめて弾き飛ばす。炎のカードを引けば積極的にオイルスライムや噴出孔から流れ出す粘性の黒い液体をターゲットとし、誘爆を巧みに利用して敵の数を減らしてゆく。
「<天落ちるは星団の裁き>……!」
ストーリーテラーの運命を確かめるべく、三度のドローを行う。一度もかぶらずに三種の属性を引き当てることができれば、最後のカードにはボーナスダメージが乗算される。
炎。
雷。
「来たっ、氷属性カード! いっけぇ!!」
日々カードゲームへいそしむマシロに、ここぞという場面で幸運の女神が微笑んだようだ。無数の氷礫をはらむ突風が吹き寄せ、竜巻となり走り抜けた。氷の風は水竜の鱗を引き裂き、オイルスライムたちを極低温に包み凍結させ、さらには燃える水の噴出孔の直上へ陣取ると暴風は爆ぜ、地に穿たれた穴は氷塊が形作る蓋によって隙なく覆われた。
「はあ。はあ……ふう」
そうして難敵を退けながら、回廊を突き進んでゆく。
マシロの記してきたマップの空白も、つらなる道の先をいくらか残すのみ。あとわずかだ。
「……あ」
回廊の終端だろうか。巨大な石造りの扉のもとへたどりついたのは、進み始めて実に半日が経ったころだった。
扉の封印の仕掛けを苦労しつつも解除すると、巨石は轟音を奏でて滑り出した。徐々に開いていく隙間へ、待ちきれず身をねじ込むように踏み込む。
「う、まぶしっ」
視界がホワイトアウトし、思わずまぶたを伏せる。光にとぼしい地の底にこもっていたから、ちょっとした日の光にも目がくらんだ。
「って、日の光?」
目を見開く。陽光が明るく全てを照らしていた。空は黄金色。雲の流れてゆくさままで見ることができた。
巨大な、街ひとつさえすっぽりと収まってしまうだろう、あまりにも巨大な空間だった。地図で確認すると、ここは海上に位置するらしい。
石板に刻まれた古地図
で示されたあの大穴の場所とも合致する。
「たどりついたんだ……」
ここが終着点。クエストの終わり。旅の到達点。そう思うと一気に、マシロの胸を寂寥が埋めてゆく。
とはいえ、見るべきものはまだ尽きない。海の真ん中に穿たれた大穴だけに、空間の四方からは絶えず海水が滝となって流れ込んでいるのが見て取れる。大陸の一部が断絶し途切れたかのような、途方もない規模の滝だった。
不思議なのは、すり鉢状の空間がなぜ海水に沈んでしまわないかだが、答えは一見して明白だった……奇妙な光景であったが。
「海が……逆流してる? さかのぼってる?」
大穴へ落ちた海水は空間の中央、最下部で渦巻き、碧緑の輝きを得ると再び走り出し、ひと筋の流れを形作り急勾配を天へ昇るかのごとく押し上げられ、遡上してゆく。まるで水槽の水を循環させるポンプのようだ。
そう、循環だ。リキッド大陸を取り巻く海は、どうやらこの場を中心に循環しているらしい。
そして、その奇妙にして壮大な営みを成しているもの……空間の最下部、最奥に鎮座するそれこそが地図を通じて探求し続け、盟友ハルコンの発見した真実であろうことを、マシロは確信した。
「まるで……」
マシロはしばし悩み、そのうちうなずいて、それを見たままの言葉に表現した。
「う。宇宙船……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月20日
参加申し込みの期限
2023年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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