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LIQUID -Star Chronicle- 狂乱の炎編
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【ストーリークエスト『狂乱の炎』(1)】
炎帝の座、と名付けられた空洞に満ちるものは、第一に熱。第二に光。赤光と化し流動するマグマを景観として取り込んだ、不穏かつ壮麗な神殿、人でなき者がための玉座だった。
「なあーにが、大いなる意思サマ、よっ!」
烈火のごとき憤怒を隠しもせず、足元に転がる石塊を踏み砕いた少女こそがまさに、そこへ座する主であるらしい。つまるところ一見し、人ではなかった。熱風になびく金色の髪の頂点からは、真紅の二本角。口元に八重歯めいて飛び出した牙。背負った小さな翼や鞭のごとくしなる尾。可憐な紅のドレスを纏い、しかし火竜の顕現といった人外の様相を備える、少女は<炎将フルミエール>と呼ばれていた。
戦場においてソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)も一度目にしている。弧の騎士団<ヴォーゲンリッター>の将。そこへ並び立つ空将、殻将を退けてきた冒険者たちだが、目の前に立つ一見華奢な少女が同等の力を備えているとすれば、死闘を演ずるは免れまい。
「なんでアタシがあんな、化け物を! 我らが主、我らが大いなる意思ですって? まったく。馬鹿馬鹿しいったら……ああもう、クソっ」
「……何度も聞いた言葉ね。何者なの? あなたたちヴォーゲンリッターを率いる、大いなる意思とは」
力まかせに石柱を抉ると、白石のかけらは溶岩流へと落ち溶けていった。そうして少女然とした弧の騎士団の将はソフィアを、冒険者らをつまらぬもののように睥睨した。
「ニブチンね、人の子ども。気づかない? アンタたちは何度も目にしてきたはず。触れたことさえ」
「それは、どういう……」
「答えてやる義理はないわねえ!」
背の翼を広げる。炎の輪が衝撃とともに走り抜け、吹き飛ばされたソフィアを凛風(プレイヤー:
鷹司 凜太郎
)とポラリス(プレイヤー:
スピカ・フォーツ
)が受け止める。
「大丈夫かい?」
「つ……ええ、この程度。空将や殻将との戦いを思えば、さらに過酷な戦闘に……」
「アハハ、ペトリュスちゃんにシャルルちゃんのことぉ!?」
人の形をした獣は嘲笑する。
「心外ね、心外だわ! あんなザコカスといっしょくたにされたんじゃねぇ、このフルミエールさまの格が落ちるってもの。アホの水将、ベルモットちゃんもね。アンタたちもそう……下等でろくでもない人間風情のクセして、アタシと互角に渡り合えると思ってる。心外よ。フザけるんじゃないわよ? ゴミクズども、消し墨にしてやる!」
竜の咆哮がごとき怒号は冒険者らの身を震わせた。
しかし、彼らの四肢は白石のタイルを踏みしめ、退きはしなかった。
「……凛風。あいつを……たおそう」
「ああ、ポラリス。そのために来たんだからね」
リキッド大陸の各地に噴出した<燃える水>が引き起こす被害は甚大だという。噴出孔のいくつかは塞いでも、元凶たるは眼前に炎巻き上げるフルミエールであり、これを屠らねば脅威は晴れまい。
凛風はポラリスを背に<小烏丸・真打>を抜き放ち、ポラリスの手には<六華の境・万象評決>が輝く。ソフィアも杖を構え、立ち上がる。氷の魔力を帯びる魔杖<アーケイン・フロスト>は炎将討伐のために持ち込んだ新兵器だ。
「……いくわよ、みんな!」
ソフィアの叫びとともに、溶岩流から噴き上がる炎の柱が開戦の狼煙となった。
「うくく……っ」
炎将の手に現れた炎が形作る鞭の乱打を正面切って受け止めるのは、エイジ(プレイヤー:
佐藤 英二
)。
パーティにおいていわゆるタンク役の担う責は重い。エイジが倒れれば後方に陣取るエレメンタルブレイカーやセレスティアルロードなどの攻撃役はたやすく壊滅に帰するだろう。絶対に倒れるわけにはいかない。故にエイジの扱うスキルは生存重視だ。炎がもたらす炎上のバッドステータスはやっかいで、ほんの数秒で瞬く間に体力を削り取られてしまう。備えがなくば持ちこたえられまいが、エイジならば<セルフヒーリング>でダメージを相殺しつつ立ち回ることができた。
「それでも、少しずつ体力は減ってくなあ。装備を新調しといてよかった」
加えて今回はエイジも特別な装備を持ち込んだ。炎属性への耐性を得る<抗炎の剣と盾>だ。施された加護は炎将の繰り出す猛撃にも耐え、エイジをいまだ陣の先頭へ立たせている。
とはいえ、ヴォーゲンリッターの将を相手に万全はない。
「いつまで持つかしらぁ? アハハ! そおれ、それッ!!」
「うわ……!」
衝撃に盾を弾かれ、エイジはよろめく。
「危ない!」
走り込み並び立つ、もうひとりのタンクはケイ(プレイヤー:
早川 珪
)だ。彼はエイジほどにその役割へ特化してはいないが、
「これは猛攻だね、いつまでもは持たないな……アヤカ、いけるかい?」
「はい、ケイさん!」
セレスティアルロードのアヤカ(プレイヤー:
綾辻 綾花
)と連携することこそが本懐だ。ケイが敵の目を引きつけ、アヤカが強力な魔法の力を解放する……が、この場にあってはまだ、時を要するセレスティアルロードの極大魔法を詠唱する隙を見い出せてはいなかった。なぜならば、敵は炎将のみではないのだ。
「く……オイルスライムが!」
杖から放つ猫型のエネルギー弾が、粘性を持つ液状モンスターを弾く。炎帝の座には燃える水の噴出孔がいくつも開いており、オイルスライムが断続的に出現する。
恐るべきは、それらが炎将の攻撃によって誘爆を起こすことだ。
「エイジ、盾を構えて! いっしょに防ぐよ!」
「は、はい!」
ケイとエイジが掲げた盾が壁となり、アヤカらを守る。炎の鞭が翻り、起爆したオイルスライムの爆裂が巨大な衝撃波となって彼らを打ち据えた。
「きゃあ……!!」
熱波にあおられマグマ流へ投げ出される仲間がいなかったことは幸運だが、一撃にして彼らの負ったダメージは甚大だ。
「あらあら、その程度なのぉ? やっぱり、人の子はダメねぇ。脆くて、燃えやすくて……虫唾が走るわぁ!」
「……全ての厄災は道を開けよ。戦う者に祝福あれ!」
フルミエールの浴びせる更なる猛火を、球状の光が阻んだ。光はパーティのすべてを覆い、炎熱を断ち、持続的に体力を回復してゆく。
「<堅護回復(イージスリカバー)>! みんな、怯むな。俺たちの力を結集すれば、必ず敵将を討ち取れる。必ず!」
オサム(プレイヤー:
八神 修
)だった。かたわらにはアオイ(プレイヤー:
七夜 あおい
)の勇ましく拳を構える姿もあった。
新たな魔法を作り出す<魔法創造>、敵から学んだ既知の魔法を自らのものとする<魔法召喚>を巧みに操り、数多の魔法を駆使して幅広く役割を演じ分けることができるのが、オサムの強みなのだ。炎将との決戦においてはその本領の一端を披露し、仲間たちを強力にバックアップすることとした。
「アオイ、ケイさんとエイジの後ろについてくれ。隙を見い出したら突っ込め! もちろん援護するよ」
「オッケー、信頼してるよー軍師さん♪」
近頃は激しいバトル続きながら、彼女もこれが存外楽しんでいるらしく、オサムの頬は刹那にほころんだ。が、
「さて……このままでは不利だな。まずはオイルスライムへの対処が先か」
すぐにも口元を引き締め、うごめきわだかまる黒いスライムたちと、炎将の不敵な笑みを静かに見据えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月20日
参加申し込みの期限
2023年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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