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LIQUID -Star Chronicle- 狂乱の炎編
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【ストーリークエスト『狂乱の炎』(2)】
大陸に渡り出現するオイルスライム、それそのものはさしたる脅威とはならない。せいぜいがとんで跳ねて旅人の口なりを覆い、窒息させる事例があるかもしれないといった程度だが、ひとたび火の気が立てば話はがらり違ってくる。
「そおれ、燃えろ! 吹き飛べ!!」
炎将がひとつ手をかざせば巻き起こった火風が走り抜け、オイルスライムや燃える水の黒い粘性へ引火し起爆する。
「く……なんて火力」
ソフィアはローブの袖で口元を覆う。熱気を吸い込めば肺まで焼かれてしまいそうだ。エイジの炎の加護による盾やオサムの守護魔法によって持ちこたえているが、危うい綱渡りであり、誰かひとりでも陥落すればパーティは一気に瓦解するだろう。時間はあまりない。
一瞬で思考巡らせ、ソフィアは声を発する。
「アヤカ、ケイ! まずはオイルスライムを」
「なんとかするんですね、分かりました!」
パーティを二分する。といってフルミエールの猛火を少人数でしのげはしないから、最低限の人員でオイルスライムへ対処せねばなるまい。その役をソフィア、アヤカとケイで担うのだ。
「僕が前に出よう。その間にアヤカ、ソフィア、なんとか燃える水の噴出孔をふさいでくれるかい」
「はいっ!」
ウェポンマイスターのケイが盾をスライムへ叩きつけ、強引に前進する。ふたたび炎が引火し炸裂しても、アヤカと絆結び発動した<Pリンケージ>が被害を抑えてくれるだろう。
加えて、ソフィアも前へ。
「<水霧衣>……! 炎を遮断するわ」
霧をまとい、爆炎への抵抗力を高める。タンク役ほどにとまではいかないが、ある程度タフな動きが可能になるだろう。
杖を掲げ、冷気まとわせ放つ。
「斬り裂け、<氷刃嵐>!!」
凍てつく刃が名のごとく一陣の風となって吹き荒れ、オイルスライムの弾力あるボディを真っ二つに裂く。スライムにとって致命的なダメージとはならないが、動きを封じつつ、生半には起爆しないよう凍り付かせてゆく。
スライムが引火し作り出すマグマ溜まりがソフィアとケイを阻むが、これにはアヤカが対処した。
「詠唱、完了……! いきます! <ブラックホール>!!」
天にまたたく星々や宇宙の神秘を操り、長い詠唱を経て極大の破壊をもたらすセレスティアルロードの魔法だ。出現した漆黒の球状エネルギーが物体や事象の別なく吸引し始め、周囲には降着円盤が形成され始める。オイルスライムやマグマ溜まりの赤熱をも吸い込むと、宇宙ジェットの放出とともに激しく七色の輝きが明滅し、やがて重力崩壊を起こし消滅するに至った。
「今です……!」
「氷れーっ!!」
ソフィアの杖が空を走り、生み出された氷刃嵐が燃える水の噴出孔の直上にて回転し、凍てつかせ、氷結させてゆく。燃える水もろともに凍り付かせ生み出された氷塊は柱となって突き立ち、噴出孔を固く封じた。
まずはひとつ。
「よしっ! この調子で、残りもふさいでやるわよ」
「はい! 大丈夫ですか、ケイさん?」
「ああ、もちろん。もう少し頑張ろうか」
彼へ駆け寄りわずかな時を惜しむよう寄り添うアヤカをひとつ微笑ましく眺めた後、ソフィアはふたたび身構えた。
フルミエールの攻撃手段は主に、炎を意のままに操ることで形作る長大な鞭。掌から放つ豪火球に衝撃を伴う熱波。それに、肉薄し繰り出す鋭き爪の一閃。そのひと薙ぎが、光まとう拳を叩き入れんと跳躍したアオイをとらえ、吹き飛ばした!
「わっ!?」
「アオイ! 無事か!?」
すぐさまオサムが消失した堅護回復をアオイへかけ直し、立て直しを図る。アオイは煤にまみれながらもうなずいた。
「な、なんとか大丈夫~」
「ちっ。あっさり消し飛んでも味気ないと思ったけれど、案外丈夫じゃない? 面倒ねえ」
間髪入れずに飛ぶ炎の鞭の一打がアオイを襲うも、しかし入れ替わるように踏み込む凛風の刀が絡め取り、いなした。
「強敵だが、さて。ポラリス、いつもと少々違った手を試そうか」
「うん。いこう……凛風!」
アヤカとケイ、オサムとアオイがそうであるように、凛風とポラリスもまた表裏一体、一心同体の立ち回りを信条とする。
雪氷の扱いを得意とするポラリスの魔法はフルミエールの炎と相性がよくないし、凛風の小烏丸・真打が起こす閃風も猛火の勢いには相殺されてしまう。有効打を打ちこむには隙をうかがう必要があろう。
「<神域展開>。まずは見極める」
桜の樹霊たる凛風の顕現する奇跡が、結界となって展開される。真空に張りつめる結界内では炎の熱を阻み、また放つ真空の刃を研ぎ澄ませ威力を増大させる。
多重となって飛翔する剣閃をフルミエールがうっとおしそうに払いのけるうち、ポラリスもまた<銀盤・氷精の園>にて戦場を己のフィールドとする。6本の氷柱が突き立ち結界を成し、オーロラが内部の敵へダメージの倍化と、時間経過により強制的な凍結をもたらす。
「銀精、召喚……」
エレメンタルブレイカーは精霊の扱いにも習熟する。氷精の園に付随する形で出現する銀精は結界内でしか活動できないが、生成した氷の剣でもって自律的に攻撃をしかけてくれる。
「ああもう、邪魔くさいったら!」
おもむろにフルミエールが足元にわだかまるオイルスライムを蹴りあげ、空中へと弾いた。凛風の眼前にて、火の矢を放ちスライムを貫くと、炸裂する。
「っ!! そういう手もあるか……!」
隙を突く一撃ながら、間一髪。ジャストタイミングでの回避が<斬影の加護>を発動させ、凛風の能力を向上させてゆく。
「あら、これは効きそうね♪ そおれ、もう一度!」
今度は尾で二体のスライムを放り投げ、着火する。
「させないよ!!」
最前線、凛風の隣へ駆け込み掲げた抗炎の盾が、爆発をしのいだ。タンク役を担うエイジだ。
みなが役割を全うする。冒険者らが不遜な敵将と異なるのは、チームワークだ。強大な魔の者に対し人間はあまりに脆弱だが、それを補って余りある知識や知見、経験、そして育んできた絆がある。仲間たちがいる。
「だから……僕たちは、負けないっ!」
一閃、抗炎の剣が爆炎を切り裂いた。
溶岩流の熱もかすむほど、戦場はヒートアップしてゆく。苦虫を噛みつぶしたように、炎の将は吐き捨てた。
「ちっ。いい加減、燃え尽きなさいっての! このゴミどもが……!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月20日
参加申し込みの期限
2023年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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