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芽森菜々緒の迷走
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時、少し遅れて、ダンジョン攻略隊が徒党を組んで、現在、ぬるぬるスライム通路を慎重に進んでいた。
「俺、カナリアになって偵察してくる!」
桜井がオルゴールの金の鍵を強く握りしめると、ろっこん『ピヨコ変化』で黄色いカナリアに変身して、等間隔に明かりが照らされた通路の先を飛んでいった。通路を飛んでいけばぬるぬるになる心配もないし、小柄なので敵に見つかりにくい。更に彼のマフラーがほのかな輝きを放ち、鳥目になっても視界が確保できるのだ。
斥侯役は桜井に任せるとして、他の面々は転ばないようにゆっくりと進んでいくほかない。
「まずはダンジョンの踏破かー。シオさんと冒険してみたかったんだ☆」
タルトは武器であるデッキブラシとシオの肩を支えにしながら、ぬるぬるの床を進んでいる。
そのシオは錬金術士風の冒険者姿で杖に見立てた箒を支えにしている。
「服に汚れよけ防御アップかけます~。武器に属性かけつつ。ヌメヌメにもお掃除粉末ふりかけ~。これでぬめぬめをお掃除しちゃいましょうか。ちょっと時間を置きましょうね」
パーティーの防具の表面が、土の星の力でコーティングされてゆく。これでスライム塗れになっても、すぐにぬるぬるが落ちてべた付かないらしい。
シオは冷静に床や壁のぬめぬめを指に付着させて分析を開始している。
「ん~? 粘菌のような感触でしょうか? 大風呂掃除用の洗剤で洗い落とせそうですが。錬金術師らしく、武器にクエン酸や重曹的な成分のエンチャントを施してみましょうか」
まねきにゃんこペンダントに籠められた土の力が周囲に拡散すると、今度はシオの箒が輝きだした。
これで床を履いてみると、なんとぬるぬるがきれいさっぱり取り除かれているではないか!
「すごいな。これが生活の知恵か」
刀はシオの主婦力に思わず舌を巻いた。
そんな刀の格好は、軽装の刀剣士であった。
対して、アサシンめいた体のラインが浮き彫りになる全身スーツを纏った菜々緒の姿に、刀は思わず目を細めてしまう。
「芽森先輩はアサシンみたいだけど、そんなに運動神経あるのか? えっ、大丈夫? 見かけ倒しじゃない? フォローしようか?」
これに菜々緒は若干不貞腐れ、拳を素早く前に突き出してみせる。
「……心配してくれくれるのね。でも大丈夫よ。記憶がなくても“体が覚えている”もの」
「ああ、そうか……なら、いいんだ」
刀は、かつての『菜々緒』を知っている。頭の回転が速く、フィジカルも強かった『彼』若しくは『彼女』を知っている。
素人とは思えないほどの格闘センスを無理矢理に叩き込まれたオリジナルの菜々緒とナナオの身体さばきは、今の菜々緒にも健在なのだと、先程の突きから武人である刀には容易に理解できてしまった。
真白も重そうなハンマーの石突を支えに、プルプルしながら必死に立っているのがやっとだ。
「シオさん~! 早く掃除して~! インナーマッスルが限界だよ~!」
「真白さん、こちらへどうぞ!」
ぬめぬめを除去した場所へシオが真白の手を取って誘い、ようやく重装鉄槌戦士の真白は一息つくことができた。
そんな中、海はスケッチブックにダンジョンをマッピングする係に立候補し、正確に通路や曲がり角を記録している。
『うん、かんたんにだけど 地図えがいておくね」
(わ、結構複雑そう。ちゃんと地図描いていった方がいいよね)
ここまでかなり曲がりくねった道程である。
マッパーがいなければ、簡単に迷子になっていたはずだ。
(うん。こっち側は踏破完了。行き止まりだったから、ひとつ前の分かれ道まで戻らないと……)
だが海はマップに集中していたせいか、足元のぬるぬるへの警戒が疎かに。
そのまま盛大にすってんころりんっ!
「海っ!?」
刀がすぐに駆け寄る……訳にもいかず、シオにぬるぬるを除去してもらいながら海の元へ駆け付けた。
「大丈夫か? 怪我は?」
海は首を横に振る。怪我はないようだが……。
『……見た?』
顔を真っ赤にして、崩れた衣服を整える海。
海の服装は軽装というよりも肌に直接羽織っているような形状だ。
そんな衣服で盛大にすっ転べば、衣服が乱れて、パンツどころかアレやコレやが丸見えになってしまうわけで。
『刀、見たよね?』
念を押すように書かれたスケブの文字に、そのまま刀は無言でシームレス土下座をせざるをえなかった。
「……でも、海の身体、めっちゃきれいだった!」
「そういう問題じゃないよ! 生々しいんだけど!」
「うげッ!」
友の名誉のために真白は、刀のケツにお仕置きのハンマーをぶち込んでみせた。
「で、こうなる訳か……俺は赤鼻のトナカイじゃないんだけどな?」
「カッカッカ! 妾の発明との『こらぼれーしょん』とやらだな!」
海の剥き身の柔肌を目撃してしまった刀は、責任を取って巨大なソリを引くことになった。
ラピスの発明品である『ドコデモハコベール』という特殊なソリは、乗せた重量が何故かゼロになるという画期的なソリだ。
これを刀のろっこん『加速』でぬるぬる廊下を突っ走って滑走する事で、最速最短でダンジョンの奥へ突っ切る作戦だ。
「んじゃ、みんな、しっかり捕まってろよ? ――『加速』!」
強い踏み込みから前に出た刀は、そのままツルンッと勢いよく滑って猛然と最奥へ突き進んでいった。
「加速、完了……できないぞこれー!? ぶつかるー!!」
「「きゃーっ!?」」
こうして攻略班達は眼前の壁に突っ込むと、畳替えしの仕掛けになっていた隠し通路の中へへ吸い込まれてゆくのだった。
「おーい、戻ったぞみんな! って、おーい! どこ行ったー!?」
そして偵察に戻った桜井が取り残されてしまい、慌てて彼は奥にあったボス部屋へ急行してゆく。
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月12日
参加申し込みの期限
2023年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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