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芽森菜々緒の迷走
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合流組のように初めから攻略目的でダンジョンに挑む者もいれば、偶然巻き込まれた者もいる。
幸か不幸か、今回のネコジマダンジョン騒動では、2名の島民が巻き込まれた。
まずは
四夜五栖 手蹴
。人間ではなく、あやかしである。
彼女(そもそも擬態した人間の女性の姿であって、手蹴自体に雌雄の分別があるかは不明だが……)は、いわゆる妖怪の類ではなく怪物と呼称するに相応しい存在だ。真っ黒なタール状の粘性動物の姿は、常人が目撃すれば正気を失うほど恐ろしい形容だ。
そんな手蹴は様々な『食べ物』を取り込むことで知性を得た。
テケリ・リ
テケリ・リ
手蹴は冒涜的に『声』を発し、反響する音波で現在地が寝子島の住処の近くではない事を察した。
「仕事帰りにラーメン屋へ行こうと思ったら、何故かダンジョンに迷い込んでました。事情は解りませんが、いつの間にかこの場所に来ていました」
まるっきり説明口調で、誰かに語り掛けるまでもなく独り言を発する手蹴。
その腹から地獄の門が開くような重低音が轟いた。
「私は空腹で困っています。何か食べたいです。私は進化を求めます。味覚による刺激が私に更なる進化をもたらすのです」
テケリ・リ
テケリ・リ
手蹴はあてなくダンジョン内を彷徨い始めた。
一方、桜花寮に住む
水上 桜
もまた、今回の騒動に巻き込まれた。
水上はまだ日も昇らぬ深夜、急に目が覚めてお手洗いを済ませた。
そして自室のドアを開けた先は、薄暗いダンジョンの中だった。
「またか……また“フツウ”かぁぁっ!!!」
いつの間にかパジャマではなくファンタジー風冒険者の装備に服装が変わっているし、久々に、ふつふつとあの感覚が蘇る。
――理不尽な状況に巻き込まれたときの、あの腹の底から湧き上がる暑くて冷たくて鋭くて鈍くてひりつく痛みのような感情!
「ええ、わかってた、わかってたよ! 要はこのダンジョンをクリアしろってことでしょ! やってやるわよって、きゃあああああっ!」
怒りに任せて一歩を踏み出した水上は、思いのほか滑る床にすてーんっと転んでしまった。
「いたたたた……うへぇ、なに、このヌルヌルでベトベトなの? 床一面……いえ壁も一面ヌルヌルじゃない! 最っ悪……!」
水上はいつの間にか所持していたクロスボウを支えにして、ようやく立ち上がる。
そしてひとまず誰かいないか、声を上げてみた。
「だれかー! いませんかぁー!」
水上の声がダンジョン内に反響する。
すると、遠くから“鳴き声”が聞こえてきた。
テケリ・リ
テケリ・リ
「今度は何よ……この薄気味悪い声? そっちに、何かいるの?」
クロスボウを身構え、足元に注意しながら声のする方へ進む水上。
緩く右へカーブする道を辿っていた先には、不気味な声の主がいた。
テケリ・リ
テケリ・リ
「おや? 人間を発見。アドレナリンの匂いがします。激怒状態の様子。無駄な戦闘はしたくないのですが」
手蹴は全身からブレード状の触手を多数形成すると、水上の動きを注意深く観察する。
対して、水上は手蹴のブレード触手に対してではなく、その出で立ちに目を向いて驚いた。
「きゃあああああっ! ローション全裸プレイの変態お姉さんだー!」
手蹴はここに来た当初から、完全な全裸であった。
そもそも擬態のために服を纏っている感覚の手蹴にとっては、人間の衣服がなくなろうが些細な事である。
「この世界は服装がすべてファンタジー世界に対応するそうです。なので着用していた服は消失しました」
「いや、いくら異世界でも全裸で無双する主人公ってなかなかいないわよ……? でも身体から刃物が出せるのは助かる! そういうスキルなの? まぁいいわ、とにかくお願い! 前衛やってくれる? スナイパーは前衛がいてこそ、だから!」
正体不明だが話せばわかる相手だと踏んだ水上は、手蹴をパーティーに勧誘する。
むしろ、こんなドロドロダンジョンを単独で踏破などしたくない。色々と人としての尊厳が実際危ない気がしたのだ。
手蹴はしばし考え込んだのち、その首を縦に振った。
「分かりました。あなたと同行しましょう。無駄な戦闘を避けられるなら、それが一番ですので」
「それじゃ決まりね! 私の事は桜って呼んで! あなたは?」
「では、手蹴とお呼びください。テケリ・リ」
「その単語、なんか背中がぞわってするんだけど……とにかく、すぐにこんなとこ、踏破してやるわよ!」
憤る水上は僅かに正気度を削られながらも、手蹴という強力な全裸前衛職を加入させてダンジョンの奥を目指していった。
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月12日
参加申し込みの期限
2023年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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