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寝子島高校
ファイナル・エアーでばばばばばっひゅ~~~ん!
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春の盛りの四月のある日。
大学の入学式を終えて帰路についた
神薙 焔
は、塀を越えて街路へとこぼれ出すように咲いた桜を見て、ふと足を止めた。
眩しそうに桜を見上げる。三年前のあの日も、こんな景色の下を歩いて帰った覚えがある。
「懐かしいわね」
桜の天井を眺める焔の口元に、ふと笑みが浮かんだ。
中学までのドイツ暮らしを終えて、これから始まる日本での学生生活にわくわくしていたあの日。
式の間だけでも色んなことが次々起きて、これから退屈することだけは絶対にないだろうと思えたあの日。
そう、寝子島高校の入学式の日。
ほんの三年前のことのはずなのに、今はもうずいぶんと昔のことの様に懐かしい――。
入学式からの帰り道、
三ヶ島 葵
はもらった紙袋の中から教科書を一冊引っぱりだした。
(どれどれ……)
表紙から何ページか、パラパラとめくって眺めていく。熱しやすく冷めやすい葵の興味は、それだけですーっと引いていった。
理事長が遅刻してくるわ、いきなり生徒総会の様相を呈し始めるわで入学式からハチャメチャぶりを示してくれた寝子高だったが、さすがに教科書は普通だった。
「そりゃそうだよねー」
めくる指先をパっと離し、葵は軽く空を仰ぐ。
入学式の一連の出来事を思い出すと、自然と口元がニヤニヤしてきた。この学校なら、学生生活はきっと、いや間違いなく面白いことに満ちたものになるだろう。
これからが楽しみだ。
教科書が詰まった大きな紙袋を腕に、なんだか一筋縄ではいかなさそうな学校生活への期待と不安を胸に抱えて、
小山内 海
は帰りの通学路を歩く。
(そういえば、寮のルームメイトはどうなるんだろ?)
ふわふわとして落ち着かない心のように、サイドテールが小さく揺れた。
家の方針で、高校からは寮に住むことになっている。相部屋らしいが、ルームメイトはどんな子だろうか。
これから卒業まで一緒に過ごすことになるのだから、楽しく過ごせる子だったらいいなと思う。
ふと思い出したのは、新入生の誓いの最後。
(あの子とだったら、寮生活も楽しくなりそうなんだけど)
これからの日々の想像図を心に描きながら、海は帰っていくのだった。
人によってはゲッソリ疲れそうな入学式だったが、
野々 ののこ
の元気はまだまだ有り余っているらしかった。
アホ毛を揺らして駆けまわり、クラスメイトたちに挨拶してまわる彼女の姿を、少し前を歩く
佐藤 英二
が振り返って見つめていた。
(あの子、新入生の誓いの時の……。大勢の前であんなに勢いよく言えて、すごいよなあ)
ごく普通の平凡な学生を自任する英二は、注目を集めたり目立ったりするのが苦手な方だ。もし新入生の誓いなんてやることになっていたら、緊張でどうかなってしまっていたかもしれない。
それだけじゃない。ののこの誓いは元気と、これからの青春に対する強い気持ちでいっぱいだった。
(ああいうの、僕には絶対ムリだ)
視線を前に戻して、ふうと小さくため息をつく。
その時だった。
「これからよろしくね!」
後ろからばびゅーんと飛びだしてきたののこが、満面の笑顔と共に英二のことを振り返る。
なんのことはない、クラスメイトに対する挨拶だ。ちょっと距離が近いかもしれないが。
けれど間近で見た彼女の姿に、英二はほんの少しだけドキっとしてしまう。
(か、かわいい……)
そんな英二の様子に、ののこはきょとんと目をぱちくりさせた。
「どしたの?」
「あ、いやっ。……よ、よろしくね!」
「うん!」
ニコっと笑って、ののこは他のクラスメイトの所へ駆けていく。
その後ろ姿を見送りながら、英二はさっきの声がいつも通りだったことを祈った。
そんな賑やかな新入生の人波を、新生活への期待と不安が入り混じったいくつもの顔を、
伊勢 エリカ
は壁に寄りかかって眺めていた。
瞳を閉じ、ふっと口角を上げる。
「早いものだな、時が経つのは……」
ぞろぞろと流れていく大量の新入生たちを前に、先輩風を吹かせて呟いた。
その吹かせぶりといったら、艶やかな銀髪が風になびいて見えるくらいに堂々たるものだった。なお、その時その場に風は吹いていない。
そんな彼女の前を、「なにしてるんだろうあの先輩?」とでも言いたげな目で、チラ見していく新入生もちらほら。
エリカにとってその視線は、新入生たちから早速注がれる敬慕の眼差しに他ならないのだった。
「くぁ……」
新入生の人波を横目に、
黒兎 都
はあくびをひとつかみ殺した。
(校長先生の話、今年も長かったな……)
おかげで眠くて眠くて仕方なかったし、なんならぶっちゃけ今も眠い。あのまま続いていたら確実に寝ていただろうから、割って入って演説をぶちかました子は正直よくやったと思う。
ゲーセンにでも寄っていくか、それとも寮に帰って昼寝でもするか。この後の予定について考えを巡らせていると、足元に柔らかな気配がした。
「お、猫」
すっとしゃがんで撫でようとすると、すっと避けられた。
「……なんで避けられるんかの」
いつものことながら、小さくこぼす都。そんな彼女を尻目に、猫はそのまま塀の方へと向かっていく。
クラスメイトに声をかけてまわっているののこの姿に、
七夜 あおい
は彼女がいつの間にか隣りの席に座っていたことを思い出した。
心の中に浮かびかけた疑問は、けれど一匹の猫が足元を通り過ぎていったことで忘れてしまう。
「わっ」
あやうく踏んづけそうになって、足を止める。すると背中に、誰かがぶつかる感触があった。
「ごめん、大丈夫?」
「すまない、大丈夫か?」
二つの声が、ほとんど重なって耳に届く。
一歩後ずさりながら軽く頭を下げたのは、
八神 修
だった。
「ぼんやりしてしまっていたようだ。ケガがなければいいんだが」
「うん、大丈夫。私こそごめんね、急に止まっちゃったから」
「いや、俺も気付けなかったから」
お互いに謝罪の言葉を口にしあって、「それじゃあ」とあおいは去っていく。
(……可愛い子だったな)
小柄な後ろ姿と揺れるツインテールに、修はそんなことをふと思った。あるいは、ぶつかってしまったのだって、そもそも――。
そんな思考を払い退けるように軽く首を振った彼の耳に、どこからか猫の鳴き声。すこし高いところから降りてくるような聞こえ方だったから、迷わず門塀の上を見る。
するとそこには、二匹の猫が居た。一匹は、さっきあおいの足元を通り過ぎていった子だ。
「この辺りが縄張りなのか?」
返ってきた鳴き声は、多分肯定だったと思う。
「これからよろしくな」
指先を差し出すと、猫たちは鼻先をくっつけてくるのだった。
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グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月04日
参加申し込みの期限
2023年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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